エンジンブッシュ交換

エンジン下部はロアアーム，アンチロールバーと連結・接合している鉄骨部に「８」字型の金具でネジ留めされている。

８字型の小さい方の円と大きい方の円（実際は楕円）のそれぞれの内側に黒いゴム状のブッシュがある。

今回は大きい円の方のブッシュを汎用強化ブッシュ（赤）に交換。

純正ブッシュはこのように腔所が設けられており，振動や衝撃を干渉する役割を果たしている。その一方で，この腔所を中心に振動が生じるため，ゴムにクラック（ひび割れ）が生じていた（画像は大ブッシュ）。

このクラックは小ブッシュと大ブッシュの両方に見られ，指で力をかけるだけで押し広げることができる。


ここまで走行約１３万ｋｍ。新車から青空駐車4周年を迎えたところである。

このまま放置するとブッシュがちぎれる恐れがあるが，実用上のトラブル（事故）は発生しないらしい。しかし，エンジンの振動やブレーキをかけたときのエンジン（車体前方）の揺れは増していくだろう。

ここで，問題が発生。

汎用ブッシュのせいなのか，純正と幅がかなり（約1.5cm）違う。スペーサーを探すことにして，交換は一旦断念。


なお，POWERFLEXで最近発売されたフィエスタMK6用のエンジンブッシュはカタログを見る限りこのような問題は生じなさそうだ（ちなみに小さい円用のブッシュも発売されている）。

その後，大ブッシュ用のスペーサーとしてワッシャー，さらに強化小ブッシュを入手し，それぞれ無事に装着（2009. 8. 31）。

小ブッシュもサイズ(幅）が合わず（こちらは大きすぎ），黄色のシリコンを削って装着。付属していたワッシャーとスペーサーは使用しなかった。



※ 追記： 後にフィエスタmk6用のエンジンマウントには2種類があることが判明。この整備時のブッシュは不適合品を使用していまっていたようです。現在はPowerflexから2種類のマウントに対応するブッシュがそれぞれ販売されています

取り外された純正ブッシュ（小）に見られるクラック。

同じく大ブッシュのクラック。画像３の反対側。

画面の上部側にも深いクラックが発生していた。

スペーサー代わりに使用したワッシャー。

ホームセンターにて購入。