
下取り交換でゲットした G10 。
生産終了モデルなので今さらという感じですが、デジモノのサイクルは短いですね。発売されてたった半年でディスコンです。私にとっては古いも新しいも関係ないので、底値で入手できて良かったです。
外観は一見レトロですが、ディティールはすごくモダンな造形です。モードダイヤル以外にも露出補正ダイヤルとISOダイヤルが付いているのが特徴で、撮影中に任意に手動で設定を変えられるのは良いですね。ダイヤル設定を変更するとパラメーターが液晶にも表示されるので、暗所での撮影でも困りません。

ワイド端(フィルム換算28mm相当)とテレ端(140mm相当)の比較。
夕方で暗くなりかけていましたが、このカメラの特徴でしょうか、明るめに写ります。
見た目と同じにしようとすると露出を−1補正する必要があります。

(左)1470万画素の高解像度を利用した、解像度が極端に低下しない程度にまでトリミングしてズーム効果を出す「セーフティズーム」を使用した、14倍の描写(392mm相当)。ISO200でも暗部のノイズが確認できます。シビアにみると細部が甘いかな。
(右)なんばParksで夜景撮影。オートホワイトバランスが白っぽくなりすぎるので、ホワイトバランス「太陽光」で撮影。これで見た目に近くなりました。

補正なし(左)/補正あり(右)の比較。
デフォルトだと午後7時すぎとは思えない明るさに写ってしまうので、露出を-1補正、ホワイトバランス「太陽光」に設定。補正後の方が自然に見えます。
白っぽく、明るく写る。これがこのカメラの癖のようです。

手持ち撮影で少しブレましたが、同じ露出でホワイトバランスだけ変えました。やはりオートホワイトバランスは白っぽくなるようです。右の「太陽光」の方が好印象です。

(左)淀屋橋ODONAのスペインBar。ISO400で高感度ノイズが多いのが気になります。
(右)向かいにある系列店のスパニッシュ・レストラン。ここでちょっと一服しました(^_^)

スモークされた豚足。ちょっとびっくり。ここから切り出した生ハムをいただきました。
さすが近距離での撮影では精細な描写です。

しかしここでもホワイトバランスが不自然に白いです。描写としては良いのですが・・・
描写傾向としては、
× 望遠の弱さ、高感度ノイズの多さ、露出オーバー傾向、ホワイトバランスの不自然さというネガは気になりますが、
○ 低感度での精細さ、高解像度、アナログ的操作感の良さ、金属筐体の高級感、コンパクトさという美点が際立ちます。
気がついたらほとんどの写真をワイド端で撮っていました。換算28mmというのはおいしい焦点域ですね。シグマやリコーの高級コンパクトがこぞってこの焦点域の単焦点レンズを採用しているのも納得です。
不満点も少々ありますがコンデジゆえの限界なので仕方ありません。これからデジイチと併用して活用したいと思います。
Posted at 2009/07/23 08:55:13 | |
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