将来の我が姿の様で、寂しく・・・悲しく・・・　そして、背筋の寒い気持ちでした・・・

こんばんわ・・・

お仕事の方も、お休みの方もお疲れ様でした・・・

私は、本日も何時も通り通常勤務でした・・・　仕事柄、重症患者様や、病状の良くない方の姿を見るのは日常茶飯事ですから、慣れてはいるものの夕方見た患者様には、有る程度思い入れも有った為か少なからずもショックでした・・・・・・

その方は、所謂脳出血による後遺症に長く病んでいる患者様でもあります・・・　　言葉は、不自由ながらも此方の言う事に関しては理解してましたし、私たちにも自分の伝えたい事を話してました・・・　　当然リハビリにも週に数度リハビリに来てましたし・・・　暫く姿を見ないと思っていましたら、案の定病状急変でした・・・　既に、言葉も出ずに目を開けてますが反応も・・僅かでした・・・・・　看護師の　｢○○さん。。。　解ったら、手を握って・・・｣　の問いかけに握り返すのが精一杯でした・・・　　この方は、ほんの数週間前迄は病院でもヤンチャ者で有名でしたが、とても皆に可愛がられていた方です・・・

残念ながら、家族の姿は・・・・・・　ありません・・・。そうです・・・　家族の大黒柱として働いても、病気になった途端掌を返す様に家族はその大黒柱でも有る、父親を捨てた訳です・・捨てたと言う表現は、不適切かも知れません・・・　家庭の事情もありますし・・・　しかしながら、この患者様の家族構成を知り尽くしておりますので、御本人が可哀想で仕方がありませんでした・・・

此れから、およそ一ヶ月間付属施設でも有る・・・デイ、ナイトケア施設で暮らされるそうです・・・　既に、御自分で食事を摂取する事は出来ませんし、着衣生活動作も全介助です・・・中心静脈持続点滴ＩＶＨが、患者様の此の先の予後を感じさせられましたね・・・　　移動のために、車まで抱えて行きましたが・・とても複雑な気分でした・・・　この方はまだ生きていますよ・・・　しかし、家族の姿はありません・・・・・　この方の姿を見ると、今の世の中を如実に物語っていますし・・・将来の我が姿の様で・・・寂しく・・悲しく・・・そして、背筋の寒さを改めて感じましたよ・・・・・・

ホント・・・　悲しいですよね・・・。