
どうも、計算が合わない。どうして川のこっち側に居るんだろう???
最初に左岸から入って、右岸に渡る。そして右岸を進んで、左岸に渡る、さらに左岸を進んで、右岸に渡る。そうやってジグザグに進めば最後は反対側に居るはずなのに、どうして最後にこっち側にいるんだろう??? 渡船を降りた待合の地図を見て振り返ってみたら、計画していた渡船ルートの間に、予定段階では気づかなかった渡船場があって、軽はずみな私はそれにホイホイのっちゃったのであります。そして最後になってやっと気づく・・・。渡船回数の勘定が合わずに反対側に来てしまったという間抜けな話でありました(笑)
2016冬シクロジャンブルに出かける為に、土曜日に広島からトラベゾーンを担いで大阪入りしたのであります。普段はビシッとしたスーツ姿(うそ!)で降り立つ新大阪の駅も、輪行袋を担いで降り立つというのもなかなか違和感があります。そして、いざ自転車を組み立てる為にも、いつもは使わない東口に降り立ったのでありました(笑)
今回は大阪の街中をぐるりと回ってやろうという魂胆であります。自分の足で回れば、大阪の街のだいたいの位置関係がわかりますし、水都大阪を満喫するために、渡船めぐりというのもいいじゃないですか。そして渡船巡りの中心となる木津川は、夏前に読んだ村上海賊の娘に出て来た川で、石山本願寺への兵糧入れの攻防が行われたところというのもちょっと気になったというのもあります。
大阪城も大河ドラマの関係もあって・・・って、まあいいや。ともかく色々と魅力的な大阪の街へ散策とでかけまショー。
本日のコースであります。

これは予定ではなくて実績(笑)
新大阪の東口に降りたら、そこはフリマの会場でした(笑)

いいね~、オオサカ!
淀川を渡ってあそこに行こう。

まずは、このゲートを見てと・・・
あーっ!渡れないじゃん!

地図で見たら渡れそうだったけど甘かった。
仕方ないのでちょっと戻って車道を通って淀川を渡ります。

空が素晴らしく青いね。
来たかったのは、毛馬閘門。

この、こうもんは開く事があるんですかね?
こちらは、古いこうもん。

閘門って、パナマのそれも同じだし、
我が埼玉の見沼の通船堀も閘門式になるんですね。
大川沿いに入ってくると、レガッタが下ってきました。

一漕ぎでスーッ、スーッって進むのが見ていて気持ち良いです。
川沿いを下っていくと、いつのまにか公園の中を進んでました。
遠くに見えた大阪城もだんだん大きくなってきました。
そして、大阪城公園に突入。

真田丸で見ていたお城のイメージとちょっと違ってたのがちょっと違和感ありますが
それは本末転倒というものです(笑)
しかし、こんなでっかい岩をみて、ついため息ついちゃいました。

①どうやって組んだんだ?
②どうやって運んだんだ?
③どっから持って来たんだ?
私がつい口に出してしまったのは、③だったかな。
うわっ!もっとでかいぞー。
山口の回天の島に行った時に、献上用の石を切り出してたとありました。しかしこの大きさは桁違い(笑)
その後、お城の周りを回ってどこまで自転車で行けるかと恐る恐る進んで見ると・・・

結局天守閣の直下までやって来ちゃいました。
普通、こっから先は自転車置いてけですよねー。さすが大阪城(笑)
天守閣の入り口まで登ってくると、かなりの高さです。

あっちは東だから、生駒山の方向でしょうか。
そして、さらに南下して、天王寺で西方向に進路を変えました。
四天王寺とか動物園とか見聞したかったのですが、時間も押してるので通過。
んで、出て来たのは通天閣。

このあたりも、かなりいい感じの街並みでしたね。
もっとゆっくりと散策したい・・・。
先に進むと、ちんちん電車が見えました。恵美須町駅に到着。

うーん、見ちゃったら乗りたいな・・・。こうなると自転車が足かせになるのが辛いところ。
しかし、今回は先に進もう。
これって、関西版のスポーツ新聞に広告が出てますよね・・・

私はずっとパチンコ屋だと思ってました(笑)
そして、ここからメインイベントの渡船場巡りであります。

右側に位置する木津川の渡船場を巡ってから、最後は天保山から、ユニバーサルスタジオ側に渡る予定でした。左岸の落合上からスタートです。これは待合にあった地図でありますが、事前に考えた時はこの地図じゃないので、まさか、落合下があったとは気づきませんでしいた。私は知らずに乗っちゃいましたけどね。バカ>自分。
落合上の渡船場のスロープであります。

基本は右岸に、船は居て定刻になると左岸までやって来て、右岸に連れて戻ってくれます。
川上から、水門が見えます。

水門ってなってますが、実際に門を閉める事ってあるのでしょうか?
ちなみに、渡船は大阪市が運行していて、渡船賃はロハです。
あった、あった、次はこれだ!

右岸から左岸にわたってきました。
しかし、プランにないのに、見つけた見つけた(笑)と安易に乗っちゃうのはどうよ?
まっ、いいや、次に行こー!

千本松渡船口の入り口は自動車で渡れる橋のふもとにあります。
下流になってくるにつれて川幅が広くなっていきます。

上流では、落合上と落合下の渡船も同じ時間に右岸から左岸に渡って、そしてお客を乗せて
再び右岸に戻ってくるというのをやってます。一本の川でシンクロしてるような感じしますね。
中山製鋼所のエリアに入ってきます。
私が会社に入った遥か昔、ここに仕事でやって来たんですよねー。

社用車の左側の窓に飛び込んでくるこの威圧的な光景を見てビビったのを覚えてます。
中山製鋼所の界隈を抜けて、木津川渡船場に向かいます。

ここは入り口から渡船の桟橋に下るところまでの距離が長くて、ちんたら走って居た私は、作業服にヘルメット(自転車用じゃなくて所謂ドカヘル)をかぶったお兄さんにすごい勢いで追い抜かれてしまいました。私も慌てて追っかけたのですが、出航ギリギリに飛び乗ってセーフでした。お兄さんありがとう。乗り遅れたら40分待ち。
ちなみに、ここより上流の落合上、落合下、千本松のそれぞれの渡船場は15分おきに行ったり来たりしてますが、ここ木津川だけは微妙に揺れてる時間帯だったので注意が必要ですね。
木津川最下流の渡船場で、なぜか、左岸に居る自分が理解できず・・・

上の橋まで上ってから渡るしかないか・・・と思ったが、登り口を間違えて違うところを結構走ったのでがっくり。作戦変更で、千本松渡船場まで戻ってから、もう一度渡船でわたって左岸に戻ろうという魂胆。
千本松で反対側に渡ったところで今日はもう降参と考えてましたが、地図を確認してみるともう一つ乗れそうです。

このように自転車で乗り込む人が結構います。渡船で渡って見るとわかりますが、渡る橋が近くにありません。
ちょっと渡船に乗って渡ってから、橋でこちらに戻ってこようというのはできません。だからコース取りはよーく考え流必要がありますね。
最後に渡った川は尻無川です。

これは、ナニワ銀輪堂さんの裏にある川ですね。
だったら寄りますか。

ナニ銀さんは奥の工房で、バリバリ働いてましたが、仕事の手を止めて私のつまらない話に付き合ってくれました。
そして、もう殆ど陽が落ちた大阪の街を新大阪に向けて走ります。

いくつも橋を越えて川を渡ります。これは大阪中央卸売市場のあたりですかね。
W氏のマンションに到着してから、氏の秘蔵の一杯を飲ませてもらいました。

これは、とても美味しかった!
しかし、1日の珍道中をしみじみと振り返るにはちょっとパンチありすぎ。
どかんと来た〜~~~。
走行距離 概ね50km