デッド過ぎるのも良くないか・・・

現在、上下左右方向の音密度の調整を図っています。

今の満足できない点として、横方向の音の圧迫感があります。
加えて、ツイーターとミッドを直線で結んだ距離間における音圧分布が二山になってしまってもいました。

今まで、ドアトリム内はニードルフェルトをギュウギュウにつめて、ひたすら余分と思われる音を吸収させていました。
多分、コレが悪さしているんじゃないかと仮定しました。

スラント角の検証後、気になったので、違う方面からも検証してみる事にしました。
とはいっても、今回は、ただの吸音材のコントロールです。



とりあえず、試しに全部取っ払ってみました。
吸音材は、なんにも無しの状態です。


結果は、かなり空間が広くなりました。
これはこれで良い感じです。
車の幅を超えて広くなった感じです。

空間の上下幅と左右幅と前方に向かっての定位までの距離のバランスが非常によくなりました。


でも、問題が、

分かってはいることですが、吸音材が無くなったため（少し圧入していたので、制振効果もあり）ドアトリムが振動し、PP固有の音が聞こえてしまいました。多少の制振処理はしてあったのですが、現状ではダメだったようです。


広さのバランスは大事にしたいので、
ドアトリムをアスファルト系素材で制振を強化し、固有音を消してみました。



かなりの固有音を消す事ができ、かつ、音場の広さも確保できました。
結構良い感じの音場が出来上がってきました。
ピークの山も無くなり、よりスピーカーの存在が消えました。


ただ、今度は、低域側に少し曇りが見受けられるようになってしまったので、
部分的な制振強化（一部吸音）と、クロスオーバーの見直しでもしてみようと思います。


近々、電源周りの強化も行う予定です。