ゼファー用(オートバイ)に使用するフルコンを探しているのですが、調べていく中で、世界中には様々なECUが存在する事がわかりました。
整理しないと収集が付かなくなってきたので、せっかくならブログの記事にしちゃおうと思います。
~はじめに~
・自動車に使用する訳では無いので、エントリーモデルを基本に比較
・海外取り寄せ品は、米ドル為替レート\150/$ で計算 (円安キビシイ)
~世界のフルコンご紹介~
■MoTec

言わずもがな、超有名なECUメーカー。オーストラリア産。
サポート・開発が手厚い分、お値段もトップクラス。
エントリーモデル「MoTeC M1 GP-Lite」でお値段、\270,000-
ロギング周波数変更やCAN接続モジュールをオプションで追加可能。お値段は。。。汗
カリカリチューンするには、良いと思います。気筒毎に様々なフィードバック制御が出来るそうですが、コンペディション車両でない限り、不要かな〜
メーカーの人間は別として、機能使い果たせる人が、日本に何人いるのやら。。。
昔は何社かの自動車メーカーが、エンジン台上ベンチの初期試験で、モーテックを使っていたそうです。最近はd-SPACEが主流? MATLABを活用したモデルベース開発ですよね。
■LINK

こちらも有名どころ。Motecと同じくオーストラリア産。比較的安価ながら、ロギング機能が超優秀(らしい)。不満な点があまり無い事が特徴?でも最近は日本代理店がサボり気味?
なんと適合ソフトは日本語対応可(但しLINK G4Xまで。最新型は未対応)。
エントリーモデル「G4X Atom」でお値段、\123,000-
'25/6/8
自分は最終的に本製品の上位品を選びました。最廉価品はブーストコントロール機能が無いので、ターボ車の人は注意‼︎
MAXX ECUと値段で悩みましたが、みんから民が多く使用している事、ノック信号のスペクトルアナライザーが搭載されている事が決め手になりました。
■MAXX ECU

こちらもそこそこ有名?かなり安価。スウェーデン産。
エントリーモデル「MaxxECU MINI BASIC」でお値段、$732.16- (\109,824-)
なんとキャナライザー機能搭載!便利!
ここのメーカーは、ハーネスセットがとてもお得。2.5mのハーネスをセット(上記写真)を購入の場合、合計$755.04- (\113,256)。その差たったの$22!
日本代理店があるので、関税を気にする必要もなし!
■HALTECH

こちらも有名。
エントリーモデル「Elite550」でお値段、$920- (\138,000)
結構安い気もしますが、日本語対応のLINKで良くない?って思える値段設定が微妙なところ。MMAPセンサーが標準搭載されているから、安いかも?
■FUEL Tech

最近見つけた、最有力候補のメーカー。ブラジル産です。
デジタルダッシュメーター内にフルコンが組み込まれた、少し変わったフルコン。細かな設定はできないので、乗用車に使用するのは物足りないかもですが、バイクには過不足なく丁度よい感じ。メーターも追加購入不要!
船舶の使用も想定しており、防水機能も完備。
値段もこなれていて、エントリーモデル「FT450 」でお値段、$1099- (\164,850)。現在、鋭意マニュアルを読み込み中。
ODOメーターも付いてるので、スピードセンサーを取り付ければ日本の車検にも対応可能。
CAN .DBCファイルの変更が出来ない事と、ノックリタード制御が無い事が致命的?そこまで点火時期は追い込まないだろうから、問題ないか?
■MEGA SQUIRT

自分が知る中では、最もオープンソースなECU。回路情報も公式サイトで公開されています。DIYキットも販売されていますが、有名なエントリーモデルは「MicroSquirt」お値段、$299.99(\49,998)!マジで安い。
電子レンジを買う値段でフルコンが購入できる!
ミアータユーザーに人気らしい?こちらも有力候補ですが、防水・防塵が無いです。(バイクには結構致命的)
みん友さんが使用している事で知ったECU。オーストラリア産。
エントリーモデル??「SL-4」でお値段、AU$2280- (\330,430)
まったくエントリーな値段設定ではない(笑)
高いだけあって超高性能で、ケースはCNCの削り出し。
入出力ピンが沢山設定されていますが、かなりの大電流(Max15A)まで対応。Gセンサーも内蔵。
最近?はトルクベース適合も出来るようになったそうです。すごーい。(エンジン台上ベンチ無しで適合できる自身がない)
腕に自信のある方、もしくはその道のお仕事されている方は是非!
■A'PEXi

パワーFC。こちらも国内では定番。
コマンダーの液晶画面は大体見えなくなる。(何回修理お願いされたかしら。。。)
こちらは正直よくわからないです。性能微妙と言っている人は、取付・セッティングを行ったお店がワケワカラン感じが多いですし?解析・適合ソフトは配布されているのかな?使っている人が回りに多いので、聞いてみようと思います。
サイズ大きく、防水機能も無いので、バイクには無理かな。
■HKS

F-CON V Pro (通称金プロ)、日本国内では定番?(今もそうなのかな?)です。
基本は車種専用。書換ソフトが一般配布されていないので、認定店でないと使用不可。防水機能なし。使えない。もちろん書換は認定店のみ。ムリポー。
こちらはちょっと番外編といいますが、DIYで製作するECUです。
オーストラリア発祥のオープンプロジェクトで、プログラム/電子回路等が無料公開されており、世界中の方が様々な車種に搭載をしています。特にミアータ(ロードスター)乗りに人気みたい?
圧倒的低価格で、1万円ちょっとで組み込みできますが、エンジン適合に加えて電気回路に関する知識も必要。でも思いの他、簡単にエンジン始動できちゃいます。