父島滞在3日目、この日は島内で初めて迎える平日、同期は一日仕事で早くから出た為、自前で朝食を調達です。
町の中心部へ繰り出しますが
別にラッシュなどもなく、普段と変わらない朝です。
朝食は、同期から教えてもらった「米ふく」にて
こんぶとツナマヨのおにぎりを2個ゲット。お店の分類はお米屋になるのかな?コンビニライクな手巻きおにぎりを島内のスーパー等に卸しているほか、店頭でもセルフ販売にておにぎりを購入する事ができます。
朝食と身支度を済ませ、午前中は同期に同行してみました。
まずは、初日に訪問した旭平展望台へ。
雲と風があり、ちょっと残念な景色に。
次に初日は立ち寄らなかった初寝浦展望台へ。ここへ行く途中には
戦争中に使用されていた軍の通信所の建物がほぼ原形をとどめて残されています。
こんな看板も。この看板も時間が止まっている?
通信所の内部はというと
大きな柱を残す他はがらんとしています。
一部は2階部分が残っていますが、さすがに見るからに崩落しそうなので近づきませんでした。
この建物からさらに先に進むと
初寝浦の展望台です。こちらも旭平同様、雲と風でちょっと残念な感じ。
この展望台の脇には
こちらも旧軍施設の弾薬庫が残されています。ちょっと落書きが酷いですが…
展望台から初寝浦を望むと
波がなければ綺麗なエメラルドグリーンの海面を拝む事ができるようです。とりあえず時間を見て再訪することに。
ふと展望台の草むらを見てみると
トカゲの外来種である「グリーンノアール」が。島内の固有種昆虫を食べてしまう厄介な存在で、特定外来生物に指定されています。
続いて、夜明山方面へ向かい、戦跡を辿る事に。
山中をしばらく進んでいくと
壕と朽ち果てた山砲が姿を現しました。この付近は遺構や遺物が多く残されており
一升瓶や
半分埋まりかけたタイヤホイールなども。
さらには壕の中も進む事ができ
ちょっとした洞窟に。内部に照明はまったくないので、懐中電灯やヘッドライトは必携です。
壕の内部には
水がめ?な金属タンクなんかも置かれていました。
出口から壕を。
この付近を歩いていて気になったのがこの植物
樹木にしては表皮がかなり特徴的ですが、そのなも「マルハチ」という名前で、表皮の模様をよく見ると、丸の中に漢数字の「八」が書かれているように見えるからその名が付いたとか。
ちなみに、このマルハチは
れっきとしたシダ類の植物です。
夜明山を後にし、次は中央山へ向かいます。車を止めて10分程度の山登り、着いた先は
360度の大パノラマが広がります。
中央山は、気軽に来れる場所としては一番標高が高く、父島のほぼ全域を見渡せる他、天気がよければ遠く母島も見る事が出来るようです。
二見港もご覧の通り。
おが丸もしっかりと拝む事ができます。
ちなみに、ここにも戦跡が残されており
高射砲の台座部分がほぼ原形をととどめた状態で残されています。
登った場所の北側にも見晴台があるので、そちらにも行ってみる事に。しばし山を下り、分岐を別方向へ進んで
見晴台に到着。こちらも負けず劣らずの景色です。
さっき登った展望台は
こんな位置に。
中央山を下り、再び初寝浦へ向かいます。
先ほどよりは海の色が綺麗に見えるようになりましたが、やはり風が強いですね…ちなみにこの海岸へは、道路から山道を下って約1時間、帰りは登りなのでそれ以上の時間が掛かるそうです。
あと初寝浦展望台の近くで目に付くのがこちら。
首から上がもげた二宮尊徳像、もともと尋常小学校に置かれていたものが、戦時中に標的誤認目的のために通信所へ移動されたり、その後小笠原返還時に米兵が首だけを持ち帰ったなんてウワサもあったりと、なかなか不遇な扱いをうけているようで…
一通り巡り終えたところで昼食タイム。
LJ-37さんのホームページ上で何度となく登場していた「海遊」に訪問です。
所謂街中華的なメニューですが、今回は
絶品タンメンを注文しました。普通にダシや旨味が効いて美味しかったです。島内では貴重な野菜分補給?
午後からは上陸後初の単独行動です。
3日目その2につづく
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お出かけ | クルマ
Posted at
2018/12/31 16:36:21