LEXUS IS試乗レポートです。
インテリア、エクステリアの印象はこちら
ISレポその2(試乗編)
ISレポその3(試乗編)
も参考にしてください。
○エンジン
カタログ値の馬力が出ていると言う印象はありませんでしたが、静かに滑らかに上まで回ります。音が入ってこないので、ある程度回っていても気にならないのと、滑らかなATにも助けられてエンジンの印象は薄目です。
・250(4GRエンジン 215PS/6400rpm、26.5kg・m/3800rpm)
下のトルク感はW202の136PSのエンジンとそれほど変わらないですが、排気量分の余裕はあり速度のノリは静かでありながらするすると上がります。アクセルは輸入車的で、踏んだだけ出る感じで好印象でした。会社の1500ccのファミリアバンの方がちょっとアクセルを踏んだだけで飛び出して怖いくらいです。
ある程度の速度から追い越しをかける際も、アクセルを深く踏むとショックもなく2段くらいシフトダウンがおこり、加速しますが排気量なりです。パネル内に現在のギアポジションが表示されていますが、試乗中は6と言う数字を見なかったように思います。
実用車として乗るなら250のエンジンで不足を感じることはないと思いますが、スポーティセダンのつもりで乗るなら、馬力はあっても邪魔にならないので350の318PSは魅力的ですね。
雑誌記事は、普段軽自動車に乗っているの?と言うような評価軸で書かれていることが多いので、雑誌の評価によらず試乗するしかないと思います。馬力に関しては、自分が乗っている車との関係や、求める物で全く印象がかわるので乗ってみてください。
250と自車のレガシィ3.0Rを比べると、排気量の差もありますがEZ30の方がパンチもあり、伸び方も気持ち良いです。ただし、4GRは燃費も良いですし、圧縮比12と理想圧縮比にせまったもので環境性は良いでしょう。
・350(2GRエンジン 318PS/6400rpm、38.7kg・m/4800rpm)
新設計のツインインジェクターのエンジンで、全域パワフルです。本気で踏むとちょっとしびれます!インプのように弾かれたような加速はしませんがNA的に綺麗に伸びてあっと言う間に法定速度を突破します。
以前のベンツの560等の大排気量エンジンのような、ガソリンをぶち込んでトルクを絞り出すと言う感じではなく、最新エンジンらしく軽く滑らかに回ります。
高回転でカムに乗るような気持ちよさは、EZ30の方が上でMTで乗るなら断然こっちですが、力感は2GRの方があってATで乗ったり、何気なく速いのはこちらでっしょう。個人的には、EZ30に惚れていますので問題なしです(^^)
○ブレーキ
カッチリとして良く効きます。ハードに走るには、ちょっとサーボが効き過ぎのきらいもありますが、カックンブレーキにもならず、確実に速度を落とすという点では女性を含めて評価は高いでしょう。
踏んでいったときのコントロール性は、レガシィ3.0Rのブレーキの方が良いですが踏力がいるので、踏み初めからすっと力が立ち上がるISのブレーキは安楽です。
トヨタ車は以前からブレーキがプアだと言われましたが、ようやくまともになったと思います。見た感じは、250のブレーキのブレーキでランクル100用と同等、350ではさらに大きな物が付いています。
ブレーキと言えば、パーキングブレーキが2度踏み式で、フットレストの上にあるので、もっと奥にして欲しいし、解除も別にして欲しいです。このあたりも最新式の電子式にしてくれるといいのですが、微妙にマーク×を感じるところでしょうか。
多分つづく・・・
Posted at 2005/10/02 13:49:56 | |
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