
記憶が正しければ、ソニーからウォークマンが発売されてから今年で26年になると思う。
当然カセットを使用するもので、重さも400グラム近く、電池も内臓できる単三では寿命が短いので端1電池2本を入れる外付けボックスが必須のものだった。
私は初代から遅れること、2,3年してウォークマンを購入したような記憶があるが、その頃から音楽は気軽に持ち歩けるものになったように思う。
このコンパクトカセットの時代は長かったが、途中に短いCDウォークマンの時代を経て、MDウォークマンに移り、今はiPodのような小型HDやメモリ型のMP3プレーヤーに主流が移ってきている。
写真は、ここ1年近く使っている3台目のMP3プレーヤーで、少し大きいがメモリも1GBあり10枚程度のアルバムなら楽に入り、内蔵バッテリーも20時間は持つので、最初のウォークマンに比べたら格段の進歩だ。
この手の小型の製品は日本が得意かと思いきや、MP3プレーヤーに関しては韓国製が大きなシェアを占めている。
これは、日本メーカーがデータの著作権保護に躍起になっておかしな方法を考え、購入したCDのデータなのにプレーヤに入れたり、パソコンに戻したりするのに制限があるような方法を考えていたのに対して、韓国あたりではそんな事は関係なく好きにデータの転送が出来るものを出していたため、誰もソニーなどに見向きもせず海外のCreativeやi-river、Rioなどの製品が売れた。
このため、ようやくソニーなどもMP3のフォーマットをあつかえる製品を出すようであるが、価格、機能などいまらか海外の製品を超えるものを出すのは難しいように思う。
ただ、デジタルデータの著作権保護は非常に難しい問題であり、ユーザーの立場から言えば、自分がお金を払って購入したものはどんなデータにしようと、好きに楽しむ権利がある。
一方で、製作者側から言えばいくら器機間で暗号化して取り扱っても、パソコン内でPCIバスを暗号化されていないデータが流れていれば、それを取り出す事を考える人が出てくるだろうから安心は出来ない。
次期Windowsであるロングホーンの世代になると、OS、ハード共にPCIバスを流れるデータの暗号化を行うとの事だが、完璧な保護は無いと考えている。
これは、現在発売されているデジタル放送に対応したテレビキャプチャーカードについても同じ問題を抱えている。
著作権保護は非常に大切なことだが、CCCDが無くなりそうなのと同様に、ユーザーを考えない規格やメーカーはソッポを向かれることを知っているアメリカのメーカーなどが案外残っていくのではないだろうか。
ブログ一覧 |
車以外レポート | 日記
Posted at
2005/03/01 23:50:38