エアコン添加剤(粘弾性油膜+チタン系)レポート1
エアコン添加剤(粘弾性油膜+チタン系)レポート2
エアコン添加剤(粘弾性油膜+チタン系)考察編
2005年夏前にCクラスにエアコンオイル添加剤を入れて、2夏使用したので印象をまとめておきたい。
私は、この手の添加剤の一面的な効果は認めるものの、トータルで見た時には弊害が多いとの基本的な考え方は変わっていない。
そもそも、添加剤の原価なんて売られている価格から見ると驚くほど安い物であり、必要ならコンプレッサーを作っているデンソーや織機が冷媒と合わせて使用するはずである。
それで、このエアコンオイル添加剤だがエンジンが軽く回るとかそう言った変化は感じなかったが、冷えが良くなったことは感じられた。
エアコンは気温や走行状況が影響するので断定は出来ないが、入れてからの2夏は添加する前2夏よりは停止時も冷たい風が出ていた。
まず、Cクラス(W202)はデンソーのコンプレッサーで、ベンツでは日本を亜熱帯仕様としていて国産車と比べても同等以上の冷房能力を持つシステムとなっており、新車当時は真夏でも冷えすぎるくらい冷えていた。
また、私の場合は年間を通して車に乗る時は常にエアコンONの状態で使用している。
主に土日しか乗らないのため、週に1回くらいはコンプレッサを回してオイルを循環させないと故障し易いためそうしている。
97モデルのW202は、90年代前半ころから温暖化が騒がれてエアコンの冷媒がフロンから、冷媒自体が持つ潤滑性の劣るHFC134aに変わった頃でエアコンオイルが現在の物よりも劣っていた可能性がある。
こうした状況で、8年目を迎えたCクラスだがガス圧を測定しても漏れ等は認められなかったが、6年目くらいから真夏の渋滞時にはエアコンの設定温度を下げても冷たい!と言う風が出ず、走行すると冷たい風が出るようになってきた。
この段階で、高圧側、低圧側のガス圧に異常は見られなかったのでラジエターの汚れか、電動ファンのサーモスタット異常を疑ったのだが困るレベルではなかったので放置してしまった。
そして2年前に追加と言う形で50ccのオイル添加剤を添加したのだが、その後の2シーズンは渋滞でもぬるい風が出ること無く快調に動いていたので、コンプレッションが上がったのか確証は無いが添加剤の効果があったと思う。
エアコンオイルは通常200ccくらい入っているが、漏れたりオーバーホールで抜かない限り足していくと、油量が多くなりすぎてコンプレッサ内圧縮されないため故障の原因になるので注意が必要である。
特に、最近よく使われるデンソーが開発した小型のコンプレッサは冷媒自体も600cc程度でオイルも少なくなっているので、オイルを50ccも追加するのは危険だと思うし、良いオイルに改良されている可能性が高いので改めて添加する事はお勧めしない。
しかし、明らかに冷えが悪くなった場合など最後の手段として、知識のある店で試してみても良いかもしれない。
くれぐれもスタンドで勧められるまま入れることは避けたい。
Posted at 2007/06/23 14:21:39 | |
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