後期型(最終型?)用シフトパネルへの換装(その7)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
「最終型(?)シフトインジケーターを点灯させるぞ」プロジェクトですが、(まだ必要部品が全ては揃っていないものの)ほぼほぼ方針が決まりました。
2
配線を
・トランスミッションレンジスイッチ
・TCM(トランスミッションコントロールモジュール)
のどちらのコネクタ近傍で分岐させるのか・・・ですが、トランスミッションレンジスイッチのコネクタ近傍で分岐させることを基本方針としました。
また分岐の方法は、車両側ハーネスを傷付ける方法(例えばエレクトロタップなど)は採用せず、専用の分岐アダプタを製作することとしました。
3
【TCMコネクタ近傍で分岐させる場合】
<考えられる利点>
・アクセス性・作業性が良い。(バッテリーのすぐ後方なので)
<考えられる欠点>
・TCM側は扱う配線本数が多いため、今回のイジリで何らかの問題が起きた場合、原因究明が困難になる。
・TCMには常時電源(BAT電源)が来ており、作業のためにこれを一時絶つ影響がどう出るのか分からない。
(DTCエラーや車両情報喪失などが発生する懸念がある)
・TCMのコネクタ(オス)は基板実装タイプであり、作業対象となるピン数が多いため、基板から外したコネクタに新たに配線を繋げる作業が大変。加えて、何らかの防水・防塵ケースに入れる必要がある。
・TCMにはCAN信号線も来ており、この信号線へのノイズ対策を別途考慮する必要がある。
【トランスミッションレンジスイッチ近傍で分岐させる場合】
<考えられる利点>
・対象となる配線は8本のみで、何らかの問題が発生した場合に、原因究明が容易。
・常時電源(BAT電源)は来ておらず、電源を一時絶つ影響は何も無いと思われる。
<考えられる欠点>
・アクセス性・作業性が悪い。ただし、分岐をアダプタ化することで、(既設のコネクタを損傷させずに勘合解除できれば)この欠点は補える。
・コネクタ(オス)を使用に耐えられる状態で確保できるかまだ不透明。
これらの利点・欠点を総合的に判断すると、トランスミッションレンジスイッチのコネクタに自作の配線分岐用アダプタを挟む方法が一番現実的かつ安全側であると判断しました。
4
現在、唯一残っている懸念は「トランスミッションレンジスイッチのコネクタ(オス)を使用に耐えられる状態で確保できるか」です。
図はトランスミッションレンジスイッチ(T32エクストレイル用ではありません)ですが、このようにスイッチ本体とコネクタが一体になっています。
従って、図中の青線で切断してコネクタ側を使用します。(スイッチ本体側は不要なので、コネクタ形状さえ合えばT32用ではなくても、ジャンク品でもOK)
そして、B部を通っているはずの配線に対して直にコネクタ(メス)の配線を接続(はんだ付け)して、アダプタ化しようと目論んでいます。
まだ、中古スイッチ(実は北米仕様「セントラ(日本名:シルフィ)」のもの)が手元に届いておらず、実物確認できていないので、構造が予想通りなのか、B部ではんだ付け可能なのかが不明なのです。
実物到着が大変待ち遠しいです^^
5
ちなみにトランスミッションレンジスイッチのコネクタ(メス)ですが、配線色こそ違えど、他車種のものがそのまま使えそうです。(今回用意したのはE12ノートのもの)
これは日産車だけでなく、国産他社や場合によっては外国車でも、ほぼ同じ仕様のスイッチを使用しているからのようで、スイッチ部番に関わらず、同じ形状のコネクタなら同じピン配列のようです。
6
一方、TCMについては車種によってピンアサが若干違うようで、今回のE12ノート→T32エクストレイルの例だと、
・配線1本を他の場所に移植
・配線2本が不要のため引き抜き
という状況で、E12に対してT32は2本配線が少ないようです(^^;
(もちろん、同じT32でも年式で違うかもしれません)
7
TCMのコネクタも、ほれ、この通り、バラしてみて、コネクタ構造やピンの抜き方を練習し、T32のピン配列と同じになるようにピンを入れ替えてみました。
今後の方針上、こちらのコネクタは使わないと思いますが、車用コネクタの構造の良い勉強になりました^^
8
これまでのイルミ系のイジリとは異なり、安全性や信頼性に関わる部分のイジリになるため、念には念を入れて、いつも以上に机上検討に時間をかけています。
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