最近やたらと海外通販に手を出していますが、その一つがイギリスから届きました。
中身はスパークプラグ4本、知る人ぞ知るチェコのBRISK製プラグです。
スター★マンさんの投稿で存在を知り、以前から気になっていたのですが、最近になっていろいろ検索していたところ120系カローラの1ZZエンジンにも使えそうなものが見つかったので試しにeBayにて注文、約2週間ほどで手元に届きました。
購入したのはBRISKプラグの代名詞とも言える360度電極モデルのPREMIUM EVO、要求電圧が他モデルよりも低めでノーマル点火系のエンジンにも使えるように設計されているとのことです。
360度電極はこんな感じ。レーシングプラグではないのでそれなりの耐久性はありますが、それでも6万キロ交換とイリジウムに比べれば交換サイクルは短めですね。
準備も整ったところで、プラグの交換に挑みます。
サクッと部品を外し
これまで使用していたNGKのRXプラグとご対面。5年強の使用でお役御免となりました。オイルの付着がすごいことになっていますが、これはガスケット劣化によるものと思われるので、新品ガスケットに交換した今はとりあえず大丈夫かと…
新旧プラグの比較、RXプラグは程よい焼け具合でしょうか。
いつもはお役御免の旧プラグは廃棄していましたが、今回はこの先もまだ出番がありそうなのでひとまず保管します。とりあえず洗浄だけはしますかね。
今回、せっかくプラグを外したので色々試してみようということで
こんなものを用意。Wi-fi接続のファイバースコープです。ネット通販で3000円ちょいで購入しました。
これをつかってシリンダー内部を覗いてみることにします。
タブレットにアプリを入れ、Wi-fi経由で画像を見る仕組みとなっており、静止画や動画も撮影することができます。
で、感じのシリンダー内はというと
真っ黒。カーボンとおぼしき物体がピストンを始めほぼ全面に付着しています。
他のシリンダーを覗いてみると
だいたいこんな感じ。部分的には金属らしきものが露出しているような個所もありますが、4気筒とも真っ黒でした。
内部の様子を見終えたところで次なる兵器?の登場
中華製のコンプレッションゲージです。こちらも3000円程度、とりあえずシリンダーの圧縮がどうなっているか試しに測ってみます。
装着はさほど難しくなく
先にEFIのヒューズを抜き、コンプレッションゲージのアタッチメントアダプターをプラグホールにねじ込み、そこにゲージを接続し終えたら、アクセルを全開にしてクランキングを数秒行います。
すると
ゲージの針が動き圧縮の最大値を示しますが、示した値は1450kPA、基準値(1300kPA)よりも高いんですが…(笑)
中華製でそこまで精度は信頼していないので、とありあえず4気筒の数値を見比べてバラつきを調べてみることに。
一番圧縮が高かったのが4番で約1500kPAでした。次が2番1450kPa、あとは1番と3番がともに約1400kPAとなりました。
とりあえず気筒による圧縮のバラつきがあるのは確認できたので、後々ケミカルでも試してみようかなぁと思ってみたり。あとは、アストロプロダクツのゲージでも買い直してみるか(笑)
試してみたいことも一通り済み、後はBRISKプラグを装着し、イグニッション等を元に戻して作業完了。
早速試走してみますが、率直な感想としては
〇あまり踏まずに低回転域の状態でもグイグイとクルマが進むようになった。
この点は低速トルクの上昇があったということでしょうか。もうひとつ
〇以前と比べて発進時、高回転への吹け上がりが若干マイルドに?
以前と同じような発進時のアクセルワークだと、回転数の上昇がマイルドな感じになりました。ただ、上に書いた低速トルクの上昇もありそこまで踏み込まなくてもよくなったので、気にするほどではないかなと思います。踏めばきっちり回転数も上がりますしね。
賛否もあったりするBRISKプラグですが、若干の特性の変化はありましたが特に気になるほどではなく、少なくとも自分のカローラには装着したことでプラスの効果が働いたかと思います。
これに加えてイグニッションや点火系のチューンを行うとより効果が見込まれそうですが、追加ハーネスをそのままつけると見た目が…ここが悩みどころです。
おまけ
クルマいじりのお供には冷たい麦茶を飲んでいますが、作業を終えた後は炭酸飲料でスカッとした気分になるのがたまらないですね♪
Posted at 2020/08/29 21:51:39 | |
トラックバック(0) |
パーツねた | クルマ