いや〜ビックリでしたトランプ大統領‼︎
まあ、なってしまってものは仕方ない(笑)
米国の民意であるから、とやかく言っても仕方ない
しかし、その背景にある民意がどこから来るのかは理解しておく必要がある
どうも日本でのトランプ氏への報道は過激な部分のみがクローズアップされすぎていたのでは無いだろうか
その部分だけ見ると多くの人がトランプ氏に投票した理由が説明出来ない
その民意の根底にあるのは格差社会である
富める者とそうで無い者の差が開いてきている
グローバルやITの波に乗れたもの(企業)と、そうでないもの
いわゆる中間層が減る中抜き状態になりつつある
それに対する不満の表れがトランプ大統領と考えられる
本題の自動車業界へのインパクトは、あちこちで書かれているので、あえて書く事もないかもしれないが…
トランプ氏に発言が全て実行されるわけではないだろが保護主義的な動きとなる面は否めない
(大統領になるまで労働者の味方のフリをしているだけで、有言不実行になる可能性も高いのでは?)
特にメキシコから米国に輸出する関税が引き上げられると、各メーカーの思惑が外れる
一方、大手メーカーは殆どメキシコに進出を決定していただけに、どこにメーカーが得したことにもならない
メキシコに限らず輸入関税が引き上げられるれば米国生産を増やす方向に向かうトランプ氏の思惑通りに進むだろう
関税は協定があるので簡単に変更できないが、ドル安施策を取る事は比較的容易である
この手の施策が出ると、まずは原価低減の大合唱となる
間違いでは無いが大きな落とし穴でもある
同じ利益を出すには、原価低減か売価アップか量(台数)を増やすかの3つしかない
本来やるべき事は売価アップだろう
つまり高くても買ってもらえる魅力的なクルマを提供する事である
10万円高く10万台売れば100億円の増収となる
一方、既にコストギリギリなのに10万円クルマを安く作るのは容易でない
例えば新型C3

このクルマは安いから買う人は少ないだろう
好きだから買う人が多いはず、例え10万円高くても‼︎
経済性ばかり重視するユーザーだけをターゲットしていると、こんなクルマは作れない
(そうゆうユーザーを大量に作ったのは日本メーカーだが)
魅力的なクルマであれば高くても売れる
こんな原理原則を忘れてはいけない
これから各メーカーの発言に良く耳を傾けて欲しい
コストダウンしか言わないメーカーの将来は厳しい
高くても売れる魅力的なクルマ作りを目指します‼︎っと言い切れるメーカーは生き残れる
Posted at 2016/11/11 07:43:11 | |
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《エンジニアリングとマーケティング》 | 日記