今日のお話は長くなりそうなので、途中で飽きたらページを離れてください。
最近体が楽だなとふと感じ、スケジュール表観たら、直近10日間で2日しか仕事していませんでした。
現在68歳ですので、平均寿命まで生きたとしても、残りの人生は15年を切っています。
思い起こせば61歳までのサラリーマン時代は、がむしゃらに寝る間を惜しんで働きました。今思えば何でそこまでしたのか?今考えても説明がつきません。
そして61歳で諸事情から38年勤めた会社を退職、突然に離職が決定したので、何の準備もないまま会社という保護者の手を離れ、いきなり外の世界に放り出されました。
この時点でまず感じたのは、自分は何も社会のルールを分かっていない、すべて会社がやってくれたので疑問に感じることもなく、それ故自分でルールを学ぶこともしてこなかった。
離職をすると色々な手続きが待っています。
健康保険の手続き・失業保険の請求手続き・退職金の請求手続き・企業年金の請求手続き・求職活動等々、幸い退職時の年齢が60歳を超えていたので、国民年金への加入義務はありませんでした。
これら一連の手続きの中で、一番の失敗は退職金の受け取り方法の選択をミスったこと。何も知らない上更に調べもしなかったので、選択を誤った代償がコンパクトカー1台分ほどの納税につながりました。この失敗で以降各種手続きで、事前によく学ぶことが身に付きました。
皆さんもある日突然、こんな日が来るかもしれません。
お盆休みの最終日、時間を持て余して、私が最も理解しにくく分かりにくかった、年金のことを体験踏まえて書いてみようと思います。但し私は専門家ではないので、以下には間違いもあるかもしれませんので、最終的にはご自身で確認をして、年金の幾つもの選択を強いられる分岐点でご自身の判断で決定をしてください。
先ずは日本の年金制度ですが、正直離職時にはこんなことも分かっていませんでした。
当たり前だといわれそうですが、敢えて説明しますが、3階建てのこのイラストが重要なんです。ご自身の将来の年金が、1階部分だけか3階まで受給できるのか?
それは現役時代どのような職業に就いていたかによって変わります。1階部分だけの方は、自営業やフリーランスの方で、尚且つ国民年金を収めてきた方が受給できます。確か20歳から60歳までの40年間、480ヵ月収めた方は、65歳から毎月68,000円の年金を受給できます。受給時には老齢基礎年金という名称になります。但し当然ですが、480ヵ月中に未納期間があれば68,000円の年金は未納相当分が減額されます。
2階部分まで受給できるのは会社員や公務員の方、勤務先で給与支給時に厚生年金を天引きされてきた方たちです。こちらは天引きですので、勤務先か年金事務所の事務手続きの誤りでもなければ、未納は発生しません。国民年金と異なり、給与所得額で収める額が変わってきます。給料の高い方はより多く徴収されます。国民年金は一律同額ですが、厚生年金は各自収める額が異なるので、受給する金額もおのずと変わってきます。私も退職直後に良くわからなかったのですが、将来の年金算出法の中で、自身の給与によって将来の年金額が変わりますが、自身の給与ってどの時点の給与なの?って、悩んだことがあります。結論的には言い方を変えれば、生涯年収で年金額を算定します。ですから厚生年金納入期間の平均給与となります。日本の年金は積み立てではなく、現役世代が年金受給者を支える賦課方式なので、この点を理解していないと疑問が生じるかもしれません。
厚生年金も受給する際は老齢厚生年金となりますが、特例で特別支給の老齢厚生年金という制度があります。誕生年月で段階的に廃止に動いており、私は受給していましたが6歳年下の弟は、受給権はありませんのでご覧の皆さんは、どうでもよい制度かと思います。
更に3階部分の確定拠出年金とは、個人が将来に備えて積み立てる個人型と、企業が社員のために掛け金を負担する企業型があります。毎月積み立てられた原資を自身の判断で運用しますので、ハイリスクハイリターンを選択するか、リターンは極僅かでも手堅くいくか、個人の判断で選択します。受給の際には私の場合一括受給から、何年のコースか、受給額を前半多目か後半大目か確か10パターンくらいのコースがあったと思います。私はリスクの高まる人生後半に受給額が多くなるコースを選択し、3か月に1回3か月分を受給しています。
それでは将来の自分の年金額ですが、年金の仕組みと将来の年金額についてわかりやすくまとまっていた、こちらの記事をお読みください。
厚生年金だけで18万円も受け取るためには、平均月収約78万円、平均年収約936万円もの収入が必要ということになります。
また将来変更の噂のある、65歳の年金受給年齢ですが、年金には60歳から前倒しで受給する繰り上げと、65歳で受け取らず受給開始を遅らせる繰り下げがあります。繰り上げれば生涯にわたり年金額が減少し、繰り下げれば年金額が増加します。
しかしこの制度は他の年金や社会保険との関りが出てくるので、良く調査することをお勧めします。例えば老齢厚生年金の受給を繰り下げると、年下の配偶者に対する加給年金の受給権が失われる。しかし老齢基礎年金は繰り下げても、加給年金に影響しない。故に私は老齢基礎年金だけを繰り下げ受給にしています。平均寿命で算出すれば、損益分岐点では繰り下げ解除してもよいのですが、給与所得がある内は長生きした時の保険の意味で、離職時に繰り下げ解除しますが、3年以上繰り下げているので生涯にわたり、現時点でも25%ほど増額になっています。また年金を繰り下げて受給額が増えると、住民税非課税世帯から外れて社会保険の負担が増えて、増額になった受給額から社会保険の負担分が減少する。
そのあたりの説明はこちらを
そしてあと半年から1年半で離職を考えている私に今最大の興味は、65歳を過ぎても失業保険に類似する給付金を受給できること。因みに年金もそうですが、何かの制度で金銭を受給するには、ほとんどが本人の申請が必須です。自分は65歳を超えているから、失業保険はもらえないと思い込みは禁物です。確かに失業保険は65歳までの適用ですが、失業保険の分類にはなりませんが、高年齢求職者給付金という制度があり、条件を満たせば一時金の形式で受給可能です。
しかも失業保険は年金とのW受給は出来ませんが、高年齢求職者給付金は年金とのW受給が可能で、更に記憶が確かなら非課税だったと思います。
65歳以降の失業手当
この給付を受けたら、ドナドナ予定の愛車に替わり、これを購入しようと思っています。
お役に立てたか否かは不明ですが、将来あいつがこんなこと言っていたなと・・・
ふと思い出してください。
Posted at 2024/08/18 11:12:27 | |
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