古河薬品工業(株)・(株)プロスタッフ・(株)ウィルソン KYK解氷スプレー(-40℃)・ProStaff解氷ショット(-35℃)・WILLSON超解氷トリガー400(-40℃)
・購入日: 2023年12月22日(KYK解氷スプレー) 画像中央
2024年01月02日(ProStaff解氷ショット) 画像左側
2024年01月03日(WILLSON超解氷トリガー400) 画像右側
■概要
ガラス窓用の解氷スプレーです。メーカー3社の主力3商品になります。いずれもプラスチック容器から手動で噴霧するタイプのスプレーです。対応温度は-35℃~40℃となっています。
■特徴
スペックを書き並べてみると、各社各様の特徴が見えてきます。まず、アルコール成分を含む点は各社で共通ですが、プロスタッフ(解氷ショット)だけは植物性アルコールを使用しており、「第四類アルコール類 危険等級II」の表示がありません(KYKとウィルソンには有り)。
また、成分にシリコーンを含有するもの(KYKとウィルソン)は、ガラス面のコーティングによる再凍結の防止を謳っています。プロスタッフは非イオン系界面活性剤が含まれています。なお、ウィルソン(超解氷トリガー)はアルコール類95%と高濃度で弱酸性となっており、塗装面への注意書きがあります。
その他、ノズルがOFF/ストレート/ワイドの3段階になっている点は各社で同様です。生産はプロスタッフが中国(企画は日本)、KYKとウィルソンが日本です。
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古河薬品工業(株)
名称:自動車用解氷剤
商品名:KYK解氷スプレー(-40℃、500ml、中性)
品番:22-040
成分:アルコール類、シリコーン
日本製、第四類アルコール類 危険等級II
※撥水シリコーンがガラス面をコーティングして再凍結を防止
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(株)プロスタッフ
名称:自動車ガラス用解氷剤、洗浄用(塩カル除去)
商品名:ProStaff解氷ショット(-35℃、400ml、中性)
品番:F-46
成分:エタノール(58vol%)、非イオン系界面活性剤
中国製
※ノズルはON/OFFだった旧モデルから、OFF/ストレート/ワイドに改良
※植物性アルコール使用(「第四類アルコール類 危険等級II」の表示無し)
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(株)ウィルソン
名称:自動車ガラス用解氷、撥水剤
商品名:WILLSON超解氷トリガー400(-40℃、400ml、弱酸性)
品番:02053
成分:アルコール類95%、シリコーン
日本製、第四類アルコール類 危険等級II
※特殊シリコーンによる撥水効果で再凍結を防止
※塗装面に直接液が付いた場合は直ちに拭き取ること
■インプレッション
かつて解氷剤はスプレー缶(筐体が金属でガス圧で噴射するタイプ)を使っていましたが、マイナス環境下ではまったくスプレーできずに役立たず(缶が凍って圧がかからない)だったことから、以降はもっぱら樹脂容器のスプレーを使っています。
スペックからは、プロスタッフさんが独自路線を歩んでいることが分かります。アルコールを植物性としていますが、恐らくその分のコスト高を中国生産とすることで抑制しているのでは…と思います。ウィルソンさんがアルコール類95%とは少々驚きました。塗装面への影響に言及しているのも(この3社では)同社のみ。
このようにスペック上は各社各様ですが、プロスタッフさん(解氷ショット)はノズルの切り替えにペイント表示が無いので、OFF/ストレート/ワイドの切り替えが読み取りにくいです。その他、実際の使用勝手はどんぐりの背比べ…というのが、素直な感想です(>失礼!)。消耗品なのでコスパで選べば良いかと思います。
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容器裏面の成分表示や使用上の注意書き。左から順に、解氷ショット、解氷スプレー、超解氷トリガー。
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KYKの解氷スプレー。容量500mlビッグサイズ。持ち手のグリップに滑り止めスリットがあるのは親切。
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切り替えノズルの表示(閉/ストレート/ワイド)に白色印字が併記され、ひと目で分かりやすい点も好印象。
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液性は中性。ガラスコーティング車にも使用可能との記載あり。シリコーン含有で再凍結を防止する成分設計。
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KYKはメーカーの古河薬品工業さんの省略形。読みは「ふるかわ」ではなく「こが」です。一応、念のため。
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プロスタッフさんの解氷ショット。パッケージに「塩カル除去」と謳い、「植物性アルコール」も強調される。
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切り替えノズル拡大図。樹脂の浮き出し文字で「×/直噴/拡散」とあるが、色印刷が無いので読み取り困難。
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ノズルがワイドモードのときの塗布範囲を示すタグ。ここでも「塩カル」を洗浄する成分あり…をアピール。
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液性は中性。エタノールは58vol%。用途に「洗浄用」と明記されている(塩カルによる白残りを抑制)。
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ウィルソンさんの超解氷トリガー400。他社と「かぶらない」商品ネーミングを選定する作業も大変ですね。
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超解氷トリガー400の切り替えノズル。印は大きく読み取りしやすい。4面で3モードなので「×」が重複。
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注意点が赤文字記載されますが、青い背景に赤文字では読み取り困難につき改善が望まれる。液性は弱酸性。
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(参考)プロスタッフさんの解氷ショットの新旧比較。左が旧モデル、右が2024年の初売りで購入した品。
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(参考)左の旧型は切り替えノズルが三角形。右(2024年型)は四角形。共に型文字のみで印字色は無し。
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(参考)左が旧型、右が2024年の現行型解氷ショット。表示もQRコードを記載してアップデートされた。
購入価格 | 1,639 円 |
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入手ルート | 実店舗 ※KYK解氷スプレーはAmazon543円、ProStaff解氷ショットはイエローハット2024初売り598円、WILLSON超解氷トリガー400はジェームス2024初売り498円。3点合計1639円。 |
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