備えあれば憂いなし

　
　ここに登場した後輩の話。

　彼は会社の後輩で、趣味が同じバイクということで休みが合った時は一緒に走りに行ったりしています。

　今から数年前、日光から金精峠を抜けて草津まで走りに行ったときの話しですが、５月の連休明けで冬季閉鎖が解除された場仮の頃で、道路は完全ドライでしたが路肩にはまだ雪が残っているような状態でした。

　ヘルメットにインカムを付けて話しをながら、彼が前で私が後ろを走っていました。彼は青森出身なので、雪解けの道には砂があって滑りやすいということをよく理解していると思ったのですが、こちらが見ていてもちょっと早いなと思うぐらいのスピードでコーナーに入っていったと思ったら、案の定後輪が滑って行くのが見えました。次の瞬間、インカムから
「あ～、ダメだ～(;｀O´)o」
と、彼の断末魔の叫びが聞こえ、彼は転倒してしまいました。

　普通の人なら大怪我をしてもおかしくないような転倒でしたが、柔道有段者（当時は３段でしたが、今は先生をしています）の彼はうまく受身をとったので、肘を擦りむいた程度で大きな怪我をしませんでした。
　
　それに比べ、昨年末に転倒してこんなことになった私は・・・。

　バイクに乗る方、柔道の受身は絶対覚えたほうがいいですよ。