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2014年10月06日 イイね!

豊川駐屯地創立64周年記念行事その3(訓練展示前編)

さて、訓練展示が終わったあとは式典会場で音楽隊演奏と訓練展示が行われます。


訓練展示の準備中ですね。
こちらは「敵部隊」の陣地に有刺鉄線などを設置しています。



訓練展示では猛烈な砂煙がたちます。
そのため演習場に散水しているのは守山駐屯地に駐屯する第10特殊武器防護隊の除染車3形(B)です。
この車両は2500リットルの水槽と除染剤の散布ノズルと加温装置を取り付けたもので、除染や防疫にもちいられる車両です。



こちらは第10音楽隊による音楽演奏です。
式典の音楽演奏だけでなく、刑事ドラマのOPテーマからJポップにプリキュアまで、小さな子供からお年よりまでが楽しめるジャンルを選ばない幅広い演奏を行います。
この日は妖怪ウォッチを演奏しました。
第10音楽隊は東日本大震災の際にも災害派遣で音楽演奏を行っています。



<訓練展示>

それでは訓練展示を開始します。
状況開始!



「レンジャー部隊は進入偵察を実施せよ!」
会場右手上空からヘリコプターが進入してきました。
レンジャー隊員をラペリング降下させます。
ヘリコプターが部隊を展開させている間は非常に脆弱になるのでなるべく短時間に展開させるため、あるいは着陸がしにくい場所でも隊員を展開させるためにこのようにロープを使って地上に降下します。




降下したレンジャー隊員は先に展開している隊員と合流します。
レンジャー隊員を降下させたのは明野駐屯地の第10飛行隊の多用途ヘリコプターUH-1Jです。




レンジャー隊員は降下後、警戒しながら敵の動向を探るために敵行動区域に進入します。




続いて偵察を行うために偵察用オートバイが進入してきました。
軽快な機動力を活かして車両が通行しにくい悪路などでも偵察行動を行います。




敵の装甲車から攻撃を受けました!
偵察部隊は敵の射撃を回避しながら後退します。



なおも敵陣地から激しい攻撃があびせられます。




軽装甲機動車が展開し、偵察部隊を援護します。
軽装甲機動車には固有の武装はありませんが、このように機関銃を装着してルーフから射撃を行うことができます。




敵の航空機の脅威から部隊を守るため、第10高射特科大隊の93式近距離地対空誘導弾が展開します。
93式近距離地対空誘導弾は91式携帯地対空誘導弾に光波射撃照準装置を組み合わせたものを高機動車に搭載したもので、捜索用の対空レーダはもっていません。
対空情報は師団対空情報処理システムからもたらされる対空情報と連携させます。




普通科部隊を火力支援するために155ミリりゅう弾砲FH70が展開しています。
FH70は牽引砲ですがこのように限定的ながら自走して陣地展開・変更を迅速に行うことができます。




展開した93式近距離地対空誘導弾が対空警戒についています。
隊員がヘルメットにつけているのが目視照準機で、車両に搭載された光波射撃照準装置と連動しています。
写真では目視照準機が向いているのと同じ方向にミサイルの射撃照準装置が向いていますね。



敵装甲車を撃破し、普通科部隊を支援するため戦車が進入してきました。
この戦車は第10戦車大隊の74式戦車です。



訓練展示後編に続く。


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その1/その2/その3/その4/その5
Posted at 2014/10/06 22:36:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2014年10月06日 イイね!

豊川駐屯地創立64周年記念行事その2(観閲式後編)

観閲式後編です。

<第10特科連隊>
続いては第10特科連隊です。


第10特科連隊は第10師団をや野戦砲による火力支援をおこなう特科部隊(砲兵部隊)で、昭和32年に姫路駐屯地で創隊され、昭和35年に豊川駐屯地に移動して現在にいたります。




まずは本部中隊。
第10特科連隊は5個大隊を有する本州有数の特科部隊で、中部方面隊では唯一の特科連隊になります。



続いて情報中隊です。
対砲レーダや気象レーダなどを装備して連隊の射撃に必要な情報を提供する部隊です。



装備は偵察用オートバイ、対砲レーダ装置JTPS-P16(手前)、気象測定装置JMMQ-M5(奥)です。
JTPS-P16はアクティブフェイズドアレイアンテナを装備し、敵部隊が発射する火砲の砲弾を探知して発射地点の特定を行う装備です。
JMMQ-M5は火砲の砲弾の射撃に影響を与える気象条件を測定して味方部隊の火砲の射撃精度を向上させるための装備になります。



続いて第1大隊です。


まずは第1大隊本部管理中隊です。
昭和37年に部隊編成完結してきたときは第1大隊は軽砲(105ミリりゅう弾砲)を装備する部隊でした。




続いて第1大隊第1中隊です。
装備は155ミリりゅう弾砲FH70です。
FH70は英・独・伊の欧州3国で共同開発された野戦砲で、陸上自衛隊では昭和58年度よりライセンス生産をはじめ、全国の特科部隊に配備されています。





続いて第1大隊第2中隊です。
装備は155ミリりゅう弾砲FH70です。
FH70は給弾システムが自動化されていてコンピュータと連動させて正確な射撃が可能なようです。
射程も非常に長く、通常弾で24キロ、ロケット噴進弾で実に30キロもの最大射程があるようです。
陸上自衛隊がそれまで使っていた155ミリ中砲の最大射程が通常弾で15キロ、操作人員19名が必要だった当時陸自最大射程を誇っていた155ミリ加農砲M2の強装薬弾でも23キロでしたから、わずか9名の操作人員で射撃が行えるFH70の高性能さがわかります。



続いて第2大隊です。
まずは本部管理中隊です。
第2大隊は昭和37年に部隊編成が完結されたときは第1大隊と同じ軽砲を装備する大隊でした。




続いて第2大隊第3中隊です。
装備は155ミリりゅう弾砲FH70。
FH70は牽引砲ですが、このように大型トラックにより牽引されます。
FH70の操作には1門あたり9名の人員が必要ですが、牽引車に操作要員も搭乗していっしょに移動・展開することができます。



続いて第2大隊第4中隊です。
装備は155ミリりゅう弾砲FH70です。
FH70は牽引砲なので移動時にはこのようにトラックにより牽引されることが必要ですが、補助動力装置を装備しているので最大速度時速16キロで移動することができます。
これにより陣地展開・移動を速やかに行うことができます。



最後は第3大隊です。
まずは本部管理中隊です。
第3大隊も昭和37年の部隊編成完結時には軽砲を装備する大隊でしたが、昭和63年より第5大隊にFH70が配備されて以降、平成8年までに全ての大隊にFH70が配備されました。





続いて第3大隊第5中隊です。
装備は155ミリりゅう弾砲FH70です。
FH70の155ミリ砲の砲身は実に6メートルといいますから、中砲とはいえかなりの大型の火砲だと思います。
走行時の長さは9.8メートルにもなりますから、牽引する側の大型トラックよりも長いわけです。
演習場へ移動する際には一般道路も走りますから牽引車運転のときは気を使うんでしょうね。




ラストは第3大隊第6中隊です。
装備は155ミリりゅう弾砲FH70です。
第10特科連隊は5個大隊に約60門のFH70を装備していましたが、平成26年3月の部隊改編で第4大隊、第5大隊を廃止、火砲のFH70の保有数も約半数に縮小されてしまいました。
第4大隊、第5大隊には計6個中隊により編成されていました。



<第10後方支援連隊第2整備大隊特科直接支援中隊>

次は特科直接支援中隊です。
第10特科連隊の火砲、車両等を整備補給を行う部隊です。
後方支援連隊の本部は春日井駐屯地にあります。




装備は整備車と重レッカ。
重レッカは装甲車両の砲塔エンジン、火砲など重量物を吊り下げる装備で、重装備の整備には欠かせない車両です。


<第10高射特科大隊>

続いて第10高射特科大隊です。
第10高射特科大隊は第10師団の対空防御を行う部隊です。
もともとは第10特科連隊第6大隊として編成されていましたが、平成3年に第10高射特科大隊として改編されています。



まずは本部管理中隊です。
本部管理中隊には対空戦闘指揮装置や対空レーダを装備しています。
写真の手前は対空レーダJTPS-P14、奥が低空レーダJTPS-P9で、敵の航空機を補足・追随するものです。




続いて第1中隊です。
装備は93式近距離地対空誘導弾です。
91式携帯地対空誘導弾を高機動車に搭載した車載地対空誘導弾システムです。
35ミリ高射機関砲L90の後継として配備されたもので、陸上自衛隊では平成6年度から部隊配備が始まりました。
第10高射特科大隊には平成16年に導入されています。




続いて第2大隊です。
装備は81式短距離地対空誘導弾です。
国産初の地対空誘導弾で、第10高射特科大隊がまだ第10特科連隊第6大隊だった昭和63年に導入され、平成22年には改良型の81式短距離地対空誘導弾(C)の配備が導入されています。



<第10後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援中隊>


続いて高射直接支援中隊です。
春日井駐屯地の第10後方支援連隊隷下の部隊で、第10高射特科大隊の火器や車両の整備補給を行う部隊になります。
装備は整備車と重レッカ。



<第6施設群>

続いて第6施設群です。
こちらは第10師団隷下の部隊ではなく、上位組織の中部方面隊を施設作業支援を行う部隊で、第4施設団隷下に編成されています。




まずは本部管理中隊です。
装備は中型トラック。
第6施設群は本部管理中隊、第370施設中隊、第371施設中隊が豊川駐屯地に、第372施設中隊が鯖江駐屯地に、第369施設中隊が岐阜分屯地に置かれています。




続いて第370施設中隊です。
奥の車両は道路障害作業車です。
施設部隊は陣地や橋、道路を開設するだけでなく、有事の際に敵部隊の侵攻速度を遅らせるために道路や橋などの破壊や障害の設置を行います。
この車両はアタッチメントを取り付けることで舗装道路上に迅速に障害を構築することができます。



大型トラックに牽引されている装備は83式地雷敷設装置です。
対戦車地雷を迅速・広範囲に敷設することができる装備です。




中型セミトレーラに載せられているのは油圧ショベルです。
掩体や掩体壕の掘削、土砂の積み込み作業などを行う装備です。
自衛隊専用の特別な装備ではなく、民間の油圧ショベルとほぼ同じ仕様なんだそうです。



続いて第371施設中隊です。
奥には作業装置付の大型トラックがみえます。




大型トラックに牽引されているのは渡河ボートです。
簡易なFRP製のボートで部隊が河川の渡河をしたり災害派遣などに用いられます。
数隻ならべて簡易な橋とすることも可能なようです。




こちらは92式地雷原処理車です。
背中に大型のコンテナを背負っていますが、ここには地雷処理用ロケット弾が2発装填されています。
ロケット弾に爆薬ブロックを接続して投射し、接続してある爆薬に点火することで地雷原を爆薬で誘爆させて車両用通路を開設します。




こちらは75式ドーザです。
中型ドーザと同等の作業能力と高い機動性、装甲を付与されたもので、第一線部隊の機動支援に使われます。
カンボジアPKOでもゲリラの脅威からまもるために75式ドーザが派遣されています。
ドーザとはいえ、最大速度は時速45キロにもなります。


<中部方面後方支援隊第104施設直接支援大隊第1直接支援中隊>


豊川駐屯地に駐屯する部隊ラストは直接支援中隊です。
第6施設群の車両や重機などを整備補給を行う部隊で、第104施設直接支援大隊本部は大久保駐屯地に置かれています。


<第10戦車大隊>

観閲行進最後は今津駐屯地に駐屯している第10戦車大隊です。
装備は74式戦車です。


<第10飛行隊>

観閲飛行してるのは明野駐屯地に駐屯している第10飛行隊です。
装備はUH-1J多用途ヘリコプターです。



観閲官が降壇、国旗が退場して観閲式が終了となりました。

以上、観閲式の模様でした。
訓練展示に続くよ。


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その1/その2/その3/その4/その5
Posted at 2014/10/06 07:04:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2014年10月05日 イイね!

豊川駐屯地創立64周年記念行事その1(観閲式前編)

先日10月5日に愛知県は豊川市にある陸上自衛隊豊川駐屯地にいってきました。
駐屯地創立64周年記念行事があったからです。

現在豊川駐屯地がある場所は終戦まで海軍工廠があって海軍の航空機用機関銃弾などを製造する一大拠点でした。
戦後はこの跡地に日本車両の工場や豊川市役所、ミノルタなどが建てられましたが、豊川駐屯地は自衛隊の前進となる警察予備隊の駐屯地として昭和25年に設立され、昭和29年に陸上自衛隊の駐屯地となりました。




記念式典の観閲式のために駐屯地前の演習場に整列した豊川駐屯地の隊員です。
豊川駐屯地には第10特科連隊、第10高射特科大隊、第49普通科連隊、第6施設群、直接支援中隊、業務隊など1700名もの隊員が勤務している中部地方でも有数の大規模な駐屯地となっています。
観閲式のほうも師団規模のかなりおおきなものになっています。



国旗が入場してきました。
白地に赤く染められた日の丸の旗は風になびくほど軽いですが、1億2000万人が住む日本という国を表すその「国旗」としての意味はとても重いものがあります。
国を表す国旗は単なる記号としての意味だけではなく歴史と文化、国民の生命財産全てを含めたシンボルと思うとなぜ日本でも外国でも国旗(自国旗にも外国旗にも)を尊重するのかの理由がわかってくるような気がします。




国旗入場の後、観閲官の豊川駐屯地司令が部隊を巡閲を行います。
豊川駐屯地司令は第10特科連隊長を兼ねています。


式辞、来賓挨拶、来賓紹介、市町村旗紹介の後は観閲行進です。
※今回観閲式に参加した部隊を可能な限り全て掲載しました。
似たような構図、似た写真が何枚も何十枚も続きますがご了承ください。



観閲行進では「祝典ギャロップ」が演奏されます。
演奏するのは守山駐屯地の第10音楽隊です。
この部隊は第10師団隷下の音楽部隊で行事や音楽祭などの演奏をおこないます。



観閲行進、先行は観閲式の観閲部隊副連隊長を載せた82式指揮通信車です。
82式指揮通信車は国産初の装輪装甲車で師団司令部や特科部隊の本部などに配備されています。


<第49普通科連隊>

観閲行進開始!
まず最初の部隊は第49普通科連隊です。
第49普通科連隊は平成16年部隊が編成された新しい普通科(歩兵)部隊で、今年10周年を迎えました。




第49普通科連隊、最初は連隊本部です。
第49普通科連隊はもともとは第10師団隷下の普通科部隊として編成されましたが、平成26年3月の改編で第10師団から中部方面隊の直轄部隊になる中部方面混成団に編成換えとなっています。



続いて第1中隊です。
第49普通科連隊は5つの普通科中隊と1つの重迫撃砲中隊の6個中隊と本部、本部管理中隊により編成されています。




続いて第2中隊です。
装備は高機動車。
高機動車は中型の人員輸送用トラックとして開発された車両で、合計10名の乗員をのせることができます。




続いて第3中隊です。
装備は高機動車。
高機動車は既に全国の普通科部隊等への配備が完了済みで、退役車両の更新も順次行われているようです。
この高機動車を民間仕様にしたものがメガクルーザーとして市販されていました。




続いて第4中隊です。
装備は軽装甲機動車です。
軽装甲機動車は普通科部隊等に装備され4名の乗員を乗せて戦略起動や戦場機動などに用いられます。
固有の武装はありませんが小銃、機関銃、軽対戦車誘導弾の装備が可能です。
自衛隊の装甲車両の中ではめずらしく大量装備されていて、普通科部隊の機械化をいっきにすすめた装備になります。




続いて第5中隊です。
装備は高機動車。
第49普通科連隊は常備自衛官を中心に即応予備自衛官により編成されたコア部隊となっています。
即応予備自衛官とは元自衛官が普段はそれぞれの職業に従事しながら、有事や大規模災害の際に召集されて常備自衛官と同じように部隊の一員として行動を行います。
そのために即応予備自衛官として必要な知識・技術などを維持するために年間30日間の訓練を行うことになっています。




第49普通科連隊ラストは重迫撃砲中隊です。
連隊の火力支援を行う中隊で、装備は120ミリ迫撃砲RTです。
フランス製の重迫撃砲でこのように高機動車により牽引されます。
最大射程は通常弾で8100メートル、ロケット噴進弾で13000メートルといわれ、従来の軽砲(105ミリりゅう弾砲)に匹敵する威力と射程をもっているようです。



<第306普通科直接支援中隊>

続いては第306普通科直接支援中隊です。
第306普通科直接支援中隊は第49普通科連隊の車両や火器・火砲等の整備補給を行う部隊で、中部方面後方支援隊の隷下になっています。
第49普通科連隊が第10師団隷下から中部方面混成団隷下にともなって第10後方支援連隊第2整備大隊第4普通科直接支援中隊から新編されました。



装備は整備車(手前)と重レッカ(奥)。
重レッカは大型の車両や火砲の整備には欠かせない装備で、最大吊り上げ能力は実に10トンにもなるそうです。




観閲式後編に続きます。

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その1/その2/その3/その4/その5
Posted at 2014/10/05 23:07:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2014年10月03日 イイね!

守山駐屯地 第10師団創立52周年記念行事(その3)

記念式典、訓練展示の後は会場で装備品展示が行われました。
第10師団司令部が置かれている関係上、装備品展示には第10師団の主な装備品がズラリと並びました。




こちらは野外手術システムです。
上の写真が手術車、下の写真が手術準備車になります。
このほか滅菌車、衛生補給車により構成されます。
その名前の通り野外で外科手術を行うための装備で、必要な装備をコンテナ・車載化したものです。
初期の外科手術・応急治療用とはいえ、開頭や開腹手術ぐらいなら可能なんだそうですよ。
第10後方支援連隊の装備です。




こちらは偵察用オートバイです。
偵察・連絡等に用いるオートバイで第10偵察隊などに配備されています。






こちらは新装備の07式機動支援橋です。
陸上自衛隊では河川に車両を通過させるための橋を迅速に展開させるための装備として81式自走架柱橋を装備していますが、装甲車両の大型化などにともない、対応できない車両がでてきました。
そこで開発されたのがこの機動支援橋です。
架設車、ビーム運搬車、橋節運搬車などから構成されています。
こちらは第10施設大隊に配備されています。




こちらは渡河ボートです。
FRP製の簡易なボートで、エンジン又はオールで航行します。
数隻つなげることで簡易な橋にすることもできます。
第10施設大隊に配備されています。




こちらは第10偵察隊の87式偵察警戒車です。
装輪式の装甲車に25ミリ機関砲の砲塔を搭載し、空地火力の脅威下で路上機動により偵察警戒任務を行う車両です。
コンバットタイヤを用いて装甲するので最大速度は100km/.hにもなります。




第10高射特科大隊の装備です。
上は93式近距離地対空誘導弾です。
91式携帯地対空誘導弾を車載化したもので誘導方式は赤外線画像式で低空域目標の撃墜を主任務としています。
下は81式短距離地対空誘導弾です。
国産初の地対空誘導弾で、現在はその改良型が運用されています。
電波弾と光波弾を採用することで敵の妨害性を向上させています。




こちらは96式装輪装甲車です。
主に敵脅威下での人員輸送に用いられる装甲車でコンバットタイヤを用いて高速機動に優れています。
こちらは第10戦車大隊に装備されています。



こちらは第10特殊武器防護隊の化学防護車です。
82式指揮通信車をベースにつくられたもので、車内には空気洗浄機が取り付けられていて放射線測定器や分析器などを装面することなく分析することができます。
写真は車外にとりつけられたマニピュレータで、これにより汚染された試料を採取することができます。



こちらは第10特科連隊の155ミリりゅう弾砲FH70です。
欧州で開発された中砲で、特科部隊の主力火砲です。







こちらは第10戦車大隊の74式戦車です。
戦後第2世代の国産戦車で、制式化が昭和49年の大ベテランですがまだまだ現役です。
大型の投光機や避弾経始を考慮したまるくひらべったいい砲塔など、第3世代戦車には見られたい第2世代戦車特有の装備をしています。
油圧サスペンションをつかって車高を変更することが可能で、待ち伏せ射撃に有効とされています。



こちらは戦車の体験搭乗です。
戦車には乗ったことがありませんが同じ74式戦車のシャシをつかっている78式戦車回収車に体験搭乗したことがありますが、ものすご~いガックンブレーキでしたよ(^^;


以上、守山駐屯地第10師団創立52周年記念行事でした。




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その1/その2/その3

Posted at 2014/10/03 01:00:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2014年10月03日 イイね!

守山駐屯地 第10師団創立52周年記念行事(その2)

続いて訓練展示(模擬戦闘)です。

訓練展示では着上陸して陣地を構築した敵部隊に対して、第10師団がこれに対処する想定で行われます。
尚、住民の皆さんは避難済みですので安心してください(^^;

では状況開始!

会場左手よりヘリコプターが進入してきました。
このヘリコプターは連絡観測を行うOH-6ヘリコプターで、三重県明野駐屯地の第10飛行隊に配備されています。



「こちら観測ヘリコプター、偵察を開始する」「了解!」
観測ヘリコプターが敵の行動を偵察します。


「こちら観測ヘリコプター、敵部隊は装甲車を含む歩兵部隊、陣地を構築している」


そのとき、敵陣地より発砲!
「こちら観測ヘリコプター、敵部隊から攻撃を受けた」「了解!」



観測ヘリコプターの偵察情報をうけながら、オートバイを用いた偵察行動もすすめられます。
オートバイは通常の車両では通行できない地形でも偵察活動が行えます。
「こちらリコン(偵察隊)、偵察を開始する」




会敵したオートバイ隊は敵の射撃を回避しながら情報を本部に送ります。
「こちらリコン、敵装甲車より攻撃を受けた」
進入してきた車両は87式偵察警戒車です。
この車両は25ミリ機関砲のほか機関銃を装備し、偵察警戒を行います。
これら偵察活動は春日井駐屯地に駐屯する第10偵察隊が行います。



偵察警戒車が会敵した敵部隊に対して機関銃の射撃を加えます。
「こちらリコン、敵は装甲車を有した1個小隊」
これより敵部隊に対して第10師団は攻撃を開始します。




攻撃に先立ち、航空部隊より敵部隊に打撃を加えます。
AH-1S対戦車ヘリコプターが進入してきました。
対戦車ヘリコプターは第10師団ではなくその上位組織にあたる中部方面隊に編成されています。
第10師団を支援するのは三重県明野駐屯地に駐屯する第5対戦車ヘリコプター隊ですが、今回は航空学校の教育支援飛行隊からの参加です。




対戦車ヘリコプターは戦車や装甲車を射撃するため対戦車誘導弾、ロケット弾、20ミリ機関砲を装備しています。
「こちら対戦車ヘリコプター、敵装甲車を発見した。これより射撃する」
「了解!」



「こちら対戦車ヘリコプター、敵装甲車1両を撃破」
対戦車ヘリコプターの攻撃をうけ、敵装甲車が破壊されました。



一方、敵の航空機から我を守るため、対空警戒として93式近距離地対空誘導弾が展開します。
第10師団の防空を担うのは豊川駐屯地の第10高射特科連隊です。



敵部隊に打撃を与えるため、迫撃砲による射撃を行います。
この迫撃砲は口径120ミリの大型の迫撃砲で毎分15~20発という高い発射速度で砲弾を最大13キロ射撃することができます。
こちらは守山駐屯地に駐屯する第35普通科連隊の重迫中隊です。





続いて敵の戦車や装甲車を撃破するため、対戦車ミサイルが展開します。
こちらは守山駐屯地の第35普通科連隊で、87式対戦車誘導弾を装備しています。
87式対戦車誘導弾は国産初のレーザー誘導ミサイルで発射機とレーザ照射機を分けて配置することができるようになりました。
射撃を終えたミサイルは直ちに移動します。



敵の装甲車を撃破し、さらに後方の陣地にむけて火砲により射撃を行います。
これにより敵部隊の人員や車両に損害を加える琴が目的です。
これより豊川駐屯地に駐屯する第10特科連隊が155ミリりゅう弾砲FH70により射撃を行います。
FH70は昭和60年度より部隊配備が始まった中砲で、牽引砲ですが補助動力装置を装備しているので短距離なら自走することができて陣地変換や移動を速やかに行うことができます。
火砲としても高性能で通常弾で24キロ、ロケット噴進弾なら30キロという長大な射撃をすることができます。
「こちらFH、射撃を開始する。撃ち方用意、撃て!」
非常に大きな音がします!ご注意ください!
非常に大きな音がします!ご注意ください!
非常に大きな音がします!ご注意ください!



迫撃砲やりゅう弾砲により敵に損害を与えることができました。
これに対して我が部隊は戦車等を用いて機動打撃を行います。
「前進用意、前へ!」
戦車が進入してきました。
滋賀県今津駐屯地に駐屯する第10戦車大隊の74式戦車です。



非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!





戦車の射撃により弱体化した敵に対し、我が部隊は軽装甲機動車をもちいて普通科部隊により攻撃前進します。
第35普通科連隊第4中隊の軽装甲機動車が進入してきました。




普通科部隊を支援するため、戦車、りゅう弾砲が火力支援します。
FH70が突撃支援射撃を行います。
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!



次々と我が部隊の砲弾が敵陣地に弾着していきます。





戦闘により我が部隊に負傷者が発生した模様です。
後方に搬送させます。



我の攻撃の元に、敵部隊は後退を開始した模様です。
我が部隊はさらに偵察警戒車、地対空誘導弾を前進させます。



後方の建物を占拠した敵に対し、我が部隊はヘリコプターに乗せたレンジャー部隊を降下させます。
この部隊は第35普通科連隊の中からレンジャー資格を持った隊員の仲から選抜された精鋭部隊です。
この訓練展示では安全上実際に降下はせず、ヘリコプターは後方の建物に移動します。
レンジャー隊員を支援するのは明野駐屯地の第10飛行隊のUH-1J多用途ヘリコプターです。



後方の建物にたてこもった敵を偵察するため、レンジャー隊員が降下侵入します。
「降下用意、降下!」



「突入!突入せよ!」
第35普通科連隊の精鋭が突入を開始しました。
上空では対戦車ヘリコプターが航空支援を行います。




「前進用意、前へ!」
突入した普通科部隊を戦車が支援します。
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!



敵部隊を制圧、陣地を奪取しました。
状況終わり!!!




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その1/その2/その3
Posted at 2014/10/03 00:15:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記

プロフィール

「佐久間挺長ほか潜水艇の慰霊塔がある鯛の宮神社は呉のタクシー運転手さんも知らない場合もあってちょっと行きづらいのですが、あのあたりは安芸地震で結構被害受けたみたいで爪痕がまだ残ってたりします。」
何シテル?   06/23 21:17
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スバル R2 スバル R2
スバル R2に乗っています。 後席がちょっと狭いですが良い車ですよ(^^)
スバル レヴォーグ レガシィ後継車 (スバル レヴォーグ)
先代が事故で早期引退となってしまったため、導入されたレガシィ後継車です。
スズキ アルト スズキ アルト
10年ほど乗っていた以前の車です。 660CC規格になって初めて乗った車でした。
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