やっとの事で車検取得できたゼファー。
梅雨時ですが、雨が上がった合間を見て、ずっと走り回っていました。
超適当なセッティングですが、キャブレターと比べると、本当に乗りやすい。
いい意味でも、悪い意味でも、旧車感は大幅に減りました。
インジェクター化と点火時期のデジタル化が、ココまで効果的とは思わなった。
色々思うことがあるので、いったんここで整理。
1.パワートレインの諸元整理
KAWASAKI 750 TURBOのエンジンをボアアップした物を装着しています。
気筒数:4
ボア×ストローク:69mm × 54mm (= 807.7cc)
圧縮比:8.0 (計算値)
カムシャフトも変更されている様で、「GPz750F」のカムシャフトとの事ですが、詳細は不明。ネット情報では、IN側275度 EX側275度みたいだけど。
作動角情報はどこ探しても見つからない。
ターボはインプレッサ(GC8)の純正。三菱重工製 TD04L。
カム信号は取得できなかったので、マルチ噴射の同時点火で制御。
大事な事は空冷エンジンである事。水温の代わりにヘッド温度を熱電対で拾い、CAN-BUS経由で受信します。超便利!!
アイドル回転数は1500~2500rpm程度。負圧は-25kpa程度。
2.点火時期の更新
15度固定から大幅に更新。
LINKセッティング画面の等高線では設定値の変曲点確認ができないので、
結局EXCELを使用してマップ作成しました。
ハイオクを使用することを前提に、最大進角量を43度と仮定。(これから夏だし)
MGP 0kPaを最大進角点に。ブースト時は10kpaUP毎に点火時期を-3度。
逆に負圧側は、アクセルオフ時の点火時期変化率を、レスポンス係数および勾配係数として定義。
高回転時は、アクセルオフ時のギクシャク感を抑える目的で、点火時期の変化量を少なめに。中回転域以下は通常通りの勾配をつける事で、運転性を向上。
最後に、各回転数の設定がクロスしていない事を確認して完成。
マージンだっぷりな設定ですが、それっぽく走る設定を目指しました。
思い立って考えた係数ですが、結構効果的でした。乗りやすい。
シャシダイ試験&ノックセンサーつけるまでは、ひとまずコレでいいかな? 考え方が合っているか聞いてみたい。
3.ノイズまみれのTPS
ノイズの原因ですが、EMC的なものではなく、単に車体振動を拾ってしまうことが原因の様です。
コイツが使えない限り、加減速増量、アイドリング制御を有効化できないので、結構困っています。
1日考えて思いついたのが、15Hz近傍のローパスフィルター回路を取り付けること。 (ゲームのコントローラーに付いてる、ジョイスティック回路から発想)
これでダメなら、
無接点式(ホール素子)型の角度センサーを取り付けるかな。
結構な値段がしますが、背に腹は代えられない。
Posted at 2025/06/16 22:37:37 | |
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