黒銀２ドアトレノのブログ一覧

書かないつもりでいた個人的な話です



母について


母は昭和３年に横浜に生まれました

第２次世界大戦では横浜大空襲を経験

戦争は大嫌いでした
今生きていればウクライナの平和を願うことと思います

横浜第１高等女学校を主席卒業

横浜国立大学応用化学科卒業

その後、化学技術者として働く

父が定年退職後、熟年離婚
父は故郷の米子にいる祖母のもとに
母は横浜の実家で弟家族と同居

母は筑波に住む長男の家に転居

その後再婚して、兄の家から車で２０分程のつくば市の下妻寄りに転居

小生は当時、北海道に転勤中で経緯の詳細はわからず

その後小生は埼玉に転勤

当時
圏央道はまだ無く、下道を２時間以上かけて、孫達を連れてたまに会いに行ってました
母の再婚相手は物静かな温厚な方で孫達を可愛がっていただきました

優しい再婚相手に恵まれ、この頃、母は一番穏やかな日々を送っていたと思います

母の再婚相手に肺がんが見つかる
既にマルチメタ(多臓器転移)
オペ不適応で緩和ケアしか出来ず
手の施し様もなく急逝


母は独り住まいになる



２０１５年
小生は横浜単身赴任
母に会いに行く頻度が減る


独り住まいとなった母は、寂しいからもっと会いに来てくれと電話が増える

単身赴任中の小生は、埼玉の家族に会うのが精一杯で、母とはなかなか会えず


独り住まいになってから母は認知症を発症


２０１６年 夏

埼玉の家族のもとから単身赴任先の横浜に向かう際に、母に電話するが出ない


嫌な予感

つくば市の兄に、心配だから母の家に行くように連絡

呼び鈴を押しても反応無く、消防のレスキュー隊にガラスを破って救出依頼
熱中症で意識を失った母を救出
筑波大学病院に緊急入院
その後近隣のケアセンターに転院

もう独り住まいは無理と判断して、その後ケアセンターに入所を続ける


２０１８年 夏
小生は急遽退職

２０１９年から筑波サーキットに出入りするようになり、その度に母に面会に行く。

２０１９年
ケアセンターの外出許可を取り子供達、孫達に囲まれて母の卒寿のお祝い

２０２０年 母の９１才のお誕生日会を企画

新型コロナ感染拡大

ケアセンターは面会禁止となり、誕生日会は出来ず

感染を何としても防止しなければならないケアセンターは、その後面会禁止を継続せざるを得ない

コロナ感染拡大でイベント等は殆ど自粛



２０２１年１０月２５日
何とかビニールの仕切り越しに、母に面会
１年半以上会えず

母は痩せ細り、認知症も進行して、声も出ず、小生の顔をわかってくれたのか・・



２０２１年１０月３１日 深夜
看とり介護をお願いしていたケアセンターより、母の臨終の連絡が入る



享年９２歳は大往生だ

死因は老衰となる

しかし、面会出来ていた頃は、いつも笑顔で小生の差し入れを喜んでいた母

コロナのせいとは言え、ずっと面会出来ず、痩せ細り、弱り果てた母

臨終に立ち合うことも叶わず

もっと、もっと何か出来なかったのか！




小生は喪中、コロナ問題もあり活動自粛の中、筑波サーキットに行く度に母のお墓参りに



２０２２年３年２１日
お彼岸
息子が母が好きだった花を手向けお墓参り

息子の高校合格を母の墓前で報告しました




その後、まだ相続協議が終わらず放置されている母の家を息子と草刈りしました




小生は、これからも筑波サーキットに通うと思います

その度に。母のお墓参りと、母の住んでいた家の手入れを続けると思います

個人的な話を、このような場所に書き込むことは良くないことかも知れません

小生のブログを見ていただく方々には、お話しても良いかなと思います



これからも、いい歳したハチロク馬鹿を宜しくお願いします