
その橋にたどり着くと、わらわらと漂っていました。
ここには
何年か振りにやってきたのですが、以前と変わらずおりました。それは、本来は「シベリアやオホーツク海沿岸で繁殖して、冬季は温暖な日本などへの渡りを行い越冬する大型の渡り鳥」なのにも関わらず、通年を通してそこに居てしかも普通に考えれば、そこらで繁殖しているハクチョウなのであります。ただし、ググってみると、これはハクチョウと言っても北の国から飛来するオオハクチョウやコハクチョウなどとは違って、ヨーロッパ系のコブハクチョウという別の種類のようです。外来種がそこに勝手に定着しちゃったんですね。なーんだ、なんとかバスとかミドリガメと一緒なのか・・・。
さて、ここではハクチョウとしておきますが、以前に比べて格段に増えているような気がします。まあ、手賀沼あたりだったらいろいろと餌とかには苦労しないんだろうと思ってましたが、確かに全く苦労していないシーンに出くわしました。それは、餌を運んで来て撒いてくれるオジさんの登場であります。オジさんが橋の上に来ると、橋の向こうからハクチョウらが静々と隊列を組んで餌場まで進んできます。しかもオジさん、指笛ふいて遠くのハクチョウまで呼んじゃいました。気付いた橋のこっち側のハクチョウの群も隊列を組んでやってきます。それが急ぐわけじゃなくてあくまでも静々と進んでくるわけです。飛んでくれば早いのにとも思えますが、そこがハクチョウのハクチョウたる所以でしょうか(笑) 集合したハクチョウの群に対してバラバラと餌を投げ込むオジさん。こうやって彼らは保護されて生活を継続できるんだなぁと認識した次第であります。
夏休みを埼玉の自宅で過ごした私でありますが、自転車に乗ってどこかに出かる訳でもなく、日々だらだらと過ごしておりました。そこに、4Catsさんの「久しぶりに手賀沼に行きませんか?」という呼びかけをキャッチし参加させてもらったという次第です。広島への単身赴任する前に、一時期、茨城県は坂東あたりを集中的に自転車で散策した時期がありましたが、それ以前は、手賀沼から利根川あたりを走っていました。その時以来ですから本当に久しぶりであります。本日は、呼びかけ人の4Catsさんとティオさん、そしてブランニューのランドナーの試走を兼ねたIさんとの4人のパーティーであります。しかし、Iさん以外の3人は各所からトランポでの参集なのに、Iさんは試走を兼ねたとはいえ、東京の自宅から手賀沼まで自走されたとは流石です。トランポでも遠いなぁと半分嫌気がさしてた自分が恥ずかしいですね。
本日のコースのポイントは、以下の5つでした。
①手賀沼でハクチョウを見る。
②利根川の南に広がる里山の小道を走って大榎を見る。
③利根川を下って牛の放牧を見る。
④河内の和たやさんで天丼を食べる。
⑤利根川河川敷の飛行場で飛行機を見る。
このようにお楽しみが盛りだくさんの旅はいいですねー。
曇りがちな天候でしたが、それが却って暴力的な太陽から守ってくれたし、利根川を走る時はいつも邪魔してくれる風も、久しぶりだからか背中を後押ししてくれて助かりました。これだったらまた走ってもいいかと思っちゃうと次はいつも通り試練を与えてくれるから油断ならない坂東太郎であります。
出発前に、ブランニューの自転車をティオさんが確認中。

おおっ! チェーンが浮いてるぞ〜。
さて、出発しましょう。まずは手賀川を下ります。

ドラマティックな雲の広がる中スタートです。
ほどなく、私の好きな場所にやってきました。
この橋から水面を覗くと・・・・・

いました。いました。ハクチョウの大群です(笑)
残念ながら、向こうに見える橋は通行止めとなったらしいです。

しかし、この橋はなかなかいい味出してます。
しばらく橋の上であっち見たりこっち見たりしたると、通行禁止の橋に人影が・・・

え〜っ、それじゃ私も行ってみましょう。
ゼッケン10のオジさんが餌袋を持ってきました。

ハクチョウの一群はすでにスタンバイしてます。その上、ピィーっと口笛吹くと・・・

橋の反対側にいた軍団もこっちに向かってやってきました。
ちょうど今、「村上海賊の娘」を読んでるので、どうも気持ちが入ってしまいますね。
次は、我々の得意なパート、里山適当巡りのはじまりです。
ん?、ここは右、ここは左、と細い道へ細い道へと進みます。

蜘蛛の巣の波状攻撃には、魔法の杖で立ち向かいます。魔法の杖は高級なアドホック(笑)
正面の真ん中の穴から転げ落ちてきてひと心地ついているところです。

すごい道だった(笑)
ここは、どっち? えーい、右手へ舵を切れ〜!

そして進んでいくと、畑の脇に大きな樹を発見!
これは、以前4Catsさんとティオさんが発見した大きな樹だそうです。

大きな樹はそれだけで旅の目的となりますね。
ググってみると、これは映画やドラマのロケに使われたそうです。さもありなん。
しかし、田んぼのそこかしこに電撃ショックが張り巡らされてました。

この辺りもイノシシが襲撃してくるんですね。
さて、次は利根川を下ります。この利根川の土手は空が広々としてとても走りやすいのです。

時折自転車ともすれ違いますが、それにしても密度は薄い。
もっと自転車走ってもいいかもですね。
成田の飛行場から飛び立った飛行機が上を飛んでいくあたりに牛の放牧場所があります。

以前見た牛の数に比べて、格段に少ないですね。時期的に食べられちゃった?
11時過ぎになったので、和たやさんに向かいましょう。

このあたり、太陽がギラギラしてきました。アチ〜。
和たやさんに到着。ちょうど良いタイミングで暖簾がでました。

わたしは、がっつりAセットをいただきました。
ここ河内のお米は本当に美味しいです。
さあ、天丼も食べたし、利根川を戻りましょう。
運命の午後の風向きは・・・・、おおっ!川上に吹いてる模様。
この利根川遡上は、川風の方向で運命を左右されます。インナーを使わざるをえない位の向かい風だったり、
追い風参考記録となっちゃうくらいの押し上げだったりで悲喜こもごもです(笑)
途中の道のりで、河川敷の飛行場に寄って行きましょう。
ゴルフ場の真ん中の道を横断して、河川敷に向かいます。

頭上を飛行機が飛んで行きました。
これで5つのポイントをクリアしたので、あとは帰るのみ。
橋まで戻ってきました。
盛りだくさんの見どころが楽しい1日でした。
夏休みの思い出をもって広島に帰りましょう。
走行距離 概ね70km
おっと! それから業務連絡
ダイアコンペのアーチワイヤは1本ありました。(これは綺麗)
6ピンのチェンリング(48歯)は、プロダイ型もルネパターンもいずれもありました。
いずれでも必要があればご用命ください。お待ちしております。わははははは。
Posted at 2016/08/14 12:47:30 | |
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