ホンダ スーパーカブ50デラックス

ユーザー評価: 4.76

ホンダ

スーパーカブ50デラックス

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実用車の代表格 - スーパーカブ50デラックス

過去所有

実用車の代表格

ホンダ スーパーカブ50デラックス

おすすめ度: 4

満足している点
実用車として完成されているが、個々人の要求に合わせてカスタムする事が可能。

パーツの構造やレイアウトがよく練られており、各部の耐久性が非常に高い。
適切なメンテナンスを受けられる限りは何年でも同じ性能を維持して乗り続ける事ができる。

純正オプションはもちろん多くのアフターパーツに恵まれている。
不満な点
AA・JA型以前のカブはフレームそのものが経年や使用環境からのダメージを受けやすい。
リアフェンダー内部などフレームとなる鉄がむき出しで、塗装などの防錆処理を施したくなるが、安易な処理は水分の滞留などを招き、かえって寿命を縮めてしまう。
カブオーナーが最も手を焼く問題で、設計上唯一と言っていいミスだと思う。
言い換えれば、実用車として天寿を全うして朽ち果てる前提という事なのだろうが。

エンジンも最強ではなく、無茶な運用ではやはり致命的な故障を引き起こす。
特に、FIになる以前のモデルでは一次側クラッチが一般的で、クランクシャフトへの高負荷が避けられない。

フロントサスペンションがボトムリンクという古い機構になっており、クセのある動きをする。
乗りこなせば全くノーズダイブせずにブレーキングできるが、タイヤを押し潰してグリップを高めるような使い方はできない。
総評
ホンダはあくまで実用車として作っているが、カスタムのしやすさから愛着のわく一台。
高い積載能力と信頼性でどこへでも連れていってくれる。
パーツの供給も十分すぎるほどで、よほど古い年式のものでなければ修理可能。
デザイン
無評価
60年代に発売されて以来連綿と受け継がれている、ビジネスバイクとして完成されたデザイン
その特徴的なレッグシールドの有無でイメージもガラッと変化し、多くのユーザーの琴線に触れるデザインが創出できる点が魅力と言える
走行性能
無評価
あくまで実用車然としており、特筆すべきものはない。
同排気量の他車種と比較しても遅いし、シングルなので振動も多い。

サスペンションの構造が古く(ボトムリンク)クセのある動作になるため、慣れないうちは注意が必要。
リアブレーキをメインに使い、フロントブレーキは補助的に使うとよい。
フロントフォークを一般的なテレスコピック式に交換するカスタムもあり、クセのある動きを改善する事ができる。
乗り心地
無評価
純正シートの出来は良く、長時間乗っても疲労感が少ないが、モデルによっては硬い場合があり長時間の搭乗に耐えられないという声も。
全体的に前寄りのポジションになるため、窮屈に感じられるかもしれない。
ポジションを改善できる社外のロングシートやバックステップも存在する。
振動はお察しだが、純正マフラーの消音性能のおかげで静粛性は高い。
積載性
無評価
リアキャリアは純正オプションで拡張でき、フロントキャリアもあるため抜群。
新聞屋仕様や郵政仕様がある事も頷ける。
レッグシールドの上に装着するキャリア(通称ベトナムキャリア)で更なる拡張も可能。
法規上の耐荷重は60kgと見るべきであるが、設計上はそれ以上だとか。
詳しくは海外の運用例を参照のこと。
燃費
無評価
カタログ値は60km/Lを超えており、キャブ車としては抜群に良い。
弄るところまで弄ってしまうと40km/L程度に低下する。
価格
無評価
日本製ビジネスバイクの需要は新興国において非常に高く、程度の良い実働車は年々高騰している。
中でもノーマル車の人気が高いため、盗難には注意する必要がある。
故障経験
普通に使っている限り壊れない、ただし定期的に交換が必要な部品をケチりさえしなければ、の話である。

故障の殆どはベアリング類の劣化。
モンキー等とは異なり特殊なものは一切使われておらず、容易に入手できるようなものばかりなので対処は難しくない。

エンジンも最強であるような言い方がされるが、クランク・クラッチ周りが比較的弱く、無茶をするとダメージが蓄積されていき、ある時突然不動、といったパターンが多いように思う。
致命傷に至るまでに僅かな違和感しか感じないのが恐ろしい点。
カブの驚異的な耐久性は適正なメンテナンスの上に成り立っている事を忘れてはいけない。

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