
熱しやすくて冷めやすい日本人・・・盛り上がるとバカみたいに騒いで、アッと言う間に見向きもしなくなるわけですが、そんなものの一つにティディベアがあります。
私は、限定物を中心に集めていたりしますが、バブルの頃から2000年頃までは、購入のための予約券をもらうのに午前休暇を取って、朝から並ばなければ入手出来ないような状態がありました。
それが、今では予約も無ければ売れ残っている状態です...
かく言う私も、置き場所も無くなってきて、あまり買わなくなりました(^^; 下の物は、型紙から起こした自作ですが、今はこんなことをやっている時間と言うよりも気力が無くなってしまいました...
これは、売り手も悪くて、ブームになってからは色々と理由を付けて、乱発してしかも縫製もどんどん質が悪くなって、製品としての魅力も無くなったと言うことも原因だと思います。
ティディベアの由来はティディおばさんが作った、なんて話もありますがそれは違います。
実は、正確な由来というのはわかっていないのですが、アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領が関わっているのは間違いのないところだと言われています。
ネット上には、1906年だとか色々と間違った情報が氾濫していますが、1902年であることは各種の本から間違い無さそうです。
一番有力な説は、1902年11月14日(12日と言う本もある)にルーズベルト大統領が狩りに行った際に、全く獲物がとらえられなかったので、側近が気を利かせて予め捕らえておいた熊を、大統領に撃ってもらおうと準備したけど、大統領はスポーツマンらしくないと断ったと言う実話をもとに、クリフォード・J・ベリーマンが16日のワシントンポスト紙に“一線を画す”と言う題の風刺漫画を描き、大統領も自分の選挙戦のマスコットに熊を採用しました。
このルーズベルト大統領の名前の、セオドアの愛称がティディなのでそれ以後、クマのぬいぐるみはティディベアと呼ばれるようになったというものです。
他にも、ルーズベルト大統領の娘アリスの結婚披露宴で、たくさんのクマのぬいぐるみが飾られていて、それを見た招待客の一人が「このクマの名前は?」と聞いたところ、「それは、テディベアだよ」と答えたとのが最初と言うエピソードもあります。
あとは、世界で初めてぬいぐるみを作った、ドイツのシュタイフ社が1880年に創立して、クマのぬいぐるみが話題になったのが最初で、1902年に手足などが可動のベアを発売し、当時にアメリカの新聞に掲載された、シーモア・イートンの≪ルーズベルトベアズ≫の詩が話題となった影響で、洋服を着たベアが次々と製造されたティディベアの発祥と言う話もあります。
共通なのは、ティディと言うのは、ルーズベルト大統領に由来しているらしいと言うことです。
ティディベアなんて子供のぬいぐるみと思わないで、一つくらい買ってみるのも良いかと思います。シュタイフなどの高い物でなくても、ハロッズあたりでも時々のぞいていると、定番以外にもクリスマスベアやイヤーベアなどが出ています。
手に取ってみて、あまりに縫製が悪かったり、中綿が詰まっていないような柔らかい物は良くありませんが、気に入った物があれば部屋に一つ置いてみると雰囲気が変わりますよ。
Posted at 2005/04/07 12:05:03 | |
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