
今日のコースは大好きな「ハーフ・ウェット」・・・・
ドライでは、タイヤの性能、ブレーキの能力、クルマのパワーとでほとんど決まってしまいますが、ウェット路面では、その差が縮まり、特にブレーキとアクセルコントロールを学ぶには絶好の条件です。ドシャ降りは視界が悪くなって嫌ですが、降ったり止んだりの調度良い降り具合。
キミーラにはトラクションコントロールはもちろん、ABSも付いていません。一般道ではリスクを伴いますが、ブレーキとアクセルの基本を学ぶには持ってこいのクルマです。
まずは、最終コーナーからフル加速して、ストレートエンドでのブレーキング(+シフトダウン)からのコーナーリングを1台ずつ行います。そして、終わると1台1台アドバイスをしてもらう・・・という練習の繰り返しです。足を柔らかくしたのにも係わらず、最初の2回は見事に大スピン(汗)。低ミューでの、タイヤのグリップ感が分かりません・・・でも、慣れてきてからは大丈夫でした。
よく走行会でスピンを極端に怖がる(嫌がる)人がいますが、スキーが転ばないと巧くならにように、クルマも限界を探らないと巧くなりません。探ると普通の下手はスピンを何回かはするでしょう。でも、そのためのクローズドコースなので、スピンしたら喜ぶ(笑)ぐらいで良いと思います。ただ、台数が多く何週も廻ってレースのようになっている走行会では追突される危険もあるので、気をつけましょう。今回のように1台が終わってから、次のクルマなんてやり方の時がスピンのしどきです!
で、次は同じやり方で左、右、左の複合コーナー、その次は、周回走行です。基本的に寿一さんはコントロールタワー等の上から、薫一さんはコースから見てくれていました。
最後のミーティングでも、一人一人全員に、その時のメモを見ながら、きめ細かくアドバイスをくれました。普通、この値段のドラトレで、この講師ではありえない内容です。(これを見て、受講者が増えないことを祈ります:笑)何処かの、ショップ主催の走行会と同じぐらいの値段ですよ!ホントにお二人の態度には頭が下がります。しかも、エンジン誌等の特集でご存知の方もいると思いますが、寿一選手のクルマに対する観察眼は並外れたものがあります。(クルマの名前とかは全然知りませんが:笑)今回も足回りをドリフト仕様できた方がいて、そのクルマでの走行を辞めさせて違うクルマを貸してました。何より、話がうまく、下手な人もバカにしないので、次回もやる気になります。
今回、一番わたしが学んだのは、やはりブレーキの掛け方です。今までストレートエンドでは限界まで頑張って、ガツンとブレーキを踏んでいました。それだと、サスが一気に沈んで、戻ろうとする反動で荷重が逃げる時があるそうです。なので、まず、「すぅー」っとブレーキを本当に軽く踏み(これだけでサスが沈むそうです)そこから「ぎゅー」っと踏力をかけると、荷重が逃げないで(上下動がなくなるから)もっとハンドルを切らないでも曲がるそうです。これからの課題となりました。
とても為になった、ドラトレでしたが、やはりキミーラで走ると学ぶことが多いです。今回のミーティングでも、日本のハイパー4WDに乗っている方に、あれは(あの走りは)あなたがクルマを曲げているのでは無く、クルマが賢くて曲がっているだけで、そのために電子デバイスを使い切って(AYCとかですかね?)肝心の前に進もうとする力が働いてなくてもったいないと言われている方がいました。でも、最近のクルマは制御が自然すぎて分からない場合もあるかもしれません・・・
たまに、何も付いてないクルマに乗ると新鮮ですよ~~
Posted at 2006/11/29 22:23:03 | |
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ドライビングレッスン | クルマ