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イイね!
2016年08月11日

山中徘徊時々エリーゼ・・・黙々と

本日は、全国的に初の「山の日」!! おめでとうございま~す♪

で、今日はきっと山も混み合うだろうと思いまして、昨日、「山の日」のお祝いに登って
きました。

選んだ山は、例によって南アルプスの南の端っこにある「大無限山」という良く言えば
渋い山、悪く言うと展望もろくに無い森林限界以下2330mの無駄に疲れるだけの山。

かれこれ30年も前に登ったきりで、途中の「鋸歯」という痩せ尾根の登り下りを4回も
繰り返す難所に辟易してもう二度と登りたくないと思っていました。
しかし、最近、この難所の崩壊がすすみ、近い将来に現在のルートでは登れなくなる
だろうと噂されています。
そう聞くと、なんだか無性に懐かしくなって今のうちにもう一度登っておこうかと思った
次第です。



この山は、途中無人小屋はありますが、水場の無い山なので通常の1泊行程では
2日分の水を背負い上げなければなりません。
しかし、日本200名山に入っていることから登山者数も若干増えており、標準タイム
14-5時間のところを日帰りで登ってしまう猛者達もいるようです。

老骨には、かなり厳しそうですが体力テストも兼ねて日帰りに挑戦することに。
しかし、無理は禁物なので朝一番に出発して12時までに登頂出来なかったらそこで
引き返すことを決め事とします。

5時、井川田代の諏訪神社を出発。


行動用の水は、霊験あらたかな霊水を汲んでいきます。
これを飲めば、パワー百倍?


一汗かく頃に森に朝日が射し込み、気温、湿度とも一気に上昇するのを肌で感じます。


蒸し暑さと吹きだす汗に耐えながら、足元だけを見つめての苦しい登行。
でも、足元には\(^o^)/



7時30分、まずは標高差1100mを登り、難所手前にある無人小屋の広場1796mに到着。


ここからは、目指す大無限山山頂を望むことができます・・・が、遠い~(~_~;)


せっかく登ったのに急降下。
ここからは、文字通り鋸の歯のような急勾配のピークを4ケ所上り下りします。


4つ目のピークから、問題の崩壊地が見えました。


両側が崩壊した痩せ尾根を慎重に渡ります。
これは下山時の方が、リスクが大きそうです。


渡り終えたら、ようやく前衛峰の小無限山への登りとなります。
写真からは分かりにくいですが、手を使わずには登ることのできない傾斜です。


でも、すぐに目がいってしまいます♪


9時30分、ようやく小無限山2150mに到着。
無人小屋のある地点から2時間が経過しているのに高度は僅か300mほどしか上がって
いません。これが無駄に疲れる山という所以です。


南からガスが湧いて来て数少ない展望地から何も見ることができなくなりました。


こんな崖にも咲く健気なナデシコ。


小無限で急登は終了、大無限に向けてシラビソの森をひたすら黙々と歩きます。
脚は、かなりの疲労で腿の前面が痙攣しかかりますが頭は妙に冴えた感じで子供の頃
からこれまでの様々な事柄、まったく忘れていたようなことまでが走馬灯のように次から
次へと浮かんできます。


常緑の岩鏡ですが、黄色や赤の葉が混じっています。
これも秋の気配なのでしょうか?


大無限山頂に近い北側の展望地からは、5月に登った大根沢山、その向こうに光岳辺り
の南アルプス主稜線がかすかに見えました。
ここから稜線は繋がっています、いつか行けるでしょうか?
いつかと言えるほど残りの人生は長くないけれど・・・。


少し、森に明るさが増すと


11時15分、大無限山頂着。
何の変哲もない山頂ですが、なんとか12時前に着くことが出来ました。\(^o^)/


付近には、樹皮を剥かれて真っ赤な血を流したような数本のドウダンツツジが散在して
いました。


帰り道を考えるとゆっくりランチを楽しむ余裕もありません、スポーツ飲料で稲荷寿しを
流し込むと、再び苔生す森の中、黙々と歩きだします。


13時40分、再び最大の難所へ下降します。


固定ロープがありますが、あまり当てにもできません。(^^;


尾根の幅は、丁度両足分。


で、右はこんなで


左もこんな。
確かに近い将来、崩落がさらに続けば通行不能となる可能性もありそうです。


帰りも鋸の歯は、急勾配の登り下りの繰り返しです。


それでも、この子達が目を楽しませてくれました。




でも、茸達と遊んでる場合じゃありません。
深い森は、徐々に薄暗くなってきます、平らなところは軽く駆け足で急ぎます。


17時、無事に下山届けを提出して終了。
正直、もう体力の限界でした。


一日経った今日、下りで走ったせいか大腿四頭筋が破裂しそうな筋肉痛。
でも、やっぱりめでたい「山の日」で~す♪





ブログ一覧 | 日記
Posted at 2016/08/12 01:03:18

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この記事へのコメント

2016年8月12日 6:52
山の日、
正にう~たんさんの為にできた日みたいですね!
これで少なくとも、年に一回は大手を降って山登りが出来ますね。
(^o^)
コメントへの返答
2016年8月12日 15:04
いや〜、僕はそもそも毎日が山の日なんで特に必要性はなかったんですが・・・(~_~;)
2016年8月12日 7:03
私もご近所のお山に行って来ました
が、高々900mの山登りでも、脚がガクガク
仙人は体の鍛え方が違うなあと実感

こちらのお山には綺麗な尾根遺産達が
一杯いたけど、そちらは茸だけ?
コメントへの返答
2016年8月12日 15:09
綺麗な尾根遺産はもちろん昔の尾根遺産すらいませんでしたよ。
ただ一人だけ僕より少し若いお仲間さんが、後から登ってきました。
相当鍛えているようで、あっと言う間に追い越されましたよ。
あんな脚が欲しいなあと思いました( ; ; )
2016年8月12日 8:35
やはり行ってましたか(笑
私なら、崩壊した痩せ尾根を渡ったら満足して、即座に引き返してしまうでしょうね。
日帰り強行とは凄い!
コメントへの返答
2016年8月12日 15:24
日帰りはちょっと厳しいかなぁと思い、最悪ビバークの支度もしてあったんですが、何とか帰って来れました。
でも、まだまだ鍛え方が足りません。
2016年8月12日 8:46
山の日の設定については、この国の議員は馬鹿かと思いましたが、U-TANさんのような正しい使い方をされる方のニーズを考えると、あながち間違いではなかったのかと。
コメントへの返答
2016年8月12日 15:26
まあ、海の日があるんですから山の日もあっても良いでしょう・・・ってな軽いノリで制定されたんですかね?(^_^)
2016年8月12日 9:24
涼しかったですか?
登山、ときおり キノコ ですね。お神様のお姿がありませんでしたが・・
コメントへの返答
2016年8月12日 15:32
2000mまでは傾斜がきついこともあって大汗をかきましたよ。
でも2000mから上は、かなり快適でした。

実は、山神様は先月末に脚のオデキを切りまして一ヶ月間登山禁止なんです。
本格的なキノコシーズンには、間に合います!
2016年8月13日 0:38
二時間半で1100m登り、さらに遠くに見える山頂・・・
もう私は心が折れました(^_^;)

崩落した尾根で、足元の写真を撮っている状況が怖いです。
:(;゙゚'ω゚'):
コメントへの返答
2016年8月13日 14:29
普通、登りは1時間で400mを目処にしています。ただ、今回は、帰りにこの1100mを1時間半で駆け下りたのがこたえました(~_~;)
確かに足元の写真を撮る時、ファインダーを見るとぐらつきそうで怖かったので山勘でカメラを向けてシャッターを押しました。

プロフィール

「良く曲がる ^_^ http://cvw.jp/b/1240840/48330458/
何シテル?   03/24 11:23
U-TAN(う~たん)です。 性悪娘エリにドナドナして S660に乗り換え。 高齢者には、軽スポーツで充分です。
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