
昨日の続きである!!
カングーの代替候補はサイズ的にBセグメントになる
カングーの試乗時にルーテシア0.9MTの試乗もお願いした
実は2回目の試乗なのだが、だいぶ印象が薄くなっていたので再度試乗をお願いした。
デビュー当時の印象はイマイチだった
低回転域のピックアップの悪さが、トルク不足のように感じたのである
当時おろしたてで当たりがついていなかったのか、電スロのセッティングの問題なのかは??だった
そして今回の試乗、明確にレスポンスが向上していた
もしかしたら当時試乗時にECOモードで走ったのだろうか?
ただ、この傾向はカングー1.2ターボMTのデビュー時にも感じたので
やはりセッティングが変更されたと思われる
(メーカーであればプログラミングで即解決)
以前にもカングーのATセッティングを日本に技術者が来日して、その場で修正して良くなった
同じ事を行ったのかもしれない
ともかく、今回乗ったルーテシア1.0ターボMTの印象はかなり良くなっていた
レスポンスが良くなったのでターボゾーンを維持しやすくなり、ターボのトルクを得られるのでアクセルワークでクルマのコントロールがやりやすい
今回は、さらの新車でないので少し上まで回させて頂いた
3000rpm以上ではリニアかつ明確にターボのトルクを感じながら、3気筒独特のビート感を味わいながらガソリンエンジンらしい回転フィールを楽しめる
速さも普通に使うには十分、いや回せる楽しさがあるぶん積極的に選ぶ価値がある
MTは既存の5速、設計の古さを感じるのはやや遊びが多い事
その遊びの中でスッと入るところを探して入れる
ちょっと古典的なミッションだが、へんな引っ掛かりがなく扱いやすい
カングーの6MTはカチカチで遊びが少ないのでスポーティだが、少し遊びがあった方がゆったり走れる
正直、カングーとルーテシアのMTは逆の組み合わせの方が各クルマのキャラにあっている
いずれにせよ不満のないミッションである
そしてカングーでも書いたように、リニアなハンドリングがルーテシアの魅力
けっして曲がりたがる性格ではないが、曲がり始めてからのコントロール性がよいので、曲がりが気持ち良い
ルノー車の最大の魅力は、このセッティング力だと思っている
これはカタログに乗せられないので地味な魅力だが・・・これはプジョーやマツダと明確に違う魅力である
ちなみにリアの乗降性は、母だとギリギリ厳しいかもしれない
その足で行ったのがプジョー
ターゲットは208だが、やはり話題のディーゼルにも乗りたい
これまた偶然おろし立ての308のディーゼルがあった(^^;)
試乗車は1.6Lのターボディーゼル
前評判通り始動直後を含めディーゼルのノイズはかなり抑えられている
308自体に試乗するのは初めて
乗り込んでビックリ、ハイテクのオンパレード!!
どう動かしてよいかわからない(笑)
そもそもパーキングブレーキは自動解除
ここまで自動化が進むと、かえって故障が心配になるのは被害妄想か!!
クルマのシャーシに関しては文句なしである、これはもうDセグに相当する
足回りもおろしたてなのにシャーシ剛性とダンパーセッティングのバランスが良くフラットな乗り心地で本当に快適
消音材をふんだんに使ってエンジンだけではなく補器類のノイズもかなり抑えている
先日乗ったVWのNEWパサートより正直乗り味は良い
小径ハンドルもすぐに慣れるのが不思議である
そのハンドリングはルノーよりもビビッドでメリハリがある!!
明らかにルノーより回頭性が重視されており、クルマがどんどん曲がっていこうとする
よくアジリティと表現されるこの特性は、最近の流行りではあるが足回りが負けそうな感じが、みじんもないのはさすがプジョー
普通アジリティを上げると安定性が落ちるものである。
ドイツ車はボディー側の剛性で抑え込むところを、サスで抑え込むのがプジョー流ともいえる
メリハリのある走り味は最近のBMWに近い
あえていえばルノーはメルセデスに近いともいえる
リニアリティのルノーか、アジリティ(メリハリ)のプジョーか・・・・お好みの世界である
肝心のディーゼルエンジンだが、これはミッションを一緒に語らないと本質がとらえられない
プジョーの1.6Lディーゼル音は抑えられているが、エンジンの振動自体を完全にシャットアウトしているわけではない
振動の量はバランサーの無い2Lガソリンの4気筒レベル
まろやかであるがエンジンの存在を主張する
この振動特性が不思議と気持ちよい
エンジンマウントとミッションマウントの設計の良さだろう
振動は共振を抑えるのが設計のキモである
特にミッションへの振動の伝わり方が良いので、ミッションの保持の仕方にノウハウがありそうである
発進すれば2000rpm位まで回転があり即トルクバンドに入る
その後アイシン製の6ATはポンポンとシフトアップしていくが2000rpmを下回る事がない
このセッティングが絶妙
基本回転を過給域に固定する事で即座に大トルクを発生させる
燃費には不利だが常にディーゼルの大トルクの恩恵を受けられる気持ち良さがある
エンジン自体も過給圧で出力コントロールする今時のセッティング
これもATが6速になった恩恵
ディーゼルは回転の上げ下げが苦手である
回転をできるだけ固定してギアの変速で速度をコントロールする
さらに回転を変えなくてもターボによるトルク可変により速度コントロールが可能となる
これが新世代のターボの走らせ方である(だからミッションの多段化が進む)
なので回転レスポンスが特に優れているわけではないが、トルクがあるので走りは先のハンドリングもあり軽快そのもの
トルクでぐいぐい引っ張る感触はディーゼルならでは病みつきになる(かも!)
タコメーターでなく必要なのはブースト計だろう
そして回した時の回転フィールも適度な鼓動感があり気持ち良い
ディーゼルなのにスポーツユニットのような躍動感がある
ディーゼルの特性を知り尽くしている、プジョーらしい良いエンジンである
ただ、残念な事に親を乗せるのはサイドシルの幅がありすぎて、308はまず無理!!
そして2008と208は1.2Lの3気筒ターボ6ATでの試乗
面白いのはエンジンフィールが前の1.6Lディーゼルそっくりであること
一気筒あたりの排気量が同じせいだろうか、エンジンの鼓動感がそっくりなのである
とうぜんディーゼルに比べればトルクは落ちるが、それでもルーテシアの0.9Lの比ではない。いやルーテシアの1.2Lよりも更にトルクフルである
このエンジンも過給圧でパワーを出すタイプ
つまりディーゼルのようなガソリンエンジンセッティングなのである
逆にルノー系は回転で稼ぐフィールを残すのでエンジンはシャープに回る
ビビットなシャーシにトルクフルで引っ張るエンジンのプジョー
リニアなシャーシにシャープなエンジン回転で引っ張るルノー
同じフランス車でもクルマのポリシーの違いがあって面白い
308から208系に乗り換えると遮音性の違いを感じる
(補器類のノイズが聞こえる)
ここはコストのかけかたが明らかに違う
一方、プジョーらしい軽快性は208系が上回るので308が良いとは言い切れない
2008は17インチの4シーズンタイヤのベクターであった
このタイヤであれば小雪はOKのはず
パターンノイズは大きめになるが、魅力的なタイヤである
16インチであればもっと乗り味は良くなると思うが・・・
肝心の乗降性は2008は高すぎてダメだろう208でギリギリ・・・ルーテシアとどっこい
先のトルク感は従来の日本車にない美点でわかりやすい
ディーゼル同様躍動感もありメリハリもある
高い評価のエンジンの理由がわかる
そしてノンターボであれば4ドアMTが選べるのは嬉しい
ターボ用とも思えるこの3気筒がノンターボだとどんな回り方をするか、乗ってみたいが試乗車はもちろんなし
そして、本日勢いでマツダアクセラの1.5Lディーゼルターボの試乗に!!
Cセグのアクセラは308と同格になる
そして1.5Lディーゼルと2.2Lディーゼルを持つ
スペックだけみると1.5Lディーゼルで十分である
っが、プジョーのATとのセッティングに大きな差がある
プジョーは常に過給のかかる回転域をキープするのに対して、アクセラは過給圧以下の回転域で空走状態で走る(コースティングという)
当然燃費は良くなるがアクセルONでの反応が遅れドライバビリティが落ちる
デミオでは気にならなかったが、車重の増えたアクセラやCX-3では厳しくなる
絶対トルクの大きさもプジョーのディーゼルが上であるし、振動の抑え込み方や消音もプジョーが一歩進んでいる
絶対的な振動はアクセラの方が小さいが、その伝わり方が安っぽい
過給圧を落とさないパワーモード(もしかしてある??)と、マウント系の最適化が進めばネガティブな部分は殆どなくなるだろう
アクセラの美点は他にある、シャープなエンジンレスポンスである
回す爽快感は間違いなくアクセラがプジョーより上である
ガソリンライクなディーゼルがマツダのディーゼルの特徴とも言える
そして信頼性と価格差、アクセラの1.5Lディーゼルは230万円から
この差を考えずに優劣を付けても意味がないだろう
308のディーゼルと比較するのであれば2.2Lターボでないと価格的にフェアでない
2.2Lとの比較であれば、また違った結果となるだろう(乗ってないので・・・)
そして、Gベクタリング?っだっけ!のシャーシは短時間の試乗では良くわかりませんでした(笑)
確かにスッと曲がりますが・・・元々マツダは曲がるので!!
余談
既に受注終了していますがデミオの15MB(レースベースの6MT)は中回転トルクの出方が使いやすくバランスがとっても良さげでした(某氏のを少しだけ試乗))
最後にフィアットパンダに試乗
ヨーロッパで4ドアBセグのベストセラーのパンダ
現行モデルから5人乗りになっていたのを先日知って改めて試乗
ロボタイズミッションはかなり洗練されてましたが、やはりこのツインエアーはMTで乗りたい
乗り味はルノーやプジョーよりロール感の良くて、パンダが一番自分好みでした
クルマの好みは完成度では計れないものです(^^;)
ただパンダの乗降性はちょっと高くて母には厳しそうだった・・・・
無いものねだりであれば
PSAの1.6Lディーゼルが208か新型C3に搭載されればベターだろう
(C4より価格が安い前提)
そんな中、カングーの本当の故障原因が見つかったかもしれないとの嬉しい報が・・・・このカングー代替車探しシリーズはこれで終わるかも(笑)
長文乱文お付き合いありがとうございました