[CBR250Four] 燃料タンク漏れの再処置について(浸透探傷検査デモと方針決め)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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電話越しに聞いた話では、2次業者さんから「再度のろう付け作業依頼」を断られた理由としては、
「左の画像(燃料タンクの裏側。向かって左側が車両フロント方向)のA部は小穴なので埋めることは可能だが、B部はクラック(亀裂)なので、どこまで処置すれば良いのか不明であるため(>意訳)。」
…とのこと。
そのため「外注に出すのではなく、修理ショップさんで板金はんだで埋めることを検討中。」とのことでした。
「それではクラックを可視化するため、当方の手持ちの浸透探傷検査剤をお持ちします。」と答えた上で、修理ショップに出向くことにしました。
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修理ショップに到着。
画像のA部(小穴)とB部(クラック)については、修理ショップさんで、やすり掛けにより表面の塗装を剥がしてある状態でした。
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まずはA部を再確認します。
やすり掛けにより、前回 小穴を発見したときよりも若干穴径が拡大していますが、板金はんだで埋めることが可能な穴径です。
(周囲に他の小穴が潜んでいる兆候もありません。)
こちらは処置するだけなので、特に大きな問題はありません。
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次は問題のB部(クラック)です。
タンク表面のやすり掛けにより、クラックが拡大しているように思われるため、「どこまでやれば良いのかクラックの実態が把握しづらい」とのことでした。
そのため「あくまでクラック範囲を判断するための一助となるものとして、このような浸透探傷検査剤がありますよ」ということで、当方が持参した検査剤でクラック可視化のデモを、その場でさせていただくことにしました。
いわゆる「カラーチェック」ですね。
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検査対象部位(今回は前述のB部)を脱脂して、周囲をマスキングしたうえで浸透液(赤色スプレー)を吹きかけます。
おおよそ5分間の放置後に、浸透液が乾いていないうちに拭き取りします。
その後、現像液(白色スプレー)を吹きかけると、クラック部分が赤色に発色するので、
・クラック(亀裂)の始点から終点まで。
・クラックは真っ直ぐに伸びているか?
あるいは枝分かれはあるか?の様相。
などの情報について、根拠をもって把握可能になる…という簡易的なデモをお見せしました。
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持参した浸透探傷検査剤については、そのまま修理ショップさんにお預けして、「自由に使っていただいてOKですので、クラック範囲の把握にお役立てください(あるいは使わなくても可です)。」とお伝えしました。
なお、板金はんだにより漏れ修理を行ったあとは、保険の意味合いで、さらにその上から「2液混合タイプのシール剤(※一つ前の整備手帳で既報)」を被せる措置を重ねることで、漏れリスクを低減させる…という修理方針で合意形成しました。
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