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37_Planning(サンナナ)のブログ一覧

2016年11月11日 イイね!

《エンジニアリングとマーケティング》No77 トランプ大統領と自動車のマーケティング戦略

いや〜ビックリでしたトランプ大統領‼︎

まあ、なってしまってものは仕方ない(笑)

米国の民意であるから、とやかく言っても仕方ない

しかし、その背景にある民意がどこから来るのかは理解しておく必要がある

どうも日本でのトランプ氏への報道は過激な部分のみがクローズアップされすぎていたのでは無いだろうか

その部分だけ見ると多くの人がトランプ氏に投票した理由が説明出来ない

その民意の根底にあるのは格差社会である

富める者とそうで無い者の差が開いてきている

グローバルやITの波に乗れたもの(企業)と、そうでないもの

いわゆる中間層が減る中抜き状態になりつつある

それに対する不満の表れがトランプ大統領と考えられる

本題の自動車業界へのインパクトは、あちこちで書かれているので、あえて書く事もないかもしれないが…

トランプ氏に発言が全て実行されるわけではないだろが保護主義的な動きとなる面は否めない
(大統領になるまで労働者の味方のフリをしているだけで、有言不実行になる可能性も高いのでは?)

特にメキシコから米国に輸出する関税が引き上げられると、各メーカーの思惑が外れる

一方、大手メーカーは殆どメキシコに進出を決定していただけに、どこにメーカーが得したことにもならない

メキシコに限らず輸入関税が引き上げられるれば米国生産を増やす方向に向かうトランプ氏の思惑通りに進むだろう

関税は協定があるので簡単に変更できないが、ドル安施策を取る事は比較的容易である

この手の施策が出ると、まずは原価低減の大合唱となる

間違いでは無いが大きな落とし穴でもある

同じ利益を出すには、原価低減か売価アップか量(台数)を増やすかの3つしかない

本来やるべき事は売価アップだろう

つまり高くても買ってもらえる魅力的なクルマを提供する事である

10万円高く10万台売れば100億円の増収となる
一方、既にコストギリギリなのに10万円クルマを安く作るのは容易でない

例えば新型C3

このクルマは安いから買う人は少ないだろう
好きだから買う人が多いはず、例え10万円高くても‼︎

経済性ばかり重視するユーザーだけをターゲットしていると、こんなクルマは作れない
(そうゆうユーザーを大量に作ったのは日本メーカーだが)

魅力的なクルマであれば高くても売れる

こんな原理原則を忘れてはいけない

これから各メーカーの発言に良く耳を傾けて欲しい

コストダウンしか言わないメーカーの将来は厳しい

高くても売れる魅力的なクルマ作りを目指します‼︎っと言い切れるメーカーは生き残れる
2016年11月07日 イイね!

《エンジニアリングとマーケティング》No76 トヨタのEV参入

本日の日経の記事にトヨタのEV(電気自動車)参入の記事が掲載された

2020年までにEVを量産するという。
ようやくというか、やっとというか…
以前よりも2020年がEVのターニングポイントとなる事を記載してきたが、どうにか間に合いそうである

さてトヨタのEVの実力は、あるのか?
テクノロジー面ではドライブトレイン系はHVが、そのまま流用することが出来る
っと安心してる節があるが、それほど単純ではない

HVのそれに最適化されたシステムは、EVに流用すると無駄な部分が多くなる
モーターのパワーも今より遥かに上がり、配線やパワートランジスタの電流容量ひとつとっても段違い
コスト競争力を確保するにはない殆ど作り直しになるはずである

また、近年の開発ではハードウエア以上に ソフトウエアの開発に時間とコストがかかる
テスラを見ていると、電池の充電、放電制御だけでも、かなり緻密に行なっている
何をすれば電池が持つのか
こんな事も実車を導入しているからわかるノウハウが多くある

EVに出遅れた、この数年はトヨタですら簡単に取り戻せないだろう
2020年までの4年間
本気でやるなら、燃料電池車の開発を止めてでも、EVに注力しなければ厳しい
プリウスに電池をいっぱい積めば良い的な発想で、EVに参入すると
競争力がなく赤字垂れ流しとなる

記事を見ていると、新規電池材料の開発が挙げられている
ここは、まさにキー技術であるが、それだけでは勝ち抜けない
投資金額も不明確ななか、本気度がイマイチ感じられないのは、記事の書き方なのだろうか?

いずれにせよ、トヨタがEVに舵を切った事のインパクトは大きい
日本の他のメーカーや素材産業も追随するだろう

2017年の東京モーターショウでは各社の(張りぼてでなく)本気のEVが並ぶ事を期待したい




●最近、ネット依存症が悪化しているので(-.-;)y-~~~、みんカラの閲覧も基本止めています。m(._.)m
2016年11月02日 イイね!

《エンジニアリングとマーケティング》No75 アウディWEC撤退とVWのWRC撤退

アウディがWECから、VWがWRCからの撤退するとの報道がされた

排気ガス不正で巨額なペナルティーを受け資金的に厳しくなった事が背景にあるのは間違いないが

マーケティング的には別の要因で捉える事が出来る

アウディはWECに変わってフォーミュラEに注力するという

毎回書いて恐縮だが、電気自動車への潮流は、更に大きくなった
(ノンビリしているのは日本メーカーだけ)

中国は元より、お膝元のドイツでも政府の指導で電気自動車へのシフトが進む

2020年を境に一気にその流れが加速するはず

その時に電気自動車におけるブランドで優位に立つ
これがアウディの戦略と読み取れる

恐らくこの流れはメルセデスやBMWへも波及する
レースの主戦場はフォーミュラEになる事もありえる

VWのWRC撤退は中国市場と北米市場と関連する

中国でのWRC開催はメドが立たず、米国でのWRC人気もイマイチ
一方、ヨーロッパでのブランドは十分確立されている
WRCに参加するメリットが弱い事が分かる

更に、レースベースのポロはモデル後半になりWRCに勝っても、更なる販促に繋がるか疑問がある

そんな中、4連覇したことでブランド確立の役目を果たしたと考えるのは自然である
(ルマンで勝てずWECから撤退出来ないトヨタはその逆)

VWは北米でのブランド立て直しが急務である
それを考えると最近北米でも人気の上がってきたグローバルラリークロス(GRC)へのワークス参戦が予想される
(そんな発表はされていないが)

GRCはWRCに比べれば格段にコストが掛からない
更にGRCにも電気自動車クラスが出来るらしい(VWが注力するならココ)

将来
F1⇨フォーミュラE
WRC⇨GRC
へとメーカーの主軸が移っていく可能性も高い


ちなみにトヨタのWRC参戦はヨーロッパでのブランドが弱い事を考えると(現代の方が売れている)。
その価値は高い。VWに変わって覇者となる事を期待せざる得ない(そう簡単ではないでしょうが)。

来年からWRCはTV放送が始まる、とても楽しみである(^.^)

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旧車のファンを増やすため 「大衆ヒストリックカー入門」を執筆(kindle) YouTube「大衆ヒストリックカーチャンネル」で情報発信していま...
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