
オーバーホールと言っても機械時計の話です。。。
写真は、オーバーホールに出していた物が戻ってきたので、最近の流行の手間いらずな電波ソーラー時計と並べて、精度を見ています。
機械式なので誤差が出ますが、遅れるのはちょっと困るので、日差+5秒くらいがベストです。戻ってきた物は、日差+3秒くらいと優秀ですが、寒くなると油が固くなるのか多少進み幅が減るのでもう少し進んでも良いくらいです。
一時期は、クォーツ時計によって消えそうな機械式時計でしたが、スイスの上手い国策によって域を吹き返し、高級時計と言われる分野では、圧倒的なシェアを誇っています。
時刻の正確さだけを求めるならば、GPS電波によって時刻を自動修正する携帯電話や、安価で電波時計が出ているのでそれで完結してしまいます。
しかし、車と同じで身近な精密機器としての魅力と、数少ない男性のアクセサリーとして機械時計を愛用している人も多く見かけます。
こうした機械式時計は、手入れによってぼほ永遠の命を持ちますが、そのためには定期的なオーバーホールが必要となります。
メーカー推奨では3年ごとと車の車検と同じで、基本的な物で4万円、クロノグラフなら10万円近くの料金がかかります。
私は、大きな狂いが生じない限り6年周期くらいでオーバーホールをしています。
この料金も国内メーカーは少し安いのですが、これだけ細かい機械をばらして、必要な歯車を交換して組み立て、注油をして、ケースも新品同様に磨き上げてくれるので、技術者の人件費を考えると妥当な値段と思います。
しかし、時計の数が増えて毎年一つ以上の時計のオーバーホールが回ってくると、使用頻度の低いものは自分でどうにかしてやろうと思うのが人情ってものです(^^;
幸い、
こうした良いサイト があるため構造を知ることも出来ますし、分解のための道具もハンズやネットで手にはいるので、安物を1つくらい犠牲にする気があれば、簡単な修理やオーバーホールはおこなえるようになります。
Posted at 2005/09/23 22:57:36 | |
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