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2020年10月05日 イイね!

DIYにてシリンダー内部の洗浄とコーティングに挑む 後編

DIYにてシリンダー内部の洗浄とコーティングに挑む 後編パーツレビュー









先日のシリンダー内カーボン除去に続いて、今度はコーティング作業を行います。

使用するのは



先日のNC-900に続いてNUTEC製品のNC-202「コンプブーストforエンジン」です。シリンダー内面に塗布することでシリンダーとピストンの摺動面をコーティングして凹凸や摩耗の修復を行い、エンジンメカニカルノイズの低減や圧縮圧力の回復を図ることができます。

こちらも店舗施工専用品で個人での施工は「自己責任」となります。何か起きても泣き言はなし、ということで…

まずはスパークプラグを取り外し、ピストンの高さを全気筒合わせます。今回は気筒ごとの高低差があったので、クランクシャフトのプーリーをソケットレンチで時計回りに回転させて



高さを一致させました。高さ合わせが済んだらプーリーからソケットレンチを抜き取るのを忘れずに行います。これを怠ってエンジンを掛けると悲惨なことになってしまうようで…

今回、ピストンの高さを見るのに、100円ショップで売っている手芸用の編み棒(木製)を利用しました。長さもあって、金属にも優しい材質で作業にうってつけでした。

ピストンの高さを合わせたところで、薬液を投入していきます。

通常の状態では薬液の成分が分離しているため念入りな撹拌が必要です。湯煎も効果ありとのことでしたが、湯煎はせずエンジンルームの端に置いて余熱で暖めてみました。
これが効果ありで、適度に薬液が暖まり、容易に撹拌させることができるようになりました。

付属のスポイトで



薬液を必要量吸い上げます。1気筒500ccに対して薬液10ccが基準量となるので、1.8リッターの1ZZエンジンに換算すると
 1800cc 1気筒あたり450cc
 10cc × 450cc / 500cc = 9cc
と導かれました。

スポイトの目盛りに薬液の量を合わせて



プラグホールに投与していきます。特に難しい作業もなく、奥までスポイトを差し込んで薬液を投与するだけです。

4気筒全てに投与し終えたら、お古のNGKプラグのみを取り付け、EFIヒューズは外した状態で、イグニッションを2、3回程度チョンと軽く回します。この作業で薬液がシリンダーやピストンリングに行きわたる様です。クランクシャフトのプーリー手回しでもいいのですが、手抜きな方法で(笑)

後はイグニッションとEFIヒューズを再度取り付け、エンジンを掛けます。

昨日のNC-900と比べるとあっさりとエンジンが掛かり



一瞬だけ多量の白煙がマフラーから吹き出してきますが、すぐに量も落ち着き、ほのかに排出される程度の状態に落ち着きます。

この状態で15分ほどアイドリングを行い、白煙が出なくなったことを確認してから



3000回転を超えない範囲でじっくりレーシングを繰り返します。これも15分ほど繰り返したら一通りの作業は終了です。

ここでNGKプラグはようやくお役御免、再びBRISKプラグに戻します。

一旦清掃し



ここまで綺麗になったNGKプラグですが、一連の作業により



再び汚れにまみれた無残な状態に…今後もまだ出番はありそうなので、また綺麗にして保管します。

また、このタイミングで再度ピストン圧縮比を計測してみたところ、数値はともかくとして4気筒とも大体1400kPaを指すようになり、以前計測したときに確認されていた気筒ごとのバラツキがほぼ解消されました。この点を見ても、一連の作業は効果ありと言えるでしょう。


最後の仕上げとして、3000回転以内で100km程度の慣らし運転を行います。



第一に感じたこととしては、エンジンのメカニカルノイズが低減されたこと。あれ?と思うほど静かになりました。それだけコーティングされたという証でしょうか。

他の方のインプレなんかを見ていると、低速トルクの向上(回復)なんて効果もあったりするようですが、こちらについてはBRISKプラグと効果が被るのもあってか、そこまでの変化は感じられず。相乗効果でトルクやレスポンスの向上はあるかもしれませんが。



事前準備等でそれなりに費用と手間は掛かりましたが、今回の作業はひとまず成功と言えるのではないでしょうか。普通はここまで走ったクルマにこんな手間をかけるくらいなら新車に乗り換えたほうが手っ取り早いでしょうけどね(笑)

11月のトヨタ博物館オフまでに、リフレッシュその他でもう2点ぐらいネタを仕込めるかな?
Posted at 2020/10/05 18:57:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | DIY | クルマ
2020年10月04日 イイね!

DIYにてシリンダー内部の洗浄とコーティングに挑む 前編

DIYにてシリンダー内部の洗浄とコーティングに挑む 前編パーツレビュー









8月末にスパークプラグを交換した際にシリンダー内部を内視鏡で覗いたとき確認した




長年の蓄積によるカーボンの著しい付着、無謀にもDIYによる除去に挑んでみました。

とはいってもオーバーホールなんかはとてもじゃないですが無理なので、専用ケミカルを使用してどこまで綺麗にできるかチャレンジしてみます。

まずは



市販のいわゆるエンジンコンディショナーをプラグホールから直接噴射してみます。使用したのはイチネンケミカルズのエンジンチューンナップ(NX5000)、ネットでの評価がよさげだったので入手してみました。

付属のノズルでは届かないため、別途ロングノズルを入手しプラグホールへ、とりえず様子見で適宜噴射してみました。

1時間ほど放置の後、プラグとイグニッションを元に戻します。このとき、プラグはBRISKではなく、お役御免となったNGKプラグを再利用します。

エンジンを掛けてみたところ



かなりの量の白煙がマフラーから排出されました。すぐに白煙の量は落ち着き10分ほどで出なくなりましたが、なかなかショッキングな光景でした(笑)

15分ほどアイドリングを行い、一旦エンジンを止めて再度プラグを取り外します。

ここから主役の登場



NUTECのカーボンリムーバーNC-900を投入します。こちらは店頭施工専用品で、液剤自体はネット通販で入手は出来ますが、基本的に個人で作業を行うことは想定されていません。個人でDIY作業を行う場合は、まさに「自己責任」ってやつですね。

ネット等で施工事例は事前に予習していたので、慎重に手順通り作業を行います。

まずはピストンの位置を全気筒とも同じ高さに合わせます。この時は偶然にもエンジンを止めた段階でほぼ高さが一致していました。



付属のロングノズルでNC-900をプラグホール内へ噴射します。こちらはプラグホールから溢れる程度までとあったので、目一杯噴射します。

5分後、再度プラグホールにNC-900をプラグホールから溢れる程度まで噴射します。

ここまで作業したら1時間ほど放置、その後シリンダー内の液剤を抜き取ります。



今回はホース付きのシリンジで地道に抜き取りました。抜き取った液剤はというと



見事なまでに真っ黒け。この中に相当な量のカーボンスラッジが溶け込んでいるようです。溶けきれなかった粒状のものもチラホラと。

可能な限り抜き取りを行った後、お古のプラグとイグニッションを戻し、エンジンを掛けます。相当量の液剤が行き渡ったせいかなかなかエンジンがかかりません。焦らず根気よくセルを回していくと、ようやくエンジンが掛かりました。そして



エンジンがかかった直後の様子の撮影に成功、これまた相当な量の白煙がマフラーから吹き出してきました。これでも最初に投入したエンジンチューンナップよりは全体的に少なめなんですよね(笑)

マフラーの下にトレーを置いてみたところ、



カーボンスラッジと思われるものがそこそこ溜まっていました。

アイドリングが済んだところで、エンジンを止めてシリンダー内部を内視鏡で観察してみたところ






カーボンがこびり付いていたピストン上部の地金がくっきりと見えるようになり、AやらBやら刻印がされていたことに初めて気が付きました(笑)

3番4番ピストンは相当こびり付いていたのか黒いものが残り気味ですが、正直ここまでカーボン除去ができるとは思いもしませんでした。ちょっと感動気味…

この日の作業はここまで、その後は



ディーラーへ行きエンジンオイル交換を行いました。今回の作業はオイル交換のタイミングに合わせたのもあったり。

オイル交換に先立って



一か月半ほど前にWAKO'sのeクリーンプラスを単独で投入していたり。以前使用したときはチューブ状の入れ物でしたが、今回は添加剤的な見た目の細身の缶に変更されていました。中身自体は変わらずのようですが。

加えて



フィルターも交換、PIAAのマグネットフィルターにしてみました。ネットで買えば値段も純正品とたいして変わらないのでお試しということで…

ここまで何とか無事に作業も成し遂げたところで、翌日に続きます。
Posted at 2020/10/04 17:48:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | DIY | クルマ

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「以前5ナンバーセダン会で162coronaさんが話題にしていたマイカーと同じ型式番号の国道ステッカー、自分もゲットしてみました」
何シテル?   08/01 18:53
何故か3ナンバーで青い120系カローラセダンを弄っています。 分かりにくいですが、一応ストライクウィッチーズのルッキーニ仕様痛車だったりします。 みんカラは...

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