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U-TAN(う~たん)のブログ一覧

2021年10月09日 イイね!

モモンガ

”奥舞茸山”のまた奥になかなか素晴らしい水楢の森がある。
渓を辿って行かねばならないこの森は、とっても遠いので山神様が出動することは
めったにない。

しかし、心細くなってきた冷蔵庫内の舞茸在庫を何とか補充をしたい山神様が
欲と道連れで行くと言う。

で、自宅5時出発。
やって来ました”奥舞茸山”の奥へ続く渓。


街は今日も30℃近いけど、ここは秋の風が吹き抜ける♪


渓を遡ること2時間半、ようやく目的の森へ続く尾根の末端へ到着。


尾根の取付きは、激登り!!
これが、山神様がこのルートを躊躇う理由。


待ちに待った舞茸シーズンもあっと言う間に10月の終盤戦。
もう、簡単には舞茸は見つからない。
標高を500mほど上げて太い水楢が姿を現し始めると、熊さんの食事跡の枝折りが
目立ち始める。


そして久々に大きな落し物も・・・。
今年は、他の山ではドングリが少ないようで心配していたのだが、ここはまずまず
のようで一安心。


本日初の腐れ舞茸発見!
中央の大株には、すでに青カビが生えている。
でも新たな発見なので、僕はいつものように喜んでマップに位置情報を記録する。
しかし、まともな舞茸の欲しい山神様は、当然不機嫌。


この後は、行けども行けども舞茸はおろか毒キノコのひとつも顔を見せない。
「もう、ここへは二度と来ない!」と山神様の不機嫌が限界に達する頃、ようやく
小さな一株を見つける。
色は薄いが、さすがに気温が下がってからの発生なので質は良い。
少しだけご機嫌が良くなった?


水楢の森の出口が近づいてきた。
薄暗くなった尾根を下りながら「まぁ、一株だけでもあったからいいよね。」
とは言うものの、期待外れと疲れで山神様の表情は冴えない。
そんな時、尾根を外れた急斜面に立つ四又の水楢巨木に目を留めた僕は、
「何とかもう一株。」と祈るような気持ちで斜面を落ちるように下った。
しかし、その太い根元に舞茸の姿は無い。
落胆しつつ急斜面を攀じ登ろうとした時、近くのさして太くもない木の根に黒い
塊があるのに気づいた。
駆け寄ると最高の状態の晩生舞茸、しかも二株!


手前の株は約1kg。


そして向こう側の株は、2kg!
山神様も充分納得の素晴らしい状態、石突きを切ると辺りに舞茸の香りが充満
する。
”最高の舞茸は霜降り舞茸”と言う言葉がある。まだ霜は降りないが低温、低湿度
で育った密な組織と豊かな香りはそれに近いのではと思う。


収穫に夢中になっている内に暗さが増した。
「あ!リス!」と山神様の声。
指さす栂を見上げるとそこにいたのは、”モモンガ”。
大きな黒目が愛らしい、珍しくじっとして動かない。
こんなにじっくりとその姿を見るのは初めて。


その時、反対側からもう一匹が現われて幹を駆け上がっていった。
それを追って、先の一匹も樹上に消えていった。


「いいもの見ちゃったねぇ~♪」
思いがけず素晴らしい舞茸が採れた上に、モモンガのカップルも見れた幸運。
こんな気分が高揚した時こそ、ミスを侵しやすい。
「ゆっくり、確実に下ろうよ。」斜度を増した尾根を水音目指してゆっくりと
下る。
それでもなお、途中で6年前に発生記録のある木を探し出し、開き過ぎた舞茸を
見つける。
残念ながら虫刺しがきつくて収穫断念。


足許の悪い急な下りで疲れ切った山神様のペースが、ガタっと落ちた。
安全優先で充分に休憩をとりながら渓をくだり、林道に出た時にはすっかり闇夜。
久しぶりにヘッデンを点け、ゆっくりと歩いた。


結局、出発から車に戻るまで行動時間12時間。
山神様にとっては、久々に厳しい長丁場となった。
やっぱり、モモンガの出る時刻まで山で遊んでちゃいけないネ。

Posted at 2021/10/10 14:24:36 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2021年10月04日 イイね!

二日続けて・・・

今日は、遠いのでゴローはお留守番。
山神様と二人で”舞茸山”定期巡回。
ここは、前回21日から約2週間と理想的なサイクル。
一番里に近い”熊森山”、そこから1時間の”舞茸山”、さらに歩きが遠い”奥舞茸山”、
三つの出場所を2週間おきで定期的に回り、幼菌を見つけた時はスポット的に
適切な間隔で回収に向かうとなると結構忙しい。

まずは、ここでもクリタケ発生♬


洞の中、天井から逆さまに伸びたクリタケ。
これは珍しい光景だ。


この”舞茸山”を見つけて早や10年、場所も太さも充分、傷つき方も申し分なし、
これに舞茸が出なかったらどこに出る?っていうほど理想的な巨木。
これまで一度も出たことが無かったのが、不思議なくらい。
しかし、とうとう出た~!!
剣鉈の刺さった根の隙間に・・・


トンビマイタケと見紛うばかりの巨大な傘。
山神様と一緒に「本当に舞茸だよね?」としばし悩むほど。


帰宅後、撮影した傘の大きさを示す一枚。
ほとんど手の平に近いサイズ! (◎_◎;)


続いて山神様が、採り頃の一株を見つける。


やや苦戦したが、ほとんど無傷で木の根の間から取り出した v(^^
見た目より立派な株だった♪


晩秋のキノコ、ムキタケも頭を出し始めた。
だんだんとキノコの種類が増えてきてワクワクするなぁ。


さらにこの特徴的な樹形の木で、小さなまま枯れてしまった舞茸幼菌を発見。
この木も初の発生確認だ、新たな発生を見出すのは大物を採るのと同じほど
価値があるし嬉しいものだ。


折り返し点からの帰り、山神様の担当エリアの端にある急斜面を僕が見ながら
下る。
すると、なかなかのサイズの腐れ舞茸が見つかった。
いつも見落としを叱られてばかりなので、今回はここぞとばかりに
「ここって、貴女の担当エリアですよね?」と言ってみた。
すると山神様は悪びれもせず、「これでこの周辺に沢山の胞子を撒いたから
将来が楽しみになったわ。なんでもかんでも採ればいいって訳じゃないのよ」と
反省する素振りも無し・・・(-_-;)


こんな時は逆らうと火傷をするので、優雅なアサギマダラで心を和ませる。


彼らが山から降りてくると渡りの季節が近い、本当に秋だなぁ~。


帰途、非常事態宣言で長らく休業していた赤石温泉で久しぶりに汗を流した。

この温泉も”ゆるキャン”でちょっと有名に?


帰宅して夜中まで収穫物の確認選別、ゴミ取り作業。
舞茸はまだしも、クリタケなどの小型キノコが出てくると収穫よりも時間が
掛かって面倒だ。
しかし・・・山神様が採ったハナイグチの中から見つけたチチアワタケ。
時折、こうして似て非なる毒キノコが紛れ込むので、いくら面倒くさくても
選別作業は絶対に手を抜けない。


翌朝。
まだ涼しい時間、ゴローが朝陽を浴びて日向ぼっこをするようになった。
舞茸採りから二日目の朝、まだ疲れがぬけていないのかな?


Posted at 2021/10/06 22:40:49 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2021年10月03日 イイね!

ゴローと散歩

大感謝祭の翌日、ゴローを連れて”熊森山”へお散歩に。
舞茸シーズンもそろそろ終盤だが、もう少し定期巡回を続ける必要がある。
と言うのは、たとえ収穫適期をはずしても、今シーズンどの木に出たかということを
把握しておきたいから。

”熊森山”に前回来たのは9月13日なのでもう20日も経ってしまっている。
あったとしても、きっと腐れ舞茸になっちゃってるだろな・・・と半ばあきらめ
気分・・・。
途中の登山道、ゴローが緊張して動かなくなった。
すると、行く先からめずらしく中年女性のハイカーが歩いてきた。
彼女は、ゴローに気付くと驚いたような顔で「あっ、この猫ちゃん、前に会った
ことあるわ!!」と言う。
聞けば、ゴローとよく行く家の裏山で僕らに出会ったことがあるとのこと。
「猫ちゃん、またねー。バイバイ」と彼女は去っていった。
ゴローの知り合いにこんなところで会うとは、「驚いたニャン!」

で、現場に到着。
「とうちゃん、あったニャン!」・・・ゴローが見つけたわけじゃない


木の根を巻き込んで採りにくいが、バッチリの収穫適期♪
今シーズンの幸運は、まだ続いているかな。


感謝の呪文を唱える山神様・・・この木は3年周期、こうすると次も必ず出る?


「とうちゃん、変なのがあったニャン!」


素晴らしいクリタケ♬


「これも食べれるからね、覚えておくんだよ」
「わかったニャン!」


お~っと、これは予想通りの腐り舞茸。
なんと前回収穫したのと同じ木、幹に大きな株、根元にも出ている。
前回は、幼菌も姿を見せていなかったことになる。
こういうことがあるから本当は2週間ごとに定期巡回はしなくちゃいけないんだ
よな~。


それにしても、この森に広がる”楢枯れ病”が気になる。
来るたびに葉を枯らしてしまった木が増えているようだ、病原菌を運搬する
カシノナガキクイムシは、舞茸の出るような太いミズナラに集中的にとりつく。
この森はもちろん、この地域の水楢の将来が、心配でならない。


おー、美しいクリタケのブロック。
次は、クリタケシーズンだ。


さぁ、帰ることとしよう・・・・あっ、ゴローの電池が切れた。


水を飲んで充電!


顔を見せはじめた可愛いハナイグチ。


これじゃフクロネコだね・・・結局、帰りはこのスタイル、重い (-_-;)


「あ~、きょうも疲れたニャン。早くお家に帰ろうニャン。」

走り出して30分、やけに舌なめずりをするなと思ったら嘔吐した・・・前回も
同様だったので注意してゆっくり走っていたのだが、可哀想なことをした。
車酔い?何か対策を考えてやらねば・・・・猫の酔い止めなんてあるのかな。
Posted at 2021/10/05 15:00:52 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2021年10月02日 イイね!

舞茸収穫祭

コロナ緊急事態宣言解除・・・舞茸大収穫緊急招集。

という訳で、2年振りの舞茸収穫祭を開催。
会場は、いつも通り静岡市のリストランテ「ロメオ」

メンバーは、レギュラーのnomu氏夫妻、3314夫妻とJr.。


あっ!このお嬢様も大事なメンバー、3314家のプリンセス嬢。
「あたしも皆と一緒に食べたいワン!」・・・ごめんね、プリンセス。
でも、最後にお店が用意してくれた「ゆでキャベツ」食べたからいいよね?。


前菜に続き、先頭打者はやっぱり「焼き」でしょう♬
岩塩+地元レモンで風味が増すねぇ。


メインメニューは2品の予定だが、ピザは絶対、パスタもはずせない、でも
リゾットも捨てがたい・・・という我儘な客の要望に応えて
①ピザ


②リゾット


③辛味抑えめオイル系パスタ


さらにデザートも、あれもこれも食べたい女性陣の夢を叶えるスモールカットの
特別盛り合わせ♪


時節柄、お行儀よく黙食?(美味いものを食す時、人間は無口になる)。
しかし、コーヒータイムの話題はもっぱら3314氏の見果てぬ夢、車は欲しいのに
欲しい車が見当たらないnomu氏の苦悩。
一方、人生最後の車をジムニーと決めたU-TANには、車選びの妄想も悩みも無い。

さて、ランチの客が誰もいなくなった店内を占拠して続いた楽しい楽しい収穫祭、
来年の開催を約して2時間余でお開き。


はて、来年も上手く原料調達が出来るかな?
           ・・・まぁ、今年のようにはいかないな (-_-;)

※今回も我儘言いまくりの客の要望に快く応えてくれたロメオご夫妻に
 心より感謝申し上げます。




Posted at 2021/10/02 23:23:34 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「良く曲がる ^_^ http://cvw.jp/b/1240840/48330458/
何シテル?   03/24 11:23
U-TAN(う~たん)です。 見た目は可愛い性悪娘エリに苦労してます。 よろしくお願いします。
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