パーツレビュー
4連休の最終日、長期間溜め込んでいたネタの取付作業をようやく行いました。
これまで、前段階の作業として
GW中にインテークダクトの付け替えを行い
7月にヨーロッパ規格のバッテリーに換装し、ここから夏の暑い時期は作業を避けてしばし放置。そして一気に涼しくなったこの時期に本丸に取り掛かります。
今回の主役は
こちら。見慣れぬ物体ですがこちらはバッテリーのポジティブ端子に取り付けるPOWER DISTRIBUTION UNITなる物体、イタリア製の舶来品です。
何に使うのかというと、事の発端は
追加に追加を重ねて非常に見苦しい状態だったバッテリーターミナル周辺、これをうまくまとめられるものはないかと色々と調べていて、始めはトヨタ純正のヒュージブルリンクの流用なんてことも考えていましたが、そうしたところ、上記のユニットの存在を知り、eBayにて新品を入手しました。
このPOWER DISTRIBUTION UNIT、イタリアのMTAという電装系メーカーの製品で、フィアットやアルファロメオ、マセラティなどイタリア車に多く装着されています。
大きな特徴としては、バッテリーターミナルから直結で1箇所、ヒューズ経由で5箇所の計6箇所の端子があり、このユニットでバッ直配線の分岐とヒューズ組み込みまで賄うことができます。今回入手したのは商用トラックメーカーIVECO製の大型商用バンに搭載されているもので、付属のヒューズは500Aなんてものがついていたり。
これを流用することでヒューズもひっくるめて配線の整理ができるようになるので、まさに願ったり叶ったりなパーツです。
ただ、問題もあり、端子部周辺が低くなっているヨーロッパ規格バッテリーへの装着を前提した形状になっており、従来のバッテリーへの装着はかなり無理がありそうだったので、前述のバッテリー換装、そのためのインテークダクト付け替え作業となったわけです。
搭載されているヒューズは大きいサイズがMEGA、小さいものがMIDIという規格品で、入手ルートは限られますがカスタマイズ?も一応可能で
画像のように別のものに換装してみました。80AのMEGAヒューズはオーディオアンプ、オレンジ色のMIDIヒューズはカーナビ、緑色のはフォグのバッ直配線用としました。後は、バッテリーターミナル直結端子に車両のメイン配線を取り付けます。
さらに
全体を覆うカバーも入手しました。コーションラベルがそれっぽい雰囲気を出しています(笑)
準備も整ったところで

いざ取り付け、
併せてむき出しだったオーディオ用のバッ直配線にチューブを被せていきます。エンジンルーム内の無駄な色を少しでも減らせれば、と目論んでの作業です。
そして、バッテリー本体にユニットの装着、緊張の一瞬…
無事にぴったりとハマりました。この瞬間がたまらない(笑)
ユニット本体も色々手を加えており
バッテリーポストにワンタッチで固定するためのリリースレバーやバッテリーへの固定ピンも他のパーツから流用しています。これらの存在で作業性も格段に向上しました。
端子に取り付けた配線はというと
こうなりました。丸型端子を慎重に直角に曲げたものをケーブルに圧着した状態で固定しています。メイン配線の箇所もエクステンションを設けたりとかなり苦労を…端子が剥き出しになる部分はコルゲートチューブとビニールテープで露出を可能な限り減らしています。
配線も一通り終えたら、最後に
カバーをはめ込んで作業完了です。なんだかんだで作業開始から2時間ほど掛かりました。
真上から見た状態、配線は全く目に付かなくなり、先に加工していたマイナス側と合わせて見違えるようにスッキリしました。
バッテリーの上にユニットが取り付いたことで高さが増すようになりましたが
うまい具合にはみ出さないように収まりました。従来のB24バッテリーに無理矢理つけていたら恐らくボンネットと干渉していたかと…
エンジンルーム全景、バッテリー周辺の色数や配線のゴチャっとしたものが減り、多少見栄えもよくなったかなと自画自賛(笑)
そういえばバッテリーインシュレーターの装着を今回も忘れてる…これを取り付ければバッテリーの白い部分が隠れてもう少しスッキリ見えるようになるかな。
構想から半年以上掛かったこのネタもようやくここでひとまず完結までこぎつけることができました。ここに辿り着くまで色々と投資もしましたが、それらもどうにか無駄にならず…
Posted at 2020/09/23 18:48:30 | |
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