スターターモーター交換他(始動系統リフレッシュ) & バッテリーリレー取付
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
最近は整備の目的が信頼性の向上に移りつつあるマークVですが、今回はエンジンの始動系統をリフレッシュしました。
写真は私のマークVから取り外したMotorcraftの純正スターターモーターです。
新車時から40年以上経過した現在でも特に不具合なく動作していますが、念のため交換しておくことにします。
取り外したスターターモーターは保管に先立ち分解・清掃し、ブラシも新品に交換しました。
2
写真上右側はリフレッシュしたMotorcraftの純正品、左側が今回装着する新品(RockAutoで$69.79)です(比較的信頼性が高いと思われるRemyの製品を選びましたが製造は中国でした)。
エンジン側も清掃し装着(特に他の部品を脱着する必要もなく、この車のエンジン周りの整備性の良さは最高です)。
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次にバッテリーケーブル関係も一新します。
まず、電源の遮断に使用しているバッテリーカットオフスイッチ(写真上)ですが、操作時には毎回エンジンフード開閉が伴うため、フードオープニングケーブルの劣化による切断の心配がある点や、振動による接点の緩みからのトラブルも耳にするため撤去することにします。
写真中は撤去したカットオフスイッチですが、バッテリーターミナルとの間に腐食が発生し、白い粉状の化合物が発生していました(材質的な問題があると思われます)。
今回、電源の遮断にはバッテリーリレーを、配線はストックしていたランクルの純正電動ウインチ用ケーブルをカットして使用します(写真下)。
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このバッテリーリレーは大型バスや重機のバッテリーカットに使用されるもので、一般的なマグネットスイッチ(スターターソレノイド等)の通電時間が発熱により30秒程度に制限されるのに対し、連続して通電することが可能です。
念のため1時間ほど連続して通電してみましたが、ほんのりと温かい程度の発熱でした(写真下)。
5
38SQ程度あるランクルの純正電動ウインチケーブルですが、こんな太い電線は加工したことがなく切断は金ノコで、端子の圧着は油圧プレスを使用してカシメました。
6
バッテリー端子はポジティブ・グラウンド側共に信頼のトヨタ純正品を使用。
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バッテリーリレーからスターターリレー間のケーブルや各所のアースケーブルも国産車用のスターターケーブルを流用して製作。
スターターリレーもMotorcraft純正のNOS品に交換しました(写真下)。
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これで、車を降りるたびにエンジンフードを開閉することなく室内から電源を遮断することができるようになり、ちょっとした駐車時の車両火災や、フード開閉ケーブルの耐久性も心配する必要がなくなりました。
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