
先月カングーの車検を珍しくDラーに出したら、普通代車はマーチと聞いていたのにルーテシアがあてがわれた(笑)
ならば走らねば勿体無いので、久々に山中湖までの試乗コースに引っ張りだす
ルーテシアのグレードはインテンス
1.2LターボのDSGミッション
色は大好きだったブルー(今は絶版)
実はカングーの故障が直らず、新車であれば候補になっていたクルマ
走り出してDSGが以前よりスムーズになっているのに気がつく
DSGが苦手な低速走行も気にしていなければトルコンとの差はほぼ感じない
エンジンは4気筒らしくスムーズかつ静か
この静粛性はBセグではトップクラス
新しいC3よりワンランク上
うるさいのが当たり前だったフランス車も変わったものだ(笑)
ルノーらしくターボのトルクよりエンジンを回して加速させるセッティングは今では少数派
ターボのトルクと変速機制御で加速させるクルマの多いなか
ガソリンエンジンの良さが生きるセッティングに共感する
ただレッドゾーンの6000rpmはちょっと低すぎ
自分の1.4OHC8バルブのカングーですら7000rpmからレッドゾーンなのに....
ちょっと勿体無い
ルノーらしさはステアリングフィールにも現れている
あくまでもリニアリティを重視し、ニュートラル付近から切った分だけクルマが反応する
必要以上のクイックさもない
だから長距離でも疲れない
国産のBセグでニュートラル付近のリニアリティがあるクルマ皆無
ここはルノーのクルマ作りの譲れないポリシー
シートもBセグの中では良い出来て、サポート性とフィット感が格別良いわけでないのに疲れないのは流石フランス車
ご先祖様のサンクのバカラあたりと比べるとガックリしますが、見た目だけの国産より全然グッド
ステアリングも合格ライン、フェスタには負けるが握り心地も悪くない
革ハンドルなのにペナペナ薄皮な某車のようなことはない(笑)
ちなみにステアリングの感触は個人の好みもあるので意見が分かれるかも
足は17インチ....これは流石にBセグには荷が重いと思いきや、意外とばたつき感が少ない
余裕はないものの17インチを履きこなしている。
こんなクルマはBセグでははじめて(スポーツグレードを除く)。
Bセグでは16インチですら履きこなしていないクルマが大半
街乗りでは軽快なフィールだが乗り心地は17インチのネガな部分が少し出て、衝撃吸収性はイマイチ
これが高速に入り追越車線を巡航するスピード域になるとジャストバランス
ホイールベースが長くステアリング剛性も悪くないので高速は安心してどこまでも行けそう
更にペースを上げていくとダンパーのレスポンスが追いつかなくなり修正舵が必要になる
ストラットの剛性不足は感じないので、単純にダンパーの性能
ルノースポールではないので、これ以上は欲張りか.....
サスを換えれば更に良くなるシャーシ性能は間違いない
全体的に若い人向けのセッティングで反射神経が衰えたジジイには少し落ち着かない
ワインディングもちょっと飛ばす位のスピード域が気持ちよい
リニアリティの高いステアリングは限界もつかみやすいし、17インチタイヤも高負荷時には良い仕事をする
マニュアルモードでの変速とアイドルストップの回復がもう少し早ければ言うことなし
全体の出来は現状でもBセグではトップクラス
そもそも、この大きさでBセグと言って良いのか疑問だが
16インチモモデルを選べば、街乗りでの不満もないはず
パワーは自分にはこのインテンスでもオーバー
1Lターボのマニュアルを選ぶ
これをガンガン回したらきっと、もっと楽しい

勢いで、翌々週にプジョー308SWディーゼルGT(2L版)をワンデイ試乗でお借りする
ルーテシアより、さらに一回り大きいDセグのワゴン
セグメントが違うこともあり、ルーテシアより全てが少しずつお金がかかっている
シートも一回り大きくフレーム剛性も高く生地も上等
特徴的な小径ハンドルの握り心地も少し良い
機密性、静粛性もワンランク上
ダンパーのフリクションも少なめ
150万円近い価格差があるので当然
違いは走り味
セグメントや価格差ではなくメーカーの差が大きい
確固たるボディー剛性と足回りで曲がるドイツ車に対し
ボディー全体のしなやかさで曲がっていく感じはルーテシアと同じフランス車の特徴
ステアリングフィールはルーテシアよりクイックでクルマ自体が曲がりたがる
2Lディーゼルという重いエンジンをフロントにぶら下げている感じはまったくしない
逆に重さでフロントの接地感がわかりやすい
それでいてリアの接地感が低いわけでもない
運転が上手になったような錯覚
わかりやすいスポーティーさならプジョーだろう
実は途中まで18インチタイヤとは気がつかずにいた
確かに街中での衝撃吸収性はイマイチ
それでも18インチでルーテシアの17インチ並みか、それ以上のフラット感はダンパーにかけられるコストの差
18インチでもワダチに影響されない造り込みはちょっとビックリ
古くて恐縮だがBMWのE46では17インチでのワダチの影響を受ける
かなりキャスターを寝かせて直進性を確保しパワーアシストを強くかけているはず
18インチのタイヤでもアシスト不足を感じさせない
ここもBセグよりコストがかかっているはず
そして注目のディーゼルエンジン
以前乗った1.6Lディーゼルの印象がとても良かった
ディーゼルなのに内燃機関の心地よい躍動と燃焼の良さそうな排気音
下手なガソリン車より気持ちよかった
2L版はスペック上は、それの2割増し
確かに一回り太いトルク感で車体をグイグイ引っ張る
ただ2割増し程には感じられない
2Lになり車重が100kg以上増加
いくらなんでも重すぎる
この重量増でトルクアップが相殺されている
とはいえ、ここ一発の中間加速はスポーツカー顔負け
ここ一発的な走りが好きな人には価値がある
エンジンの振動や音は少しでもオーディオをかけていると、まったくディーゼルだとわからない
重量増の多くは遮音材なのかもしれない
成熟の進んだアイシンの6ATの変則スピードやダイレクト感も文句なし
マニュアルモードでの変速スピードはルーテシアのDCTより早い
DCTとトルコンATのフィール差は一般用途では、ほぼなくなった
新型M5がトルコンATにしたのも理解できる
驚いたのが雨天性能
道志街道では台風の影響による豪雨にみまわれた
その雨の中でもフロントの接地感が失われない
フロントヘビーでタイヤ圧が確保されているとはいえ、18インチのワイドタイヤでこれは凄い
正直、久々にワインディングがとても楽しかった
これがプジョーの最大の魅力なのだろう
それでも個人的には1.6Lディーゼルを16インチにダウンして乗りたいかな(^_−)−☆
更に調子こいてシトロエンC4ピカソのワンデイ試乗も申し込んだ
この結果はまた後日