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2006年04月19日 イイね!

ラベルで釣るココナッツジュース

ラベルで釣るココナッツジュース台湾から持ち帰った物の中には、現地で目に止まった飲料水などもある。

これは、テレビCMで見かけて思わず買ってしまったものだ!

いや、決して水着の美女に釣られたわけではなく、ココナッツヤシジュースが好きだからです(^^;
お味は、固まる前の杏仁豆腐のような、アニエスの香りも感じられて、甘さ控えめで美味しいっす。これは秋葉で売れば売れるはず!
Posted at 2006/04/19 22:54:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日常生活 | 日記
2006年04月19日 イイね!

バネ下荷重の低減効果とは

ご質問シリーズ、
バネ下荷重の低減はバネ上の10倍の効果があるというのは本当か?
オカルトではないか?との質問がありましたので考えてみたいと思います。

よく雑誌やホイールメーカーの広告に、バネ下荷重の低減は、バネ上の○倍の効果と書かれていますが、この○倍という効果の値は4~15くらいの幅があり明確なデータはありません。

また、何がどう10倍なのか説明されているものもみたこともありませんが、車が好きな人は皆信じて、バネ下荷重の低減は10倍近い効果があると言います!

この数字を突き詰めていくと、0-400mのタイムへの影響度合いであったり、車内振動計の評価であったりはっきりしないしのが実状です。

某国産大手タイヤメーカーによると、バネ下荷重の影響を評価したことは無いと聞いたことがありますが、それは本当かもしれません。

それは、何を(加速、振動、燃費など)、どんな条件で比較するのかで変わるので当たり前ですが、バネ下荷重の低減はバネ上を軽量化するよりも、色々な意味で効果があるのは疑いようの無い事実ですし、物理法則からも説明できます。


例えば、模型のタイヤなど同じ直径で、軽い円盤と重たい円盤を、軸を持って回したり、転がしてみれば違いがわかるはずです。

ホイール(タイヤ)などの回転体は、フライホイール効果(GD^2)があるので、軽いほど加速が良くなりますし、発進停止が多いほど燃費は改善されます。

また、回転体でないサスの軽量化は、動くときの慣性が小さくなるので、追従性が良くなると予想できます。

先に、数字の根拠が見えにくいと書きましたが、例えば加速と燃費を考える場合は回転体の持つエネルギーが効いてきますので、バネ下と言ってもブレーキディスクやタイヤ・ホイールの軽量化が効きます。

一方で振動に対しては、バネ下についている重量の慣性力が効いてきますので、ブレーキキャリパーなどの固定物の重量も効いてきます。


 ご質問では、ホイールの軽量化だったのでそれを例に考えてみます。

剛体の運動エネルギーは、重心の運動エネルギー(mv^2)/2と、重心まわりの回転のエネルギー(Iω^2)/2(慣性モーメントI=(mD^2)/8)の和になることから、具体的に、215・45/R17の標準ホイールが9.3kg(+タイヤ10kg)で、これを軽量の6.3kg(+タイヤ10kg)にした場合・・・簡略化のため重量分布は一様とすると、タイヤ直径は0.625mで軸はタイヤ重心を通るので、重心まわりの回転エネルギーを考えると、

標準のI=0.942kg・m^2
軽量のI=0.796kg・m^2

となり、1本のタイヤの持つエネルギーの差は、0.073ω^2Jで4本では0.292ω^2J

時速60kmにおけるωは、16.98π rad/sなので、そこまで加速するエネルギーの差は830Jとなる。

また、そのものの運動エネルギーは、1本あたり3kgの差なので25Jで4本で100Jの差となる。

 タイヤ1本あたり3kgの軽量化、合計で12kgのバネ下重量の低減によって、60km/hまでの加速におけるエネルギーで930Jの差が出る。

 これは、大きいのか小さいのか...

 今、ガソリンから走行するまでの総合効率をざっと15%とすると、ガソリン1gで7500Jのエネルギーとなるので、0-60km/hの加速を8回行ってわずか0.13%程度の燃費改善。

しかし、この合計エネルギー930Jをバネ上で減らそうとすると、111.6kgの軽量化が必要なので、その差は111.6/12で9.3となり、あながち10倍の効果は嘘とも言えない!


 振動(乗り心地)に関する評価はもっと複雑になるので興味のある人だけ暇つぶしに考えてもらうと良いが、乗り心地は逆にバネ上が重くなっても良くなるし、単純にバネ下を軽くしても、バネとダンパーを替えなければダンパーが勝ちすぎて乗り心地が良くなるとも限らない。

 と言うことで、エネルギー面から考えると、バネ上の10倍近い効果があると言えるが、実燃費に現れる差は1%程度と気温や運転の仕方によって隠れるような誤差範囲と考える。

 また、乗り心地に関しては人間は思いのほか感度の良いセンサーなので、バタつき感の変化などを感じるが、車内にセンサーを積んで計測すると、段差を超えるときのGの変化は下2桁目のオーダーでしょう。

 こう考えると、な~んだと思うかもしれませんが、レース、特にF1のように加減速が多く、最高速も300km/hに届くような世界では、ホイールの軽量化は決して無視できない差になって現れるので、こぞって軽量の鍛造ホイールを採用します。

 結論、
◇加速に要するエネルギーについて言えばバネ下荷重の低減は、バネ上の10倍の効果 というのはあながち間違いではない。
◇他の燃費、乗り心地については条件によって差が大きいので○倍と言うには無理があ るが、効果はある。
◇乗り心地は、バネ上荷重を同じとした場合で、かつバネ下の軽量化に合わせてバネ、 ダンパーを調整すると乗り心地は良くなる。
Posted at 2006/04/19 21:11:07 | コメント(5) | トラックバック(0) | 技術解説 | クルマ

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年齢と共に、車に求めるものも速さから快適性に変わってきたような気がします。 冬は、おいしいお酒を求めて、スキーなどに飛び回っていますがアウトバックでなく、...
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