今日は勤務時間調整のため午後休み。昼飯もソコソコに保管場所である友人の所へエグザンティアですっ飛んで行った。
じっくりGSAを品定めして、詳しく状態を調べまくった。
内外装下の下、機関中の下といった感じだ。しかもこの車は明らかに部品取りにされたらしく、ウィンカーやスペアタイヤ、細々した部品が欠品だらけ、エンジンはかかるがアイドリングしない状態。超格安だけに文句も言えないが、個人で直すには時間と費用がかかり過ぎると判断し、路上復帰は断念することにして、私はGSAに乗ってるのではなく、GSAを持ってるだけということにした。
その後、事務所で三芳本部のT澤46本部長と定期連絡をしていて、ブレイクダンスする左MTエグザンティア(謎)の話で盛り上がり、30分程GSAから目を離していたら、目の前の駐車場をGSAが走っている姿が窓から見えた。電話を切り、GSAに近寄ってみると、友人がニコニコしなから運転席から出てきて開口一番
「キャブいじってたら、アイドリングするようになって普通に走るようになりました」
すぐさま私も動かしてみる。
「ウヒャ~!!!シトロエンのフラット4ってこんなにも素晴らしいのか!!雑味が全くなく、まるで電気モーターだ!!」
ボロンボロンのGSAは私に最高の感動を与えてくれた。もしかしたら、SMのマセラティエンジンを初体験したときより感動したかもしれない。
ボディーサイズ、エンジン、ハイドロニューマチック、散々シトロエン馬鹿やってきてGSAが自分に一番しっくり来ると気がついた。なんという遠回りだ。
とりあえず、頭を冷やすために工場長のMさんが担当しているSMのエンジン車載を手伝う。
無事ボディーにドッキングできた。しかし、これから知恵の輪のようなハイドロ配管を繋げなければならない。時より配管内部に残っているLHMが私の手や顔面に付着する。その都度、私はえもいわれぬ幸福感に包まれる。GSAにほだされ、心臓部全裸状態SMの体内に残留するLHMを浴びて、私の心と身体は洗い清められていく。
頭が冷えてくると、冷静な考えが湧いてきた。GSA修復は急ぐ旅ではないのだから、また違うGSAを見つけてきてニコイチという作戦もある。ゆっくりゆったりで行こうと思う。
シトロ炎という慢性疾患は血圧や血糖値と同じで、上手くコントロールしなければならないので、私は緑色の血で緑色の血を洗いながら生きて行くのだ。

Posted at 2015/04/03 00:14:44 | |
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