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ISUZU BELLET GT
この車も最近見ることが少なくなってきました。エンジンは1300から1800ccまであったようで、有名なGTRは1600ccだったようです。現代の車からすればたいしたパワーではないと思います。しかし、その小粒でアルファロメオをイメージさせるボディーは、安全装備で鈍重になってしまった最近の車にはない軽快さを感じます。
ところで横のお兄さんがずっとベレッタを眺めていましたよ。カッコいいですもんね。

NISSAN MARCH 12SR
街のどこでも見かけるマーチですが12SRを見たのは初めてでした。
この車のエンジンはルノー製のCR12DEで79kW(108PS)を得るために高回転型カムシャフト・バルブスプリング・高圧縮の専用ピストン・軽量フライホイール・専用ECUなどのパーツをおごられた車です。さらに専用のサス、アルミ、タイヤ、エアロパーツなどで仕上げられているのですが、知っている人が見なければわからない程度です。
5速マニュアルのみで硬派なマシンになっています。
ところで12SRの車両価格ですが電子制御4WDを持った排気量1.4Lの14e-fourと同程度の160万円ですので1.2Lとしてはとても高いと言えるでしょう。

FERRARI MONDIAL
銀座の街で雨の中モンディアルは佇んでいました。
モンディアルそのもののデビューは1980年と古く、308の2+2クーペである308GT4の後継モデルのようです。ピニンファリーナの手によるデザインは今見ても充分美しさを漂わせています。当初はモンディアル8と呼ばれ205psのV8DOHC16バルブであり、その後4バルブ化し240psモンディアルQVへ、カブリオレモデルを追加し排気量を3.2Lとしパワーは270psに、その後300psの3.4LのV8を縦置きとしたモンディアルtカブリオレへと進化したそうです。
写真のモンディアルのエンジングレードは不明ですがQVモデルのような気がします。

PORSCHE 911 GT3(996後期型)
あまり路上で見ることのない後期型GT3を撮影できました。
GT3とはかつて964、993にラインナップされていたRS(RANE SPORT）モデルの後継車です。つまりロードゴーイングカーというより、最初からレースに出場することを目的としたマシンです。
コンペティティブなフルバケットシートでリアシートはなく完全な2シーターです。前期型GT3と変わらない排気量は3600ccですが、パワーは前期型の360psに比較して381ps(280kw)の出力アップです。ホイールデザインもGT3専用で、フロントは235/40-18リアは295/30-18のタイヤを履きます。ボディーはノーマルカレラと同じですのでサイズアップされたリアタイヤがホイールアーチぎりぎりに収まっています。車高もノーマルカレラ比30mm落とされているのでより精悍なサイドフォルムが見れます。ピアリッツホワイトのカラーがレーシーな雰囲気を出していますね。