いまさら・・・・という感じがしないでもないですが、アップしないのももったいないので。
先日・・・いや先月・・・・じゃなくて・・・
桜が綺麗ですね・・・・
3ヶ月すぎちゃいました、てへっ。
桜満開の4月6日、愛知県春日井市にある春日井駐屯地にて創立記念行事が行われました。
春日井駐屯地は名古屋市、小牧基地に近い春日井市に昭和16年陸軍造兵廠西山分廠として建設されました。
戦後昭和30年には武器補給処西山弾薬支処が設置され、弾薬庫がおかれています。
この弾薬庫は現在も第10師団の弾薬庫として春日井駐屯地内に設置されています。
その後第10偵察隊、第10後方支援連隊が移動して現在にいたっています。
さあ行事が始まりました。
春日井駐屯地司令の訓示です。
駐屯地司令は第10後方支援連隊長が兼務しています。
春日井駐屯地に駐屯するのは業務隊のほか第10後方支援連隊、第10偵察隊、第10施設大隊となっています。
「観閲行進!」
さあ観閲行進がはじまりました。
祝典ギャロップの演奏とともに行進参加車両が配置につきます。
観閲行進曲を演奏するのは守山駐屯地に駐屯する第10音楽隊です。
第10音楽隊は第10師団の音楽演奏を行う部隊で記念行事、儀式や隊員の士気高揚のための音楽演奏を行う部隊です。
観閲行進がはじまりました。
まずは第10後方支援連隊を先頭に、第104輸送業務隊、第10施設大隊が観閲官にむけて敬礼を行います。
観閲行進部隊、最初は第10偵察隊です。
第10偵察隊は第10師団の目と耳となる部隊で、偵察活動を行います。
昭和33年に前進となる第10混成偵察中隊として今津駐屯地にて編成され、昭和37年に第10偵察隊として発足、春日井駐屯地に移動しました。
81式指揮通信車を先頭に第10偵察隊の車両が行進していきます。
第10偵察隊は隊本部、第1小隊、第2小隊、第3小隊、電子偵察小隊より編成されています。
続いての装備は偵察用オートバイ。
陸上自衛隊ではオートバイを偵察行動に運用しています。
軽快な機動性を生かして戦場での偵察・連絡を行います。
続いての装備は軽装甲機動車。
普通科部隊などで隊員の移動に用いますが偵察隊にも配備されています。
固有の武装はありませんが、5.56ミリ機関銃を搭載することができます。
戦場での偵察行動は砲弾の破片や銃弾の脅威も想定されますから機動性の高い装甲車両は大きな武器になるんでしょうね。
続いての装備は87式偵察警戒車。
25ミリの機関砲を装備して空地火力の脅威の中で機動により偵察警戒任務、側方警戒行動にあたる車両です。
コンバットタイヤを用いた装輪車両なので81式指揮通信車、軽装甲機動車と同じく時速100kmでの走行が可能で高速道路を走ることも出来ます。
第10偵察隊、最後は85式地上レーダ装置JTPS-P11です。
敵の兵員や車両、艦船などを監視するレーダで、上部のレーダアンテナは昇降機で伸縮させることができるようです。
続いての部隊は第10施設大隊です。
第10施設大隊は第10師団の施設作業を行う部隊で、いわゆる「工兵」にあたります。
昭和33年に千僧駐屯地にて第10混成団隷下の部隊として編成され、後に第10師団としての施設大隊として発足、大久保、豊川駐屯地移動を経て昭和42年に春日井駐屯地に移動してきました。
第10施設大隊、先頭は本部管理中隊です。
本部管理中隊は大隊本部の支援、情報、通信、兵站、交通、渡河を行う部隊になります。
装備は発煙機3型です。
広域かつ継続的に煙幕を展開する装備で、高機動車に車載されています。
続いての装備はバケットローダ。
土砂の積み込みや掘削排土などに用いられるもので、アタッチメントを変更することで除雪作業も行えるようです。
続いての装備はグレーダです。
交通作業や除雪作業に用いられるものですが、民間用と似ていますね。
装備はトラッククレーン。
油圧式クレーンをもちいて揚重やくい打ちなどの作業を行う車両です。
運転席でクレーン操作もできますが、最小旋回半径が4.7~5.4mと小さいので狭い場所での作業に向いているんだそうです。
第10施設大隊、次は第1中隊です。
装備は3 1/2トンダンプ。
土木作業に用いるダンプですが、大型トラックのバリエーションの一つです。
続いての装備は中型セミトレーラです。
戦車などの重装甲車両以外の車両を運ぶためのもので、速度の遅い施設機材を運ぶために必須の装備です。
この車両はセミトレーラに油圧シャベルを搭載しています。
続いての装備は渡河ボート。
FRP製の簡易なボートですが、複数をつなげて板を張ることで簡易な橋にすることもできるようです。
第10施設大隊、続いて第2中隊です。
装備は3 1/2トンダンプ。
第1中隊が用いているものと同じものです。
続いての装備は中型セミトレーラ。
こちらのセミトレーラには油圧シャベル・・・ではなく掩体掘削機を載せています。
続いて大型トラックにのせられているのは資材運搬車です。
不整地地域にて築城資材の局地輸送に用いるための車両です。
第10施設大隊、ラストは第3中隊です。
第10施設大隊はこれら3個中隊のほか、即応予備中隊として第4中隊が平成16年に編成されましたが、この記念行事の直前の平成26年3月に解隊となっています。
装備は3 1/2トンダンプです。
続いての装備は中型セミトレーラ。
この車両は中型ドーザを乗せています。
ラストは大型トラックに牽引されているのは何でしょう・・・?
観閲行進まだまだつづくよ。
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春日井駐屯地開庁47周年記念行事 その1/その2/その3/その4/その5