東北旅行の2日目。この日も早朝5時半の早起きで、ホテルの朝食も取らずにそそくさとチェックアウト、八戸港のフェリーターミナルへ向かいます。
ここで、前日夜の仕事終わり後に東京を出発したえいむさんと合流し、昼の苫小牧行きフェリー乗船までご一緒する事になりました。
まずは、フェリーターミナルから移動し
漁港側の岸壁に車を停めます。この画像の右半分だけ見ると、まいこサンに見えなくもなかったり…(笑)
ここから徒歩にて陸奥湊駅方面へ向かいます。向かった先は
通り沿いの
みなと食堂、朝6時から営業しており、ここで朝食をいただこうという訳です。
お店には7時過ぎに到着しましたが、店内は満席で多少待つ事に。平日ながらすごい賑わいですね。
しばらくして、席に案内され、料理を注文。「限定」の言葉に惹かれて
平目えんがわ半々漬け丼を注文しました。その名の通り、平目とエンガワが乗っかった丼で、刺身の下にはタレが掛かっていて、黄身と混ぜて食べる感じです。
程よいボリューム感とプリプリした身とタレの味付けが堪りません。他ではなかなかお目にかかれないメニューでしたが大満足でした♪
その後はクルマを停めた岸壁に戻り
とりあえず一枚。まだキレイだったころの2台…
みなと食堂の次に向かったのが
その名も
八戸キャニオン。石灰石の露天掘り採掘場で、山を削るのではなく、地中深く掘り進んでいく珍しい構造で、現在の最深部は海抜マイナス170メートルだもあり、その谷の奥深さから、グランドキャニオンよろしく八戸キャニオンと名づけられているとか。
場所は完全な民有地ですが、一角に展望台が設けられていて、開設時間には自由に立ち入って眺望を眺める事ができます。
肝心の眺望はというと
かなーり広くて深いのですが、手前の木々が生い茂り、谷底を拝む事はできず。現役の採掘場ですし、雰囲気を味わえるだけでも十分かなと。
現役稼働中ということで
マンモス重機が縦横無尽に走っています。
APS-Cの300ミリレンズで目一杯望遠にしてもこれが限界です。あとは、比較対象がなかなか無いため、その巨大さが伝わりにくいです(笑)
これなら何となく分かる?
展望台脇にマンモスダンプのタイヤが展示されていたので、その前で記念撮影。18インチとは比べ物になりませんね(笑)
八戸キャニオンを堪能し、再び市街地へ戻ってからはスーパーを2軒廻ってご当地食材等を物色し、再びフェリーターミナルへ。
八戸キャニオンを訪れた代償が…石灰で下回りが真っ白になりました。(笑)
早朝の到着時から気になっていましたが、ここのフェリーターミナル周辺はなんとも醗酵した感じの独特な臭いがします。
というのも、隣に飼料工場があり、風向きによってはそこからの醗酵臭が漂ってくるようです。以前、LJ-37さんが自身のHP上で触れていた件がようやく理解できました。
駐車場にてえいむさんとの歓談もそこそこ、乗船手続きが済み、乗船口にクルマを移動させるところで解散となりました。
ここから再び単独行動、八戸市周辺のCPを巡り
一応鉄分も補給。本八戸駅から八戸港へ向かっていた貨物線の高架が遺構として多く残っているのでそれを見に行ってみました。
大部分の高架は残されていますが、道路を越える部分はご覧の通り撤去されています。
こんな風にぽっかりと。左側の高架今日を見ると、「1975-4」の表記が。70年代後半に八戸線の立体交差化と合わせて貨物線も高架化されましたが、1985年にあえなく廃止に。正味10年も活躍できなかった悲運な構造物ともいえます。
高架橋は八戸線からの分岐後ゆるやかに勾配を下り、地平区間になる辺りまで残っていました。この付近はバラストもそのままの状態になっています。
ここから先は遊歩道として完全に整備され、港のほうまで向かっています。そちらは今回は割愛で…
八戸のCPも一通り巡ったところで、ここからみちのく有料道路を経由して
青森市へ。八戸からほぼ直線的に通るルートだけあって、思いのほか早く到達できた印象です。
ここでは、同期おススメの
味の札幌 大西にて味噌カレー牛乳ラーメンをいただきました。
ネーミングだけ聞くとキワモノの印象が強いですが、これが食べてみるとオドロキです。
基本は味噌ラーメンの構成ですが、そこにカレーと牛乳がうまい具合に調和し、バターの風味も加わって他では味わえない新しい美味しさを感じました。それぞれの味が喧嘩せずに主張し合うバランス感覚にはまりそう…(笑) また機会があれば食べに行きたいですね。
味噌カレー牛乳ラーメンの後に、さらに調子に乗って
大西のすぐ近くのくどうラーメンにて焼干しラーメンまでいただきました(笑) 澄んだしょうゆスープにガツンと効いた焼干しのダシ、これに細縮れ麺がよく合うんです。
子供の頃、母親の実家のある下北半島に行った際にも何度か焼干しラーメンを食べており、ちょっと懐かしいなと思ったりもしました。
ラーメン連食後は、腹ごなしに青森駅付近を散策。
青函連絡船八甲田丸が係留されています。船の科学館脇に展示されていた羊蹄丸は何度となく眺めていましたが、八甲田丸は初めてだったりします。あとは函館の摩周丸のみ…
青函連絡船の他に
接続さん橋もほぼそのままの状態で残されています。三複線の間隔が独特ですね。
八甲田丸の船首とおにぎりタワー(アスパム)
さらに突端のほうへ進むと
連絡線への貨車押し込み作業に使われたであろう控え車と車掌車が置かれていました。海沿いだけあって、流石に痛みが目立ちます。
引込み線突端の架線終端部。海の向こうには下北半島と津軽半島も望めます。
八甲田丸脇に設置されている「津軽海峡冬景色」の歌謡碑。人感センサーが設置されているのか、近づくと同曲が高音質でフルコーラス流れます(笑)
一通り青森市での用件も済ませ、後はこの日の宿へ向かいますが、その前に
真っ白けな下回りを
コイン洗車場でとりあえず綺麗にしておきました。
クルマが多少綺麗になったところで、青森インターから東北自動車道に乗り南下します。
青森インターと言えば
何とも気が重くなるこの看板でしょうか(笑)
東北道をひたすら南下し、途中
またもや岩手山SAのレストランにて夕食の盛岡冷麺をいただきました。いつもはスナックコーナーばかり利用ですが、昔ながらのレストランもまったりした雰囲気でいいですね。個人的にはリニューアルされていないSAPAの方が利用しやすいかなと思ったり…
青森からちんたらと3時間以上走り、この日の宿である岩手県北上市に無事到着。翌日は特に早朝からの予定はなかったですが、2日続けて早起きで疲れもたまってきたところで早寝となりました。
2日目は400キロ程度とそこまでのボリュームはありませんでしたが、距離以上に走った印象が。あとは、平日の東北ではハイタッチはなかなか厳しいところですね。