道内3日目の朝を迎えました。まずはホテルの朝食をいただきます。
今回の宿泊は東横インで2泊、斜里ではルートインにて1泊しました。朝食のバリエーションは東横インとは異なりますね。
部屋に戻ってテレビをつけると
ヤスケンonちゃんが当たり前のように映っていました。北海道ですねぇ。
この日は今回の遠征のメインイベントでもある知床越えが控えていますが
天候がちょっと残念な感じです。
知床の前にまずは近場の鉄道的スポットへ。斜里国道を南下し
越川橋梁へやって来ました。
斜里と標津を繋ぐ計画だった根北線の未成区間にあり、廃止区間を含めても数少ない遺構となっています。
この橋梁は昭和14年に全長147メートルの10連コンクリートアーチ橋として建設されましたが、根北線はここの手前までしか開通せず、結局列車が一度も通ることなく根北線自体が廃止になり、その後国道の拡幅工事でアーチ橋の一部が撤去されて現在の姿になっています。
撤去後の全体図はこんな感じ。撤去されずに完全体で残っていればかなりの名所となっていたのではないかと思われます。
越川橋梁を後にして、知床方面へ向かいます。とりあえず横断道路は通行できるようなので、開通時間の10時に合わせて適当に時間調整をしながら向かいます。
ウトロの道の駅で休憩&買い物を済ませ、いざ知床横断道路へ。
いきなり真っ白です。これはリアフォグを迷わず点灯ですね。
この先を進み、高度が上がっていくにつれ霧も晴れ、視界も確保できるようになって来ました。そして
知床峠に到達です。記念碑の前で一枚。
周囲の視界は晴れたとはいえ、
羅臼岳が見えるであろう方角は真っ白け、晴れていれば国後島も拝めるようですが、流石に何も見えませんでした。
この状態であまり見所もないので、早々に切り上げて峠を下ろうとしたところ
峠の周囲も霧に覆われて一気に視界不良に。さっきまで見えていた近くの丘すらも見えなくなってしまいました。
とはいえ、早々留まってもいられないので、意を決して羅臼方面へ下っていきます。
上りのときよりもさらに先が見えません。対向車が急に湧き出して見えるほどの視界不良ぶりでしたが、しばし走行していくと霧も抜け普通に走行できる状態にまで回復しました。
羅臼まで下りたところで、今度は海沿いをひたすら走り、お昼前に標津に到着。ここでの目的は
旧根室標津駅の転車台と蒸気機関車です。
元々蒸気機関車は町内の別の場所に保存されていましたが、去年の夏に転車台周辺を整備すると共にこちらへ移動。転車台上での展示が実現となりました。
転車台、機関車ともに保存状態は良好です。
特製のヘッドマークも取り付けられていました。末永く保存されるといいですね。
当初はこの後野付半島へ行く予定でしたが、時間が押し気味だったのと、天候も悪く見晴らしも期待できなかったので、今回はスキップして昼食処の別海町へ移動します。
別海といえば
ポークチャップのロマンです。ここへ来たからには
どーんとポークチャップ700グラムに挑みます。ここに来る前に散々LINEで煽られたので、やってやろうじゃないかと(笑)
700グラムの肉塊、かなりの大迫力です。焼き上がりまで50分掛かるので、事前予約がオススメです。
本来、GW期間中は予約受付中止なのですが、この日は平日なのもあって電話予約を受け付けてくれました。
お肉は表面カリっと、中はジューシーで柔らかくなっています。
十数分格闘の後…
無事に完食となりました。この時はまだこれが序章に過ぎなかったことを知る由もなく…
ポークチャップに舌鼓を打った後は厚岸まで南下し、そこから東へ向かいます。
やがて根室市に入りますが、市街地はそのまま抜け、
まずは日本最東端の鉄道駅である東根室へ。住宅街の中にあるなーんもない無人駅です。
そこからさらに東へ移動、
段々と最果て感が漂ってきます。そして
最東端の地、納沙布岬に到達しました。クルマで行ける東西南北の果て初制覇となりました。
どーん。
岬の突端から歯舞方面を。何も見えませんね。
最果てを堪能したところで、釧路に向けて戻ります。途中
最果て感漂う写真を撮りながら。
ひたすら広がる地平線。襟裳岬とは同じような最果てでも趣が異なりますね。
根室の市街地に再び入ったところで、お目当てスポットへ。
根室市のみにあるコンビニエンスストアの「タイエー」です。ここは函館のハセガワストアと業務提携をしており
ここでもやきとり弁当を味わうことが出来ます。あとはハセスト繋がりでセコマ商品も売られています。とりあえず小のタレを購入、店内のイートインスペースで食べることに。
この照りが堪りませんねぇ~。
根室からは休憩を挟みながら宿泊地の釧路に到着。ここから夕食を食べに夜の街へ繰り出します。向かった先は
フィッシャーマンズワーフ近くの「炉ばた煉瓦」へ。同期のオススメもありここで夕食をいただきます。
さすがに頼みすぎ?色々と美味しかったのでつい…おかげでお腹も会計もえらいことになりましたが(笑)
満腹感に苦しみながら、腹ごなしに近くを散歩。
釧路のシンボルともいえる幣舞橋。道東で地震が起きると、NHKでよくこの橋が映される記憶が。
多少お腹も落ち着いてきたところで、〆に
栄町にある「かどや」でつぶ焼をいただきました。
きっちりした処理された青つぶ貝を焼き上げ、そこに特製のたれを貝殻に注いでさらに加熱、つぶとたれを両方味わうことが出来ます。プリプリの身と濃厚なたれが堪りません。普段頼むことのない冷酒なんてのも飲んでみたり…(笑)
そして、
〆の〆、特製ラーメンまで食べてしまいました。
鶏ガラ&豚骨ダシの効いた濃厚なしょうゆスープでカラダが暖まります。ただ、ここまで書いたとおり、ポークチャップから怒涛の食い倒れ、苦しみながらもなんとかラーメンまで完食となりました。
帰りは大地に還さぬよう気力を振り絞りながらどうにかホテルに帰還。時間も経って胃も多少落ち着いてきたら
カツゲンで今日はフィニッシュ。
気づけば明日で北海道も最終日。長いようであっという間ですね。