ブレーキパッド交換(リア)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ようやくリアのブレーキパッド交換を完了しました。
オーソドックスなフロントと異なり、電動パーキング機構が組み込まれたリアのパッドをDIYで交換するのはなかなかに大変です。
画像はサービスマニュアルの引用ですが、標準手順としてはスバルセレクトモニター(SSM)を繋いでメンテナンスモードにするよう指示があります。
ただ赤枠のとおり、SSMが使えない環境ではピストン戻し工具を使って物理的にピストンを戻せば交換可能と注記されています。(これがいまいち説明不足な感がありクセモノなんですが...)
2
まず、先立って必要になる工具は...
画像上の7mmの六角レンチ。セット物ではお目に掛からないサイズです。(棒状のを持ってた筈が行方不明なので、今回ソケットタイプのものを新たに購入しました)
次にピストン戻し用の工具。 ふつうお馴染みなのは画像下左側の伸縮(平行移動)タイプながら... 後述しますがレヴォーグの電動パーキングはこれではピストンを完全に戻し切れません。画像下右側のピストンを回しながら縮めるタイプの工具が必要になります。(通販で税・送料込2150円で入手)
3
キャリパーを外す前の作業その1
まずはフルードがスムーズに戻るようマスターシリンダーのフタを緩めておきます。
次に、キャリパーとブラケットを結合しているスプリングを外しておきます。(画像は上側のみ外したところですが、上下両方とも外しておきます)
4
キャリパーを外す前の作業その2
ブレーキホースの中間クランプのボルト(画像上のオレンジ丸印)を外し、ホースがフリーになるようにします。
次に、キャリパー下部のコネクタ(画像下のオレンジ丸印)を抜いておきます。
5
キャリパーとブラケットを固定しているソケットボルト2本を外します。
ボルト頂部には防水防塵用の樹脂キャップが嵌まっているので取り外し、7mmの六角レンチ(ソケット)を用いてボルトを緩めます。
6
キャリパーが外せたら古いパッドを取り外し、ピストン戻しに取り掛かります。
電動モーター内蔵のせいでキャリパーがめちゃめちゃ重いため手持ちでは厳しいです。画像にあるような適当な高さの台に載っけたほうが作業もしやすいしホースへの負担も少ないと思います。
画像では通常タイプのピストン戻しを使ってますが、これで押し戻すことができるのは画像下の範囲まで。(これではまだ新品のパッドをくわえ込むだけの幅がありません)
7
ピストン戻し工具を取り換え、ピストンを時計方向に回しながらさらに戻します。回らなくなったポイントからは、再びピストンを奥へ2mm程度平行に押し込むようにすると、画像下のとおり完全な位置まで戻すことができます。
最初、この工程がサービスマニュアルからは読み取れず、ひとつ上の工程まで済ませたところで断念。元へ戻して、「SSM使わんとピストンをどうやったら完全に戻せるん?」 とディーラーに訊きに行きました。
ディーラーでも 「まだレヴォーグのパッド交換したことないんですよ」 とのことながら、「ピストンを回せばいける筈です。頑張ればラジオペンチでもピストンの切り欠きに引っ掛けて回せると思います」 との回答。
再チャレンジしましたが、とてもラジオペンチ程度では回せるようなものではなく、またまた断念。 次にディーラーに行った機会に 「あかん。固すぎて回らへんかった」 と告げると、いろいろ調べてくれたようで、「通販でも売ってるピストンを回すタイプの工具があればできます」 とのこと。
ここまできてギブアップして8000円の工賃払って交換依頼するのも悔しいので、通販で工具をゲットし、これ以降の工程を再々チャレンジした次第です...
8
参考まで新旧パッドの比較。交換時点で9200kmほど走ってますが、エンブレ多用派にしては減りが早いように思います。(歴代のクルマではこれほど減ったことはありませんでした)
巷で言われている「リアのほうが早く減る」というのもうなずける話かと思います。
あとは新しいパッドを装着したら逆の手順。
キャリパーを被せて固定ボルトを締め、樹脂キャップ装着、コネクタ装着、中間クリップ装着、スプリング装着、ホイール装着、マスタシリンダーのキャップを戻しブレーキペダルのポンピング、キーONにしてパーキングブレーキを作動/解除させて動作確認したら作業完了です。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク