ラッキーウイングのブログ一覧

前回の続きです。

８月３日（日）

この日は釜石から三陸鉄道南リアス線の始発列車に乗るため午前５時に起床しました。泊まっていたホテルの窓から撮った写真がこちら

津波に流された建物があったのか空き地が多かったです。

コンビニで朝食を買ってから駅に行くと、三陸鉄道の車両が待っていました。


車体には支援を受けたクウェートへの感謝の言葉が書かれていました。


釜石発午前６時１０分の始発列車に乗って、最終日の旅がスタートしました。

南リアス線は非常に景色が良かったんですが、海の方を写真に撮ろうとすると昇ってくる太陽の日が逆光になってしまい一枚もまともな写真が撮れませんでした・・・。

終点の盛に着いて大船渡線BRTに乗り換えました。


ここから気仙沼までは線路のあったところを舗装してバスを運行しています。

釜石も津波の被害を受けたところでしたが、大きなビルも建っていてかなり復興しているように感じましたが、BRTの車窓から見た景色はかつてここに街があったのが信じられいような何もない景色でした。

奇跡の一本松で有名な陸前高田の街は山から土砂を運ぶベルトコンベアが設置され、海外の鉱山で使われる様なダンプカーが走っていました。


バスは途中で避難された方々が住む仮設住宅の横を何度か通り過ぎ、それを見る度に震災はまだまだ終わっていないと感じました。



気仙沼からは列車に乗り換えて、一ノ関に向かいます。この日も天気はよく、山の緑が綺麗に見えたんですが、写真は全く撮っていませんでした。

一ノ関から東北本線に乗り換えて、小牛田に到着。ここでは車両基地でイベントをやっていて、車体に石ノ森章太郎の漫画キャラクターが描かれた車両が止まっていました。


小牛田で乗り換え、仙台に到着。ここで昼食に駅弁を購入しました。

仙台と言えば牛タンなので牛タン弁当にしようと思いましたが、なんか海のものが食べたい気分だったのでうにめしにしてみました。

仙台から福島までは快速仙台シティラビット号に乗りました。ホームに入ってくる電車を撮った写真がこちらですが、
よく見ると乗務員室内に楽天のユニホームを着た方がいます。一体何故なんでしょう？

この電車で福島まで行き、福島で乗り換えて郡山に到着しました。ここで磐越東線→常磐線か水郡線→常磐線で帰るルートも考えましたが、なんかすごく疲れていたのでこのまま東北本線で帰ることにしました。

黒磯で快速の上野行きに乗り換え、座れたのでこのまま上野まで行こうかと思いましたが、当初の予定通りに浦和で京浜東北線に乗り換え、南浦和で武蔵野線に乗り換えて西船橋を目指すことにしました。

南浦和の駅で西船橋方面行きの電車を待っていると、ホリデー快速鎌倉が入線してきました。


折角の特急型車両に乗らないのは勿体ないので終点の南越谷まで乗車し、南越谷で普通電車に乗り換え、無事に西船橋に到着し、この旅が終わりました。


西船橋では一度改札を出て、駅前にある“かいざん”でラーメンを食ってから“日本一高い電車”に乗って自宅へと帰りました。

今回の旅は五能線に乗ろうと思い計画を立てましたが、どうせならと三陸鉄道にも乗車してきました。

３年前の東北ツーリングの時は直後で、バイクで被災地に行くのはなんとなく失礼な気がして通りませんでしたが、今回列車やバスで被災地を状況を見て、一度バイクで行ってじっくり見た方がいい、報道だけでは見られないものを実際に自分の目で見てみたいと感じるようになりました。

現地に赴き、そこで食事や宿泊をするだけでも被災地への支援につながるような気がします。

８月の終わりから夏休みを取る予定で、バイクで九州方面に行こうかと考えていましたが、今は東北の被災地に行くことも考えています。

もし被災地に行くようであれば、もっとじっくり見てきたいと思います。

この日の移動距離　６０５キロ

３日間合計１８２３キロ

終わり