無念

昨日、ポストの中をのぞいたところ喪中のハガキが入っていました。差出人は高校の時の同級生（男）で、亡くなったのはその奥さんとのこと。この夫婦、馴れ初めは中学の時の同級生なので、亡くなった奥さんも私と同じ歳でした。

以前大病を患ったんですが、その後は健康そのもので完治したと思っていましたが、残念ながら先月末に亡くなったとのことでした。

皮肉な事に、亡くなった日が１０周年目の結婚記念日だったそうです。

ハガキを見てすぐに電話しましたが、こちらに気をつかってか声はいつもと変わらない感じで話していましたが、かなり落ち込んでいたのが分かりました。

彼のすごいところは、以前奥さんが病気になった時に「かみさんに後悔させてはいけない」と思い、かみさんのやりたいことは全てやらせてあげるようにしていたということです。ここ数年は貯金を切り崩して年収以上のお金をかけて旅行や遊び（夫婦でバイクレースをしていました）をしていたそうで、万が一「余命○年」と宣告された時は、仕事を辞めて奥さんのそばに付いていてあげようと思っていたそうです。私が彼と同じ立場だったら、果たしてそこまでできるだろうか。


無念。


これからまだまだやりたいこともあっただろうし、やり残したことも沢山あったと思います。人生８０年といわれるこの世の中で、半分も生きられずに亡くなってしまうなんて、本人にとっては本当に無念だったと思います。

○美さん、安らかにお眠りください。合掌。