
今回はKou78000さんからコメント書き込みでヒントをいただきました。どうもありがとうございました。
エンジンをトルクアップできたのだからきっとモーターもアップできるはずと考えました。
まずハイブリッドシステムの仕組みを調べました。ネットに落ちてたレスキュー資料がとても参考になりました。

モーターは交流でパワーを伝達しているそうです。

モーター駆動の電力ケーブルはトランクのバッテリー&インバーターから助手席の下あたりを通ってミッションケース内の交流モーターに伝達しているそうです。

動力ケーブルは床下の樹脂製カバーの中だったので簡単には対処できませんでした。そこで制御系ケーブルから静電気を除去することにしました。
まず床下の下記部分に導電性アルミテープを貼ることにしました。

フロントを10cmだけリフトアップしました。
床下写真はちょっと判りにくいですね。ノーファインダーで撮ったのでご勘弁下さい。ケーブルの樹脂製カバーにたくさん貼りました。センサー類のケーブルにもついでに貼りました。

エンジンは停止していたのですが、作業中にエアコンからの捨て水がポタポタ落ちてきたのでびっくりしました。
エンジンルームではハイブリッドシステム用の運転席側バッテリーからのケーブルがなんとエンジンの真上しかも発電機のノイズまみれのそばを通っています。いかにも静電気まみれになってしまう無防備な経路です。

導電性アルミテープを電線の被覆(非導電性の樹脂)の樹脂製カバーにたくさん貼りました。

エンジンカバーを外して、エンジンのインテークパイプにも追加で貼りました。

センサー類のコネクターにもついでに貼りました。

ついでにガソリン供給ゴムパイプにも追加で導電性アルミテープを貼りました。ガソリンから静電気を除去するとエンジン内部に供給されるガソリンの霧がむら無く広がるそうです。

異種類の物質がこすれあうと静電気は起きます。
リアのハイブリッドシステムの近くで発泡スチロールが走行振動でギシギシこすれて静電気を生産しているので導電性アルミテープで空気中に放電させます。少しでもマットと離れそうな部位を選びました。荷室のいちばん後ろの左右端の発泡スチロールの下には空気の排出口が有り、意外と空気の流れが有るのでコロナ放電された静電気が排出されます。

非常用切断コネクターや塗装された鉄板にもアルミテープを貼りました。
得られた効果はかなり大きく、モーターがトルクアップしました。エンジンもついでに少しパワーアップしました。
今日ディーラーで私のチューニングに関する予備知識が無い営業担当さんにちょこっと別件で試乗してもらったらすごい急発進になってしまい驚きました。気をつけるようにと警告するのを忘れていました。危ない危ない。

モーターがパワフルになるとやっぱりXVくんはハイブリッドカーだったんだなと改めて思いました。ゼロ発進時の初期加速がモリモリ乗るようになり、周りの車は置き去りです。
もしよろしかったら試してみて下さい。
翌日追記メモ
リアシートを外したら電力伝達ケーブルが丸見えなのを思い出したので一応対策してみましたが、更なる効果は感じませんでした。導電性アルミテープの静電気除去技術は直流弱電系に効果が限られるようです。
ついでにセンタートンネルあたりに導電性アルミテープを追加貼りしておきました。排気系の効率アップが目的です。
Posted at 2017/06/04 00:44:19 | |
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