仕事始めの帰りに閉館間際のメガウェブへ。
GRヤリスのエンジンルームを覗いてみると
エアクリボックスの脇に見覚えのあるアクチュエーターが。
カタログの表記を見ると、大型エアクリーナーの項目に
との記載。書きぶりからして二系統吸気の機構と見て間違いなさそうです。
よくよく調べてみると、GRヤリス以外にも
レクサスのLCをはじめ、RC-F、GS-F、IS-Fの大排気量車両にも同様の機構が備わっているようです。こちらはデュアルインテークと表現されていたり、さらにはサウンドジェネレーターやアクティブサウンドコントロール(ASC)と組み合わせて制御されていたりと、高度?な使われ方をされているようで。
すっかり過去の技術になっていたのかと思っていた二系統吸気ですが、機構作動による吸気量、吸気音の増大効果など、高出力エンジン搭載のスポーツグレード向けに一応使い道は残されているようですね。1ZZのようなエコノミーエンジンでも、それなりに効果は感じられますしね(笑)
二系統吸気機構のおさらいをしてみると
〇エンジン始動により、インマニからアクチュエーターへの配管途中にあるVSV(バキュームスイッチングバルブ)が作動し配管が導通され、アクチュエーターに負圧がかかりエアクリーナーにあるセカンダリーダクトのフラップが閉じられる。
〇アクチュエーターへの配管の途中にはチェックバルブ(逆止弁)があり、負圧がかからなくなっても逆流することなく、フラップは閉じられたまま。
〇フラップが開く条件は、VSVがオフになって配管の導通がなくなり、アクチュエーターへの負圧が開放されたとき。
〇任意の回転数に到達したときにVSVがオフになることで、中高回転域でセカンダリーダクトが開放され、二系統吸気が作動する。
てな感じですかね。アナログな機構ですが、よく考えられています。
GRヤリスでもうひとネタ
同じくエアクリボックスのこちらは出口側エアフロが取り付けられている部分。よく見てみると
小さなサイズのアルミテープが貼り付けられています。エンボス形状になっており、静電気対策のためとみて間違いなさそうです。
こちらのアルミテープ、単体での品番設定があるようで、流用ネタとしてはありかも?
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パーツねた | クルマ
Posted at
2021/01/05 18:42:35