クラウンアスリート インプレ 1
クラウンアスリート インプレ 2 (燃費)
クラウンアスリート インプレ 3 (エンジン)
クラウンアスリート インプレ 4 (足回り1)
クラウンアスリート インプレ 5 (足回り2)
クラウンアスリート インプレ 6 (AT)
この車を普通に使っていると、静かで安楽であり、ハンドリングも正確で何の不満も出てこない良い車だと思える。
高速走行は、主にリアマルチリンクサスの取り回しの関係から、直進性が高いとは言え足回りの懐の深さはまだまだドイツ車に届いていない。
しかし、制限速度を超えるスピードレンジでの話なので一部の人を除いて取り立てて問題にならないのはネット掲示板の情報量が暗に示していると言える。
クラウンに限らず180km/hでリミッタが働くことを前提にするのと、馬力の許す限り速度無制限(250km/hが事実上の制限であっても)を前提にするのではサスペンションだけでなくボディーの強度設計までかなり違うはずである。
クラウンなどもリアのアームは一クラス下の輸入車よりも明らかに華奢で、材料や設計をかじった事がある人から見るとヤバイのでは?と思えるほど薄い鉄板で作られている。
しかし、実際は国内で30万キロ使われてもアームが折れたなんて話を聞かないあたり、トヨタの凄さだと思う。
アスリートは、18インチタイヤを履くおかげで、室内に進入するロードノイズはロイヤルサルーンよりも大きく、寒冷地に見られるコンクリート舗装の道ではかなり音が車内に籠もり不快だが、17インチに落とせば改善されると思う。
ノイズは同じサイズなら銘柄により違うが、タイヤの幅(扁平率)と言うのはすごく影響が大きいと思う。
狭い道を運転していると、ベンツに比べてボンネットマスコットが無いぶんボンネットの見切りが悪いが、2850mmのホイールベースを持ちながら最小回転半径は5.2mとハンドルも切れ取り回しは良い。
また、乗り心地も多少硬めであるがシートの柔らかさやハンドルの軽さなども手伝って乗りやすい。長時間運転するにはシートが柔らかすぎるが、運転席はランバーサポートがあるため3時間程度なら許容出来る。
クリアランスソナーとバックカメラはあまりあてにしないが、カメラは後ろに寄せるとき便利だと思う。
また、VDCの舵角センサを利用して縦列駐車のアシストもするが、停止状態でハンドルを切らせるのが気持ち悪いし必要を感じないので使用したことは無い。
あと、ベンツから乗り換えて感じるのは、渋滞路の合流で譲ってもらえる確率が低くなったのが日本らしい...
Posted at 2007/06/19 21:52:53 | |
トラックバック(0) |
車レポート | クルマ