328 512のブログ一覧

　そしてここからは308の私のインプレッションです。カーグラ風??で行きます。
　


　まず308のエンジンをかける時には停止してどれくらいがたったのか、気温、湿度はどれくらいなのかを考え、ガソリンを送り込んでやる必要がある。今回だと4回くらいでいいだろうかとアクセルを煽り、アクセルに軽く足を乗せてセルを回す。ブオン、とすぐにかかったエンジンは約１分ほど1000回転を保ってやれば、後は何もしなくても800回転程度のアイドリングを始める。

　
　５分程度の暖機が終わったので走り出す。しばらく走ると高速に入り、サービスエリアに入る。ここで飲み物を買い、合流の時に加速を試みる。柔らかいがカチッと入る絶妙なシフトをしながら３速5000回転程度まで加速し、合流だ。3000回転あたりから5500回転あたりまで、ワープするかのようにエンジンはスムーズに回る。　ギアのキーーーーンという音、吸気の音、ここにしかない世界がある。


　操作系はすべて重い。キャブなのでシフトノブも短く重い。パワステなどついていないので駐車などはもはや拷問だ。　ここで特筆すべきは重いアクセルだ。非常に重い為、踏み幅を実感するほど大きくする時にはそれなりの力が必要となる。　しかし、体感的には踏み幅は変わらない時でもちょっとした力加減の変化で車の音と加速感が変わる。まさにアクセルとエンジン直接の関係にあることを実感する瞬間だ。


　乗っていて思ったが、私の腕ではこの車は飛ばす気にならない。値段が、とか言った問題ではない。308はフレームにほとんど直接シートが取りついた設計となっている、つまり、腰から、手から、足から、大量のロードインフォメーションが入ってくるのだ。　

　ビッグスポイラーの効果もあってか直進安定性は優れている。自分はおそらく制限速度を守っていたと思うが、150kmくらいで最高に安定すると思う。(何が言いたいかわかりますね・・・?)　そしてショックアブソーバーがショックを吸収するため、本来は何のためらいもなくとばせるはずだ。

　しかし、普段拾わない情報、つまり、道路が完璧な平衡面ではなく、小さな穴などが確認されるものであることを伝える情報が入ることで、これ以上は・・・と思ってしまった。隣をマツダのCX5が160km以上と思われるスピードで追い越していく。きっと、あれだけ飛ばせるのはロードインフォメーションの違いも大いに関係があるだろう。


↑↑
　３年前に出た308meetingの写真
　

　しかし、結構なスピードで北陸自動車道の彎曲したコーナーを駆け抜けると、回頭性の良さに脱帽する。少しのブレーキングで鼻先を沈め、軽くステアを切るとスッと行きたい方向を向く。立ち上がりは決して無理はしないが、フェラーリミュージックに包まれながらゆったりと加速していく。

　こんな感じで約200kmはすぐに終わった。計500km程度を走ったが、308は全く調子が悪くなるような兆候を見せない。帰りにガソリンを入れる。高速では3000〜4000回転をキープする場面ばかりだったのに燃費は8.3を記録した。

　このような満喫感をもって家でご飯、お風呂を済ませ、もう一度ガレージに行く。長旅を共にした308に「お疲れ」と一声かける。　どうかこの「お疲れ」を私が父親と同じ、いや、それ以上の年になってもかけられるよう、一生懸命、維持していこう、その必要性を感じた旅だった。







　↑↑
以前撮った動画です。このころよりはスムーズに、もっと回せていますが、動画を撮り忘れました・・・

　こんばんは。更新が遅くなってしまいましたが、うちの３０８の特集を最後にして終わりたいと思います。

　まずは、数々の写真です。今回は幹事方々のおかげで素晴らしいロケーションで撮影できたため、すごく気合が入りました。とはいっても写真は下手ですが（笑）

　ノリタケの森での画像たちです。


　

　

　

　後ろ姿もたまりません。私は硬派な人間ではないのでノンオリジナルだから・・・とならず、単に美しい、と思えてよかったと思います(笑)

　そしてしつこいですが・・・



これはなかなかレアな写真だと思います。

　
　インプレッションとは記事を分けます。この後、インプレッションです。