2007年06月25日
New Cクラス(W204) インプレ 1
6月22日に新しいCクラスであるW204が発表となり、最初の土日のディーラーは結構にぎわっていた。
お世話になっていた担当者のおかげで短時間であるが、試乗することが出来たので第一印象を記しておきたい。
最初に断っておきたいが、ここに残されているブログを読んでいただければわかるように、私はメルセデスベンツと言う会社の車に対する思想はすごいと思うし、その車作りも理論的であり支持しているが、W202、W203と比較してより良くなったのは出足と(見えない)衝突安全性くらいしか感じられなかった。
海外試乗を行い先行で記事になっているW204のレポートは、そのどれもがクラスを超えた乗り心地や静粛性と言った快適性の向上と、大幅な運動性能の向上をうたっているが、車の本質としての出来は明らかにE90に劣っていると思う。
1.乗り心地他
走り初めてすぐに気が付くのが、操作系も走りも全てが軽いと言うことと、絶対的にはドイツ車らしい硬めのサスであることだ。
最善か無かと言っていた頃は、操作系の重さの必要性も言っていたが、交通環境の変化やスポーティーさの演出のために変わってきたのだろう。どちらが良いのかは一概に言えないが、以前のように目を瞑っていてもベンツだという味は無く国産車を運転しているのと変わらない。
W204ではアバンギャルドとエレガンスがあり基本的にサスの仕様は同じようだが、タイヤサイズがアバンギャルドの方が1サイズ上となる。試乗はアバンギャルドだったが、今の車なので十分な剛性を持っているため衝撃はうまく丸め込まれているが、間違ってもEクラスを超えたとは思えなかった。
街中の試乗なのでたいしたことは試せないが、W203に比べても正直その差はわからなかった。ライバルであるBMWの3シリーズと比べると、基本路線はベンツの方が安楽指向であるが互いの距離は縮まって、同じタイヤを履いたならもう差は無いのではないかと思えた。
ただ、ラックアンドピニオンのステアリングは作り慣れてきて改良したのか、ギアの精度が上がったのか軽くて滑らかになっていたが高速走行を考えるともう少し重めの味付けが個人的には好ましい。
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Posted at
2007/06/25 22:00:21
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