2009年12月19日
BM/BRレガシィ
今さらになって、BM/BRレガシィに試乗してきました。
個人的メモなので、買おうとしている方は良く試乗してみてください。
試乗車は、売れ筋となるらしい2.5i Sパッケージでした。
どこもそうですが、上級車種は売れないみたいですね...
雑誌などでは、上質になった内装と書かれていますが、なんとなくプラスチックプラスチックしていて、BL/BPに対して上質になったとは感じにくかったです。
パーキングブレーキが電子式になったあたり、今までのレガシィと違いますね。
雪道でのターンなどで、サイドブレーキをちょいと引くと言った使い方をする人もそれなりにいると思いますが、そんなことが出来なくなってしまいました。
まあ、内装、外装は好き、嫌いと言った好みがあると思いますが、個人的にはBL/BPの方が好きです。
エクステリアは、フロントは今ひとつな印象ですが、リアサイドビューが良いと思います。
レオーネ時代から続けてきたサッシュレスドアが廃止された事もニュースですが、リアウィンドウからCピラーの処理は、BMW、スカイライン、最近ではレクサスGSなども取り入れている処理だし、フェンダーの処理もベンツSクラスあたりが始めて流行った処理で、目新しさはあまり感じられないのが残念です。
BL/BPはレガシィとしては最長の6年近く販売されましたが、裏を返せば開発費の回収に期間を要したということで、スバルとしては開発費のかかったのが分かる車でした。
それに比べて、BM/BRはコストダウンされましたね。
コストダウンというか、小さな拘りが感じられなくなってしまったと言うのが正直なところかな...
車体は大きくなり、クラウンに近いものがあります。フロント部分の厚みなどそれ以上のボリュームがあります!
そして、肝心な走りですが走り始めてすぐに、この乗り味を知っていると気が付きました。
CVTの微妙な違和感や、電動パワステの違和感が最初は感じられますが、体が慣れるくらいのものです。
エンジンは、2.5リッター4気筒SOHCで、レギュラーガソリン仕様でしたが、4気筒の割にパンチも無いです。
それなりにトルクもあるはずですが、CVTのプログラムのせいかアクセルを踏み込んだときにトルクが出る感じがしないのがもったいないです。
普段慣れている、クラウンの4GRが同じ2.5リットルのプレミアム仕様ですが、215PS/6400、26.5kgf・m/3800に対して、170PS/5600、23.4kgf・m/4000と言う数字はATとCVTの差を考えても、少し物足りないと言えば物足りないのですが、普段の足とした場合に不足を感じることは無いと思います。
今回、EZ30を乗せた車が無くなっていますが、パワーや気持ちいいフィーリングなだけに残念です。
そして、2代に亘って使用した、リアのマルチリンクサスもインプレッサから採用されたダブルウィッシュボーンに変わり、位置決め精度と言うかリアの安定感は増しています。
そうそう、何の乗り味と同じだと思ったかというと...
これが、自車のクラウンアスリートなのです!!
自分でも、あれっ?と思ったけど、やっぱりカーブするときのバランス感、路面からの入力のいなし方など、明らかにレガシィ3.0Rよりもクラウンアスリートなのです。
かちっとしたというか、フィット感が減って、良い意味で全体的に緩さが出ています。
速度を上げたときの安定感やフラット感も十分です。最近の車でここに不安のある車は少ないですが、200万円台の価格を思えば十分コストパフォーマンスを感じられるレベルになってます。
今までもレガシィは、グランドツアラーと言うコンセプトを打ち出していましたが、ユーザーは走り、スポーティと言う部分を求めていたように思います。
そして、メーカーも走りの部分に関しては、こだわりを持っていたのに、今回はそこまで走りにはこだわれない内情があったのかもと思ったりします。
まだ、しばらく現在の保有車に乗るつもりなので、BM/BRレガシィのモデルサイクルのなかで買い換えタイミングにはならないでしょうが、今のラインナップだとアウトバック以外は候補に入らないと言う印象でした。
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Posted at
2009/12/19 16:56:48
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