パーツレビュー
8月末にスパークプラグを交換した際にシリンダー内部を内視鏡で覗いたとき確認した
長年の蓄積によるカーボンの著しい付着、無謀にもDIYによる除去に挑んでみました。
とはいってもオーバーホールなんかはとてもじゃないですが無理なので、専用ケミカルを使用してどこまで綺麗にできるかチャレンジしてみます。
まずは
市販のいわゆるエンジンコンディショナーをプラグホールから直接噴射してみます。使用したのはイチネンケミカルズのエンジンチューンナップ(NX5000)、ネットでの評価がよさげだったので入手してみました。
付属のノズルでは届かないため、別途ロングノズルを入手しプラグホールへ、とりえず様子見で適宜噴射してみました。
1時間ほど放置の後、プラグとイグニッションを元に戻します。このとき、プラグはBRISKではなく、お役御免となったNGKプラグを再利用します。
エンジンを掛けてみたところ
かなりの量の白煙がマフラーから排出されました。すぐに白煙の量は落ち着き10分ほどで出なくなりましたが、なかなかショッキングな光景でした(笑)
15分ほどアイドリングを行い、一旦エンジンを止めて再度プラグを取り外します。
ここから主役の登場
NUTECのカーボンリムーバーNC-900を投入します。こちらは店頭施工専用品で、液剤自体はネット通販で入手は出来ますが、基本的に個人で作業を行うことは想定されていません。個人でDIY作業を行う場合は、まさに「自己責任」ってやつですね。
ネット等で施工事例は事前に予習していたので、慎重に手順通り作業を行います。
まずはピストンの位置を全気筒とも同じ高さに合わせます。この時は偶然にもエンジンを止めた段階でほぼ高さが一致していました。
付属のロングノズルでNC-900をプラグホール内へ噴射します。こちらはプラグホールから溢れる程度までとあったので、目一杯噴射します。
5分後、再度プラグホールにNC-900をプラグホールから溢れる程度まで噴射します。
ここまで作業したら1時間ほど放置、その後シリンダー内の液剤を抜き取ります。
今回はホース付きのシリンジで地道に抜き取りました。抜き取った液剤はというと
見事なまでに真っ黒け。この中に相当な量のカーボンスラッジが溶け込んでいるようです。溶けきれなかった粒状のものもチラホラと。
可能な限り抜き取りを行った後、お古のプラグとイグニッションを戻し、エンジンを掛けます。相当量の液剤が行き渡ったせいかなかなかエンジンがかかりません。焦らず根気よくセルを回していくと、ようやくエンジンが掛かりました。そして
エンジンがかかった直後の様子の撮影に成功、これまた相当な量の白煙がマフラーから吹き出してきました。これでも最初に投入したエンジンチューンナップよりは全体的に少なめなんですよね(笑)
マフラーの下にトレーを置いてみたところ、
カーボンスラッジと思われるものがそこそこ溜まっていました。
アイドリングが済んだところで、エンジンを止めてシリンダー内部を内視鏡で観察してみたところ
カーボンがこびり付いていたピストン上部の地金がくっきりと見えるようになり、AやらBやら刻印がされていたことに初めて気が付きました(笑)
3番4番ピストンは相当こびり付いていたのか黒いものが残り気味ですが、正直ここまでカーボン除去ができるとは思いもしませんでした。ちょっと感動気味…
この日の作業はここまで、その後は
ディーラーへ行きエンジンオイル交換を行いました。今回の作業はオイル交換のタイミングに合わせたのもあったり。
オイル交換に先立って
一か月半ほど前にWAKO'sのeクリーンプラスを単独で投入していたり。以前使用したときはチューブ状の入れ物でしたが、今回は添加剤的な見た目の細身の缶に変更されていました。中身自体は変わらずのようですが。
加えて
フィルターも交換、PIAAのマグネットフィルターにしてみました。ネットで買えば値段も純正品とたいして変わらないのでお試しということで…
ここまで何とか無事に作業も成し遂げたところで、翌日に続きます。
Posted at 2020/10/04 17:48:40 | |
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