コロ衛門のブログ一覧

１９５１年式フェラーリ１６６Ｍです。
元はフェラーリのワークスカーでルマンにも出場した個体です。

今は関西某所にあり、今年の本場イタリアで開催されるミッレミリアに出場する
クルマで、すでにナンバーは国際ナンバーに変わっています。

こんな芸術品のようなフェラーリでもレース中はぶつけたりするんで、輸送中にできるキズも気にしないとのことです。
いや～、漢です。

今回はワタシの国際貨物輸送の見積と下見ということで、おじゃましましたが、
お互い無類のクルマ好きということで、すぐにお友達になりました。

まだ仕事は条件が厳しく、受注していませんが、クルマ好きとして
協力しましょうとガッチリ握手してきました。

348のインテリア、こんな感じです。

シフトパネルには穴開けて俗っぽいですが、小振りな跳ね馬エンブレムを購入、
模型屋で買ったガンダム用ペイントマーカーで真っ黒に塗って取り付けました。

いやー、内装はリフレッッシュというか下品に仕上がりました。

灰皿の部分はそのままですが、なかなかいい感じに出来たカナ？？

本日、スパイダーを引き取ってきました。

1月4日から今日まで40日間の入院となりました。

明細はまだもらっていませんが、タイミングベルトだけでなく（というか
タイミングベルト交換という言い訳にかこつけて）、いろんなところをリフレッシュしました。

引き取ってから、まず驚いたのがシフトの入りのよさ。
クラッチのレリーズの動き（戻り）が鈍くなっていたらしいのですが、これが
改善されたため、スパスパ入ります。
フェラーリのギアはあの独特のゲートと相まって入りにくいなんて、
思っていたけど、フェラーリに「ごめんなさい」って謝りたいくらいです。

エンジンは言うまでも無く、絶好調!!
どこにも立ち寄らず自分のガレージに直行したので、距離・時間共に
大して乗りませんでしたが、整備に出してよかったと思いました。

完調になったフェラーリは最高に官能的です。
世間では３４８は出来が悪く言われがちですが、本当に調子いい３４８に乗って
評価していただきたいものです。

キレイに仕上がったエアコンパネル。

ウキウキしながら、スイッチを付けていったら、そこには罠が。

イージーグラフィックス加工したパネルは塗装分だけ厚くなって、数個の
スイッチに干渉、押したら戻ってこない状況に･･･。

一個一個、ヤスリで削りますが、組み上げると何かの拍子で戻らなくなったり、
他のスイッチに伝染したり。

とにかく削りまくって、何とかうまく付きました。
しかし、こんなにスイッチごとに穴開けなくても･･･と、このパネルをマジマジ見るとフシギに思いました。
国産やドイツ車なら、こんな穴の開け方せずに、１つの大きな穴でそこにユニット丸ごと付けちゃいますよね。

こんなところにも、ムダというイタリアの美学（？）を感じました。

外注に出したセンターコンソール、イエローカーボン柄でイージーグラフィックス加工され戻ってきました。

ベッタリついた水性塗料も剥がしてもらった上で、加工いただいております。
シフトパネルのスイッチあたりは割れていたのですが、これもわからなくなりました。

２分割のパネルは、カーボンの織目まできっちりと合わせてもらいました。


発色はちょっとハデかなぁって受け取った時は引いてしまいましたが、素晴らしい仕上がりです。

ま、スパイダーだし、これくらいハデな方がいいやろってことで･･･。