
最近、某国道254号線、および国道463号線付近から
「全然記事が書かれてない、面白くない」
とクレームがきたので、書きます!!(笑)
去る10月初旬、私は愛しのSMと共に友人メカニック工場に居た。2年越しの夢であるSMでのFBM参加のため、入念な点検を行っていた。
友人メカニック曰わく
「これほどまで点検して整備してもし途中でSMが息絶えたら呪われてとしか思えません」
と言わしめるほど徹底的にチェックした。
そして出発当日を迎える。
「ククッ!ボワン~」
アイドリングストップ付車のようなセルモーターの回り方でエンジン始動、いざ車山高原へ出発!
第1日目は、気仙沼~車山高原の中間地点である福島県白河市までの移動だ。
苦肉の雨天であったが、SMは快調に東北道を南下してゆく。100キロ程走ったところで雨足は強まり、豪雨になった。
高速ぶっ飛ばしで有名なプロボックスでさえ恐々走行している程の大雨である。
そんな中でもSMは普段と変わりなく走行していた。SMはただ冷やすだけのクーラーではなく、除湿暖房が可能なので車内はカラッとしている。そんな中、私の中で何かがはじけた。
「SM、全く問題ない。てゆうか、私がかつて運転した車の中で最も豪雨の高速道路で怖くない車だ!」
そこにかつて経験したことのないSMへの信頼感が加味された。もう怖いものは何もない!脳内から何かが分泌され、5速から4速にガチャンとシフトダウン、スロットルをじんわりかつ深く踏み込む
「ゴワ~~~~ん!」
SMは濃密に加速した。イエローバルブの黄色い閃光に照らされた営業車たちはすぐさま進路を譲った。40年以上前の設計であるミシュランXWXも抜群の排水性とウエットグリップでSMを支えている。
出発から2時間42分。297キロ離れた第1日目の目的地に無事到着した。
シトロエンは40年前にこんな奇跡のような車を作っていたのだ。
全身に鳥肌が立った。
宿にチェックインし、シャワーを浴び、早々にベッドに入ったが、全く疲労感がなく、そして興奮が覚めず全く眠れない。
なんとかかんとか策を講じて眠りについたのは明け方近くであった。
つづく
Posted at 2016/12/16 00:03:46 | |
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